今日の月は、雲もなくきれいな月でした
まるでつけまつ毛?珍しいファイヤー・レインボー出現!
米カリフォルニア州で今月、太陽が58度より高い角度のときにしか現れない「ファイヤー・レインボー」という現象が観測された。「虹の炎」というより、きゃりーぱみゅぱみゅさんのつけまつ毛のようだ。
この不思議な虹が目撃されたのは、サンフランシスコとロサンゼルスのほぼ中間に位置するピナクルズ国立公園。約2300万年の火山の噴火でできた先の尖った火山岩が絶景を作り出しているこの公園は、サン・アンドレアス断層の周辺で発生した地震によって、300キロ以上離れた現在地まで運ばれてきたという数奇な歴史を持つ。
そのピナクルズ公園で今月25日、レンジャー職員のジメネスさんが巡回中、ふと空を見上げると山の尾根のうえに虹色の羽根のような光の帯を目撃し、写真撮影に成功した。
これは大気光学現象の一種で、太陽高度が58度以上のときに、大気中の氷の粒に太陽光が屈折して見えるもので、気象用語では「環水平アーク」と呼ばれる。
通常の虹や、虹がまるい輪のようになるハロとは異なり、環水平アークは、太陽と同じ方向に現れる。また太陽の高さが58度以上という条件があるため、北緯・南緯55度以上より高緯度では無理だ。中緯度にある日本は、夏至をはさんだ前後に年に数回チャンスがあるという。