FBI機密文書に記されたUFOに関する9つの重要メモ「異次元からの来訪者が来ている」
FBI(米連邦捜査局)が、自らのウェブサイトで公開している機密指定解除文書が話題だ。かつて地球上にやってきたUFOとその乗組員のエイリアンは、遠い星からやって来たのではなく、別次元から来たというのである。 ■機密指定が解除された1947年の「重要メモ」とは? CIAやペンタゴン(米国防総省)の機密文書となれば、いったい何が書かれているのか夢が膨らむ(!?)が、FBIの機密文書というのはイ...
FBI(米連邦捜査局)が、自らのウェブサイトで公開している機密指定解除文書が話題だ。かつて地球上にやってきたUFOとその乗組員のエイリアンは、遠い星からやって来たのではなく、別次元から来たというのである。
■機密指定が解除された1947年の「重要メモ」とは?
CIAやペンタゴン(米国防総省)の機密文書となれば、いったい何が書かれているのか夢が膨らむ(!?)が、FBIの機密文書というのはイメージ的になんだか大人の汚い世界突きつけられそうな感じがして、あまり見たい気持ちにはならないかもしれない。
しかし昨今、FBIが同ウェブサイトで公開している機密指定が解除された文書の中には、思わず胸を躍らせるようなロマンに溢れるものがあるようだ。その最たるものは1947年7月8日に報告された「重要メモ」である。
FBIのウェブサイトによれば、1947年はアメリカ全土で数多くの“空飛ぶ円盤”が目撃されたという。当時設立されたばかりの米空軍では、その最初の仕事としてこれらの“空飛ぶ円盤”を極秘に調査する部署が設けられ、その報告書がFBIにも届けられていたのだ。
1947年から1954年までのそれらの“空飛ぶ円盤”に関する報告書は数年前に機密指定を解かれ、FBIのウェブサイトで公開されることになった。現在はPDFファイルとしてダウンロードすることも可能になっており、UFO研究家の間では通称「ufo1.pdf」と呼ばれている。ではこの69ページにも及ぶufo1.pdfではどんな報告がなされていたのか。
■“空飛ぶ円盤”についての正確な情報とガイドライン
文書の中でも特に目を引くのが22ページ目の「重要メモ」である。1947年7月8日の日付が記されたその報告書は、いくつもの学位を持った元学部長という匿名の人物によって執筆され、著名な科学者や航空・軍事分野の重要人物、政府官僚、少数のメディアに向けて報告されたものであるという。あくまでも一方通行の報告であり、特に意見などを求めるものではない。
報告書の内容は、収集した情報などから“空飛ぶ円盤”の特徴を浮き彫りにしたものである。科学的には否定されて当然の事柄ではあるが、執筆者にとってこの報告は公共的な責務を果たすものであったということだ。
当時は“空飛ぶ円盤”についての懸念が深刻になっており、近いうちに円盤に攻撃されて地球が滅びてしまうのではないかという噂もはびこっていたという。これがさらに国際的な疑惑を深め、民衆をパニックに追い込む事態も想定できることから、“空飛ぶ円盤”についての正確な情報とガイドラインを策定することが求められているとしてこの報告書が作られたのだ。ではいったいどんな“ガイドライン”が記されていたのか。
■“来訪者”は宇宙人ではなかった!
