うさぴょん

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探査機「カッシーニ」

2017-04-25 08:02:36 | 日記

NASA、土星の輪のあいだから見える地球を公開 年内に消滅予定の探査機「カッシーニ」から撮影

 米国のNASAジェット推進研究所が、探査機「カッシーニ」から撮影された地球の写真を公開しました。土星の輪のあいだに位置する白い点がそれです。小さいなあ。

【白い点の左隣にある、さらに小さな白い点が月】

 発表によれば、土星からはその他の太陽系惑星がすべて太陽の近くに位置しているように見え、簡単にその姿を捉えることができるそうです。しかし、地球までの距離は14億キロメートルもあるため、くっきりとした土星の輪とは対照的に、地球は小さな点のように映っています。

 画像を拡大すると月も確認できますが、地球は白く輝く天体のような見た目のままで、青くは見えません。NASAジェット推進研究所は撮影時刻から(4月12日22時41分/アメリカ太平洋夏時間)、南大西洋が映っているはずだと推測しています。

 カッシーニは1997年に打ち上げられた探査機で、7年の歳月をかけて土星軌道上に到達。すでに燃料が尽きかけており、4月26日から土星と輪のあいだを22周し、至近距離から観測を行うのが最後の役割になります。9月15日に大気に突入し、土星上空で流れ星のように消える予定です。


心臓移植

2017-04-25 07:51:27 | 日記

心臓移植後、拒絶反応と闘う5歳児 両親は「1人が8人を救う。ドナー登録を!」

臓器移植は命のリレーであるとも言われるが、日本では諸外国に比べドナー(臓器提供者)登録が圧倒的に少なく、子供が心臓移植のために海を渡る例があとを絶たない。臓器移植の最先端を行くと言われるアメリカでも、95%が臓器提供に興味を持っているものの実際にドナー登録をしている人は54%に過ぎず、現在11万8000人が臓器提供を待っているという。ボストン在住の5歳の少年も、2か月ほど前は新しい心臓をひたすら待つ身だった。

先天性心臓疾患で生まれた時から入退院を繰り返してきたアリ・シュルツ君(5)は、米ボストンの子供病院で自分に適合する心臓が現れるのをずっと待ってきた。そして入院から211日目、アリ君はついにその日がやってきたことを両親から知らされた。

「新しい心臓が見つかったの? 今日おうちに帰れるの?」と嬉しそうに語っていたアリ君に、心臓が移植されたのは3月3日。手術は成功したものの、アリ君の本当の闘いはここから始まった。アリ君の両親はブログ「Echo of Hope」の中で、その思いをこう綴っている。

「臓器移植は手術をしたからといってそれで終わりではありません。拒絶反応、感染症、血管障害、薬の副作用など、リスクをあげたらきりがありません。そして何より、提供された心臓が持つのは約15年と言われています。15年後、医学が進歩してアリが大学を卒業する頃までに、“その後”の解決法が見つかることを願っています。もしかしたら、その頃には心臓を作ることができるようになっているかもしれません。拒絶反応や感染症を心配する必要がなくなるかもしれません。でも今はアリが最初の山を乗り越えてくれるのを祈るだけです。」

しかしアリ君の身体は新しい心臓に拒絶反応を示し、手術から19日目の3月22日、心停止の状態に陥った。小さな身体には30分ほどCPR(心肺蘇生法)が施され、生命維持装置がつけられた。その後は一進一退を繰り返したが、アリ君は諦めることなく闘った。そして4月15日、つけられていたチューブがはずされるとアリ君は機械に頼らず自分で呼吸ができるまで回復した。医師によると「状態は良好とは言えないが、安定している」とのことだ。

新しい心臓が停止した時、息子のそばで手を握りずっと励まし続けたマイクさんは、アリ君が生命維持装置につながれている写真をブログに投稿し、こうコメントしている。

「1年で約300人の子供が心臓移植を受けています。でもドナー数は圧倒的に不足しており、多くの子供が移植を待ちながら亡くなっていくのです。より多くの人にアリの闘う姿を見て欲しいのです。」

「アリは勇敢なファイターで、私たちに闘い方を教えてくれました。人の死と引き換えに行われる臓器移植に抵抗がある人もいるでしょう。それを承知で、私たちはある決意をしました。それは『より多くの人にドナー登録をしてもらい、アリのように臓器を待っている10万人の命を救おう』というものです。1人のドナーが臓器を提供した場合、最大で8人を救うことができます。つまり1万2,500人がドナー登録をすれば、10万人の命を救うことが可能になるのです。」

