全国の小中高校に3月2日からの臨時休校を要請
安倍晋三首相は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、全国の小中高校と特別支援学校について、3月2日からの臨時休校を要請した。
首相は27日夕に首相官邸で開いた対策本部の会合で「何よりも子どもたちの健康安全を第一に考え、多くの子どもたちや教員が日常的に長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点から、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について来週3月2日から春休みまで臨時休校を行うよう要請します」と述べた。入試や卒業式を行う場合は、感染防止の措置を講じ、必要最小限の人数に限ることも求めた。
政府が25日に決めた感染拡大防止の基本方針では、今後の感染拡大防止策として、「学校などの臨時休業などの適切な実施に関して都道府県などから設置者などに要請する」ことを盛り込んでいた。
方針を受け、北海道教育委員会は26日、道内の全公立小中学校を27日から3月4日まで臨時休校とするよう道内の市町村教委に要請するなどの動きが出てきていた。
北海道で新たに13人感染確認 10歳未満も2人
北海道は新たに10歳未満の男の子2人を含む合わせて13人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。道内で新型コロナウイルスの感染が確認されたのはこれで54人となりました。
13人の内訳は、
▽オホーツク海側の地方の30代の男性2人と70代の男性、
▽釧路地方の60代の男性と40代の男性、
▽空知地方の40代の男性、
▽上川地方の10歳未満の男の子と80代の男性、
▽十勝地方の10歳未満の男の子、
▽桧山地方の30代と80代の男性、それに
▽渡島地方の60代の男性と40代の女性の13人です