雑脱集

日常の出来事を個人的見解で一方的に発言させて頂く日記

電気自動車の普及は現実的か?

2022-02-06 16:12:14 | 商品


以前の電気自動車を書いたとき
https://blog.goo.ne.jp/corrado-g60/m/201710

自動車会社が挙ってガソリン・ディゼール車の販売を止め、電気自動車(EV)へ移行すると宣言している。
地球温暖化対策(脱炭素社会)、化石燃料の枯渇を見越して...環境重視の会社イメージを先行させている。

電気自動車が普及しない理由の一つに充電スタンドの問題がある。
現在、ガソリンスタンドへ充電スタンド一つ増設しているところを見かける。
また、公共施設やサービスエリアへも増えている。

自宅での充電設備は新築でなければ工事が必要となる。
充電用コンセントには「200Vコンセント」、「100Vコンセント」があり、
「100Vコンセント」であれば外構になくても家から延長コードで引っ張ってくれば充電は可能です。
しかしながら、「100Vコンセント」は時間が掛かってしまうため、毎日の充電が必要となる。
「200Vコンセント」で10時間充電すると30kw充電できる。
「100Vコンセント」で10時間充電すると12kw充電できる。
日産リーフの充電容量は40kw、運転状況によるが走行距離は322Kmと言われている。
(充電池は充電回数が増えるほど充電時間が掛かり、消費が早い)

仮に充電スタンドが普及して現在のガソリンスタンドのようになったとしても充電時間に問題がある。
急速充電器(出力50kW)の場合、走行距離80km:約15分の充電が必要、走行距離160km:約30分の充電が必要、
一般的に5分から10分間の充電で40km走れるともいわれています。 
(車種によっては、走行中にエンジンで発電することにより充電できる機能もある)
ガソリン給油が満タンで5分程度です。現在の車は車種によりますが満タンで400Km以上は走行する。
30分充電は食事等で時間を潰す必要があり、5分充電では走行距離が短く、都度充電が必要となる。
これでは街乗りしかできない。

最低でも5分の充電で200Km走行が実現しないと実用的とは言えない。

自動車会社はこの現実を知っていながら...脱炭素社会を公言している。
全国、津々浦々車社会となった日本が過疎化による公共交通網の廃止、縮小が進む中で
充電スタンドの普及と充電問題を2030年までに解決できるとは思えない。

自動車会社は車を作ればいいと思っている。
今後の自動車社会の展望と合わせて社会インフラ(基盤や仕組み)を作る必要がある。

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