Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

Mother 第1話  *感想*

2010-04-15 | 春ドラマ(2010)感想
* Mother 「児童虐待からの脱出 渡り鳥になった二人」 *

面白かった。見応えたっぷり・・・。
NHKの「八日目の蝉」と同じように 女が子供を誘拐し逃避行を続けるストーリーと 
母性とは何かといったことを視聴者に考えさせるような このドラマ。
2日続けて同じようなテーマのドラマが放送されることは 何だか不思議でならないし
2日も続けて 重い内容のストーリーを見ることには 少々抵抗を感じていたのだけれど
第1話を見た限りでは「Mother」の方が断然面白かったと思う。

まずは何より 怜南を演じる芦田愛菜ちゃんが素晴らしい。
可愛らしい顔とは対照的な大人びた口調と ふにゃっとした笑顔は とにかく可愛いのひと言。
その愛らしい顔で 虐待を受ける少女の思いが痛いほど伝わってくる繊細な表情も見せるものだから
第1話の最初から最後まで 怜南の魅力にすっかりやられてしまった感じ。
好きなものを記したノートとハムスターだけを心の拠り所としているような様子 
二人きりの気まずさを解消する方法を奈緒(松雪泰子)に教える様子
考え付く限りのメニューを挙げて 母が料理上手だと嘘をつく様子・・・などなど
印象に残る怜南のシーンが ストーリーのいたるところに散りばめられているのが素晴らしい。
寒空の下 ゴミ袋に入れられた怜南を 奈緒が発見したシーンから
怜南が赤ちゃんポストのある札幌に行きたいと うわ言のように訴えるシーンにかけては 涙無しでは見られないし 
これほど重ねて 怜南の愛くるしい魅力と彼女の置かれた悲惨な状況を見せられると 
半ば衝動的に怜南を誘拐することを決意する奈緒の思いにも 何かしら共感が持ててしまう。

奈緒の同僚の若い教師の描き方も とても良かった。
死んだアヒルに宛てた手紙を 子供たちに書かせろと奈緒に命じるわりには
子供達の書いた手紙を その後どのように扱うのかといった考えは全く持っていなかったり
虐待だと大騒ぎするわりには 本で読みかじった知識のみで問題を処理しようとしてみたりと
空回り気味の熱血感 表面的な正義感が漂う彼女の様子は 見ていてとても面白かったと思う。  

どこか肝の据わった逞しさと知性を感じさせる奈緒には好感が持てるし
どうやら奈緒自身も母親との間に確執を抱え そのうえ彼女には何やら謎もありそうだし
記者の藤吉駿輔(山本耕史)が奈緒の行く先にどのような影響を与えていくのかも興味深いし・・・
次回以降のストーリーも とても楽しみになってきた。

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