南極に堕天使が閉じ込められていることが“謎の重力異常”で判明か!? 禁断の聖典『エノク書』の記述と完全一致!
太古の昔、熱帯の楽園であったはずの南極大陸。今では、その表層の98%が分厚い氷に覆われた不毛の地となっているのはご存じの通りだ――。
■「南極に天使が閉じ込められている」
2006年、NASAは人工衛星を使った調査で、雪原の下に巨大な電磁気異常を検出したと発表した。重力異常が見つかったのは、凍結した地表から848メートルの深さで、直径は約243キロメートルにも及ぶという。科学的仮説は「かつて地球上から恐竜を絶滅させた隕石の約2倍の大きさの巨大隕石が落下し、直径483キロメートルの衝突クレーターの中央にとどまっているためでは」ということのようだ。
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しかし、これはNASAによる“優等生の模範回答”でしかない。ルーマニアを拠点とする陰謀検証サイト「Alien Policy」(6月17日付)は、この重力異常について「天使が閉じ込められている」からと大胆に推論している。これは3月14日にYouTubeのチャンネル「Israeli News Live」で報じられた「堕天使は南極大陸に囚われの身となっており、今なお生きている」が元ネタのようだ。
動画では、コメンテーターのスティーブン・ベン・ナン氏が興味深い考察を披露している。「最近、『エノク書』を読んでいて発見したんです。18章に、エノクは『昼と夜が燃えていた』場所を描写していますが、夏場の南極を示唆するようです。…
また、『7つの山脈』にしても、南極のセンチネル山脈を意味していると直感しました」(スティーブン・ベン・ナン氏)
■堕天使たちは発見されるのを待ち望んでいる!?
そもそも、『エノク書』とは何なのか? エノク書は旧約聖書のひとつで偽典とされることもあるキリスト教やユダヤ教についての文書のことだ。創世記第5章に出てくるエノクという人物が、天上~地上~地底をめぐる旅行記に、おびただしい数の天使が善悪に分かれて飛び交う一大スペクタクルとなっている。
話はこうだ。かつて200人の天使が地上に降り立ち、人間の女と異種交配したことで「ネフィリム」と呼ばれる巨人が誕生した。堕落した天使たちは人間に悪事を吹き込み荒廃させ、結果、殺し合いが始まり、自然の秩序が乱されたと伝えられている。そして、神の逆鱗に触れた悪の天使は天国から追放され、地上に墜落したというのだ。
ちなみに、エノクはノアの曾々祖父で、アダム以後から7代目に当たるという。彼は「堕天使」と、神の命により行動する「正義の天使」との諍いの調停役を担っていたようだ。また、エノクは「私は地球の果てで、天国の入り口が開いているのを見た」と記述している。これは、天使にエスコートされてたどり着いた地球内部から、地球の開口部を下から仰ぎ見た状態だと考えられる。そして「天国にも劣らない荘厳なパラダイス」を目撃したというのだ。
ベン・ナン氏の推理が正しければ、天使たちが堕ちていった先は、あろうことか南極大陸ということになる。さらに、エノク書の通りなら、現在でも堕天使たちは贖罪するために発見されるのを待ち望んでいることになるのだろう。
凍りついた堕天使は己の罪を洗い流し、再び天へと昇っていくのか。謎は深まるばかりだ。