「アリが待機していた期間は約7か月(211日)でした。子供を亡くした家族が、限られた時間の中で臓器提供を決断してくれたことには非常に感謝をしています。アリの心臓はその子からの贈り物です。アリの隣に入院しているチェイス君はまだ2歳ですが、心臓を待ち続けてもう1年以上になります。待機の時間が長ければ長いほど、死のリスクは高くなります。現に、1日に22人が臓器を待ちながら亡くなっているのです。」

「もしあなたがドナー登録をしているのなら、みんなにこのニュースを拡散してください。ドナー登録がまだという人は、今すぐに行動を起こしてください。」

マイクさんのブログからは臓器移植ドナーのネット登録ができるようになっている。日本でもドナーの意志表示は、臓器提供意思表示カード、運転免許証や被保険者証への記入、さらにネット登録でも可能であるという。これをきっかけに、臓器移植についての理解がもっと深まれば…と願わずには言われない。


今のままがいい

2017-04-25 07:39:08 | 日記

16歳の結合双生児、分離手術望まず「私たちは今のままがいい」

2000年6月、カルメンさんとルピタ・アンドラーデさんは結合双生児としてメキシコで誕生した。両親は医師から「3日もてばいいでしょう」と宣告を受けたが、2人は肋骨の一部、循環系器官、消化器官、生殖機能を共有しながらも成長を重ね、16歳となった。『Hartford Courant』が伝えている。

それぞれが頭、心臓、2つの腕、肺、胃を持つ結合双生児のカルメンさんとルピタさんは現在、米コネチカット州ニューミルフォードで家族とともに暮らしている。最先端の医療を受けさせようと、両親は就労ビザを取ってアメリカに移住したものの、2人は「分離手術を受けるつもりはない」と言い切る。結合双生児は20万に1組の確率で誕生すると言われるが、そのほとんどが短命で分離手術の例が極端に少ない。

医師には「臓器を共有している2人の手術には危険が伴うが、このまま分離せず放置することは命に関わる」と告げられている。ルピタさんは脊椎が極度に湾曲しているために肺を圧迫し、肺活量が通常の40%しかない。今後神経系の障害はもちろん、呼吸に影響が出ることを医師は懸念する。

2人は物心ついた時からフィジカルセラピーを受け、立ち方、座り方、歩き方、バランスの取り方などを訓練してきた。2人が初めて歩いたのは4歳だったという。洋服は常に2セットを購入し、母親の友人が仕立てたものを着用している。カルメンさんが身体の右側、ルピタさんが左側をコントロールするが、お互いに助け合うことを忘れず、その息はピッタリだ。

現在、ノンウォ高校(Nonnewaug High School)で農業について学んでいる2人は「私たちは動物が大好きなの。将来は獣医か、畜産関係の仕事に就きたいわ」と夢を膨らませる。高校の授業は教科書を見つめるだけでなく、実習も伴い、もちろんテストもある。

2人が最初に高校にやってきた時、面接を担当したビル・ダベンポートさんは「はじめはどう対処していいのか戸惑いました。どっちが脚を動かしているんだろうとか、色々考えてしまって。でも2人と話しているうちに“2本の脚を共有しているティーン”というだけで、他の子とちっとも変わりがないことに気づいたのです」と振り返っている。

カルメンさんは「初めてあった人には『どっちがどっちだかわからない』と言われますが、私たちを長く知る友達は『2人とも性格が全く違うね』と言われます。それはそうですよ。私たちは全く別の人格ですから」と笑う。カルメンさんは社交的でよく話す。成績もよく、マスカラやアイラインなどのおしゃれも欠かさない。一方でルピタさんは大人しく、内向的。読解力に問題があるため、学校のテストも人とはちょっと違った形式で受けているそうだ。ちなみに化粧は全く興味がないという。

外出時には冷たい視線を注ぐ人やじっと見つめる人も多いというが、カルメンさんは「そんな時は、私たちは科学実験の失敗作なのって話しかけるようにしているの」とユーモアたっぷりに話すと、このように続けた。

「時々何を思ってか、私たちに突然お金を渡してくる人もいるわ。でもお金はきちんと返します。私たちは自分たちの身体を不憫に思っているわけではないの。ちょっと人とは違うだけ。2人で身体をシェアしていることで、精神的に支えあっているのよ。」

そして最後にこう語った。

「私たちはいつも一緒にいるから、離れ離れになることは考えられないの。分離手術によってお互いを失うリスクを負うよりも、寿命を全うしたいと思ってるわ。」

カルメンさんは現在、免許を取得するために父のトラックで運転の仕方を学んでいる。もちろん隣ではルピタさんが見守っている。免許が取れたら大きなピックアップトラックでアメリカ中の友人を訪ねてまわりたいそうだ