1. 搭乗員がいる円盤もあれば、リモートコントロールされている無人機の円盤もある。
2. “彼ら”のミッションは平和的なものであり、地球のどこかに腰を落ち着けて定住したいと考えている。
3. 彼ら“来訪者”は人間に似た姿をしているが、サイズが大きい巨人である。
4. 彼らは地球人の親戚ではなく、彼ら独自の別世界を起源とするエイリアンである。
5. 彼らの“出身地”は我々が知っている惑星のどれでもない。我々には知覚できないが、すでに地球を浸しているエーテル体の母星から来ている。
6. 我々の世界の振動率と濃密物質の環境に入り込むことで、彼らも円盤も自動的に物質化する。
7. 円盤はある種の放射エネルギー砲か光線銃を装備しており、攻撃してくるどんな宇宙船でもいとも簡単に殲滅する。彼らはもちろん意のままにエーテル世界に戻ることができ、我々の追跡を逃れ視界から姿を消す。
8. 彼らの起源は宇宙空間にあるのではなく“Lokas”や“Talas”と呼ばれる世界に該当する。
9. おそらくラジオ無線では彼らと通信できないが、もし有効な信号システムが開発できればレーダーを使って交信できるかもしれない。
ここで指摘されている“空飛ぶ円盤”とその“搭乗員”は、意外なことに宇宙人ではないということだ。“エーテル世界”といういわば別の次元から来ていて、我々の想像をはるかに越えた存在であり、攻撃したり排除したりするのはもってのほかということになる。執筆者の意図としては、この後にこの“ガイドライン”を一般の人々にも知らせ、来るべき“未知との遭遇”に備えさせようと考えていたのだが、望みに反してその後公開されることはなかった。しかし機密指定解除というかたちで現在、こうして一般の目にも触れられるようになったのは皮肉というべきだろうか。このufo1.pdfをはじめとする公開されたUFO機密文書の研究にも引き続き注目していきたい。
興味あり
<月>誕生諸説、決め手なし 巨大衝突説に矛盾→複数衝突説
【図説】これまでどんな説が?新設とは? 諸説の詳細
●岩石の組成から
「これまでの起源説には矛盾があったが、我々の説はそれを克服できる」。イスラエルのワイツマン科学研究所などのチームは1月、英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に新説を発表した際、こう強調した。
これまでの説とは「巨大衝突説」を指す。地球の直径の約半分にあたる火星ほどの大きさの天体が原始地球にぶつかり、飛び散った両者の岩石やガスが地球を回りながら寄り集まって月が形成されたとする考え方だ。コンピューターシミュレーションで確かめるなど1980年代から科学的に検証され、最も有力な説とされている。
ただ、説明できない大きな弱点がある。月ほどの直径の衛星ができるような角度や速度で大きな天体が地球に衝突すると、飛び散る破片はぶつかった方が多くなる。計算上は月の岩石の由来は7~9割が衝突した天体、残りが地球のはずだ。しかし、米国のアポロ計画で持ち帰った岩石を調べると、組成は地球とほぼ同じ。新説を発表したチームが指摘した「矛盾」はこれを指し、巨大衝突説が決定打となっていない理由でもある。
●20回衝突可能性は
巨大衝突説が、大きな天体が地球に1度だけ衝突して月が誕生したと唱えるのに対し、1月の新説は、地球の質量の100分の1程度の天体が複数回衝突して形成されたとする考え方だ。
1000パターンのシミュレーションを検証した結果、小天体が何度もぶつかるうちに地球の周りに岩石などで輪ができ、やがて小さな衛星が20個ほど形成。さらにそれらが融合して一つになる様子を再現できた。現在の地球と月の状態によく合うという。
ぶつかる天体が小さければ、地球の表面から飛び散る岩石の方が圧倒的に多くなり、月が地球と同一組成を持つ。巨大衝突説の矛盾は解消できたが、東京工業大の玄田英典特任准教授(惑星科学)は「計算上うまく説明できても、実際に20回も好条件の衝突が起きる可能性はあるのか。その点を割り引く必要がある」と冷静にみる。
月の起源を巡り、これまで▽地球とは別の場所で誕生した天体が、その後地球の重力とガスに捕らえられた「捕獲説」▽衝突なしに遠心力で地球から分離したとする「分裂説」▽地球の周りで独立してできたとする地球との「双子集積説」--もあった。しかし研究が進むに従っていずれも否定されるようになった。
●世界で探査計画
決定的な起源説を組み立てようと、各国は月の探査計画を進めている。日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2007年9月に月周回衛星「かぐや」を打ち上げ、地形や元素分布など多くのデータを得てきた。20年には月面に無人探査機を送る計画も立てている。有人探査は米国では民間企業、中国では国として目指す計画もある。
調査拠点となる有人の月面基地を国際協力で建設する動きもある。地震波を解析し、月の内部構造や中心部にある鉄分の量などが分かれば、研究が進むとみられる。また、クレーターができた時期を探れれば月の進化も分かるという。寺薗淳也・会津大准教授(惑星科学)は「探査機・はやぶさが小天体から持ち帰った岩石試料の組成などで太陽系成立の研究が進めば、そのころあった月誕生の謎解明にも近づけるだろう」と話す。
「人食いバクテリア」経験者だから語れる壮絶体験記 「“秒で”多臓器不全」 今も増える患者、予防策は?
