ピンクの虹!キラウエア火山で珍現象 溶岩から立ち上る竜巻 ハワイ
ハワイのキラウエア火山で先月29日朝、溶岩流の上にピンク色の全円の虹が出現した。雨上がり直後とあって、溶岩からは水蒸気の筋が盛んに立ち上り、竜巻のように渦を巻いていたという。
これは、地元の観光ツアー「パラダイス・ヘリコプター」がプウ・オオ火口上空を飛行中にとらえたもの。ここは1983年の噴火以来、休むことなく溶岩を流出し続けている火口で、溶岩が太平洋に流れ落ちる「火のホース」が見られるカラパナ溶岩見学エリアとともに、ハワイ観光の目玉スポットだ。
朝のうちはどんよりした雨雲が空を覆っていたこの日、午前6時を過ぎたころに、雲の切れ間から朝日が差し込むようになり、東の空から次第に晴れてきた。ヘリコプターの進行方向を太陽光が照らし始めたとき、どこまでも続く黒い溶岩原の上に、真円の虹が出現した。七色というよりはピンク色が強い虹に見えたという。
March 29, 2018 Volcano Vortices from Mick Kalber on Vimeo.
雨上がりの溶岩流からは、何本も蒸気が立ち上り、強風にあおられて竜巻のように渦を巻いていたという。この間、わずか2〜3分。観光ヘリのパイロットのショーン・レジーさんとカルヴァン・ドーンさんもこんな光景にはめったに遭遇できないという。