うさぴょん

思いのままにマイペースに進む

ポジテイブに!!

気になることを発信!<自分で読んでなるほど~!!>

増殖を抑え、抗体を増やす効果

2020-02-25 07:42:11 | 環境汚染

コロナウイルス「海藻あおさに増殖抑制効果」中部大が発見

 中部大学などの研究グループは、海苔などに使われる海藻のあおさにコロナウイルスの増殖を抑え、抗体を増やす効果があることを発見した。ヒトからヒトへ感染するコロナウイルスと、新型コロナウイルスの構造がよく似ていることから、同じ効果があると期待されている。
 
 中部大学大学院の林京子客員教授は、富山大学薬学部に在学中の10年前からあおさに含まれる「ラムナン硫酸」という多糖類が麻疹(はしか)やおたふく風邪、エイズウイルスなどさまざまなウイルスの増殖を抑制する効果について研究してきた。
 
 ヒトコロナウイルスの感染実験に使える動物がいないため、代わりにコロナウイルスと遺伝子構造がよく似たインフルエンザA型ウイルスに感染したマウスにラムナン硫酸を投与した結果、3日後にウイルス量が半減し、免疫抗体の量が1週間で約1.5倍、2週間で約2.3倍に増えたという。
 
 研究グループはこれまでの実験データから、ラムナン硫酸には、ウイルス表面を覆うタンパク質の膜が生体の細胞にくっつこうとするのを邪魔し、免疫細胞を活性化して抗体を生み出す2つの効果があると見て、今後は新型コロナウイルスを研究中の医療機関と協力して、ラムナン硫酸の効果を検証したいと考えている。
 
 治療薬やワクチンの開発には時間がかかるうえ、ウイルスの構造は変化しやすいので、せっかく開発したときには効き目がなくなっている可能性もある。これに対してラムナン硫酸は、ふだんから免疫細胞を活性化させる効果が期待されることから、ウイルスがやってきたときには素早く抗体を作り出すことができ、そのウイルスがどのような種類でも対応できるという特性を持っているという。


感染の抑制に向けた基本方針

2020-02-25 07:31:59 | 環境汚染

専門家会議「今後1~2週間が瀬戸際」 新型コロナウイルス 


新型肺炎の感染が拡大する中、政府は25日、感染の抑制に向けた基本方針を取りまとめる。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議・尾身 茂副座長「1~2週間くらいがクリティカルで感染があっという間にどんどん拡大してしまうのか、その感染拡大のスピードをある程度抑制できるのか、瀬戸際にあるという問題意識」
新型コロナウイルスの感染が相次ぐ中、24日午後9時から行われた国の専門家会議の緊急会見。
この席で、現在の国内の感染状況について、複数の地域で、いつどこで誰から移ったかわからない感染例が報告されており、ここ1~2週間が、感染が急速に拡大するか収束するかの瀬戸際だと強調した。
また、首都圏の医療機関の多くの感染症病床は、集団感染が起きたクルーズ船からの患者の治療のため、すでに利用されている状況にあり、今後、感染を心配した多くの人が医療機関に殺到すると、医療の提供体制が混乱するおそれがあるとしている。
こうした状況をふまえ、専門家会議は、感染を広げないために一般の人ができる対応を示した。
まず、風邪や発熱などの軽い症状が出た場合には、外出せず自宅で療養すること。
病院が感染が拡大しやすい場所であるとしていて、発熱しているからといって安易に病院に行かないよう求めている。
また、症状のない人も、食事会や飲み会など、対面で人と人との距離が近い接触が会話などで一定以上続き、多くの人々との間で交わされるような環境に行くことはできるだけ避けるようにとしている。
そのうえで、教育機関や企業などにも、集会や行事の開催方法の変更やリモートワークなど、できうる限りの工夫を講じるよう協力を求めた。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議・尾身 茂副座長「1人ひとりの感染を完全に阻止するということは、この病気ではできません。われわれの最大の目標は、感染の拡大のスピードをどれだけ抑制するかと同時に、今回、多くの人が軽症ですが、中には死亡する方がおられる。この死亡をどうするかということが最大の目標」
これを受け、加藤厚労相は「きょう、専門家会合の皆さんからさまざまなご意見をいただきました。いずれにしても、基本方針を固めて、あす、対策本部で決定する」と述べた。
さらなる感染拡大を防ぐことはできるのか。
政府は25日、総合的な基本方針をまとめる予定。