それは、何の変哲もない「水ぶくれ」から始まりました。「人食いバクテリア」と呼ばれる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」に感染した私は、2日後、多臓器不全の危機に陥り、その進行の早さを身をもって体験することになりました。現在は治療法が確立しているこの病気ですが、2016年の患者数は492人と、過去最多を更新しています。思い出すだけで冷や汗が出る治療の日々……感染を防ぐためにはどうすればいいか? 専門家に取材しました。(朝日新聞デジタル編集部・ 阿部健祐)
【画像】「人食いバクテリア」から生還した男の診断書と、恐ろしい細菌のアップ写真
「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は「溶血性レンサ球菌」という細菌に感染することで引き起こされます。
この細菌の中には、主に子どもに感染して、のどに炎症を起こすことで知られているものもあります。実は、決して特別な菌ではないのです。
ただ、例外的に劇症化した「人食いバクテリア」は、一気に症状が進行します。感染すると、全身に細菌が回ります。
手足の筋肉が急激に壊死するほか、多臓器不全になることも。手足にある傷口から菌が入り込む可能性が考えられていますが、なぜ症状がひどくなるのかはわかっていません。
国立感染症研究所によると、2016年に報告された患者数は492人、現在の調査になった1999年以降で過去最高の数値です。
2011年以降は、200人前後でしたが、2014年に268人、15年に415人と患者数が急増。2017年になってからの1カ月ほどで36人の患者数が報告され、依然として注意が必要になっています。
患者数の多くは高齢者で、60代以上の患者数が7割近くを占めているのが特徴です。
私が「人食いバクテリア」にかかったのは2014年の秋、始まりは足にできた水ぶくれからでした。
水ぶくれは、慣れない靴を履いていたためなのか、親指にできました。アルコールで消毒をしましたが、なかなか治らず、次第に大きくなっていました。
1週間ほどして、いつのまにか黒ずんできた水ぶくれ。すると襲ってきたのが、急激な悪寒でした。
夜だったために、すぐに布団に入りましたが、熱はぐんぐん上昇。炎にやかれるような感覚に襲われ、体温を計ってみると41度近くに。冷たいシャワーを浴びても、全く冷たいと感じられないほど。ここまで「生命の危険」を感じたことはありませんでした。
翌朝になると、高熱から意識はもうろう。病院に運ばれて、すぐさま入院が決まりました。
全身に腫れが広がったほか、高熱にうなされました。腎臓や肝臓にも炎症が現れて、多臓器不全になりかけました。下痢もひどく、一人では立ち上げることすらできませんでした。
想像を超える進行の早さでしたが、点滴で注入した抗生物質が効いたため、4日後には高熱が下がり、ようやく一難が去りました。
結局、3週間以上、入院しました。退院直後は10分程度話すだけでもぐったりするほど、体力は地に落ちてしまいました。感染から2年半がたち、今は、人並みに働けるように回復しています。
今も思い出すだけで、身震いする「人食いバクテリア」の日々。日常からできる予防法はないのでしょうか? 東京女子医科大学感染症科教授の菊池賢さんに聞きました。
菊池さんは「人食いバクテリア」をこれまでに10例ほど診てきました。よく手足から感染すると言われていますが、菊池さんは「足の傷から感染するケースがほとんど」といいます。
家族と温泉旅行に行き、転んで足に傷を作った人が、骨は折れていないのに発熱に。気がつくと、足がパンパンに腫れていた、といったケースがあったそうです。
「手と違って、足のケアは放っておきがち。それが、足からの感染が多くなっている理由だと私は考えます。発熱したときは、症状が進んでいる段階。傷ができた時は乾燥させたり、すぐに消毒したりして、まめなケアを心がけてください」と語ります。
実は「人食いバクテリア」には、抗生物質のペニシリンが効果的で、治療法は確立しています。菊池さんは、できるだけ早く発症に気づいて、病院にかかり適切な治療を受けることが重要だといいます。
「とくに高齢者、中でも寝たきりや認知症の人は足のケアに目が向かない可能性があります。少しでも足の傷に気をつけてください」
健康な若者の突然死、3つの大きな要因とは 医師が解説
伴男院長によると、18歳以下の健康な男女の突然死の大きな要因として(1)ウイルス性感染症による脳症(2)突発性心不全(3)てんかんが挙げられるという。
(1)ウイルス性脳出血は、脳脊髄液を好むインフルエンザなどのウイルスが短時間で脊髄に達し、脳症を引き起こすもので一晩で死に至ることもある。(2)突発性心不全は「心臓のどこかに何らかの故障がある状態が下地になって起こる」場合が多い。心臓の血管が詰まる心筋梗塞や、冷たい水に入ったときに起こる心臓まひなどがあたる。(3)てんかんは、脳の神経細胞のリズムが突然崩れて発症する。脳に何らかの障がいがあることによって起こる症候性と、原因不明の特発性に分けられ、発症率は100人に1人程度という。
厚生労働省の統計によると、2015年に亡くなった15〜19歳の男女は1220人で、うち3人が突然死だった。