いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

サッカーは面白い

2014年06月17日 19時02分48秒 | いいことないかな
これまでのところ、コートジボワール戦での戦犯探しのようなことが行われているむきもあるが、大会後にしてあげてほしいな。選手たちも、ザッケローニ監督も、一生懸命やっているんだから。



まず、当方の記事で試合開始前に想像していたように、初戦の入りとしては守備を落ち着かせる、という一番の目的があったものと思われるので、采配ミスとかいうことは全くなく、むしろ順当であると言えると思う。

守備とフィジカルに優位な選手を選ばなければならないわけだから、ザック監督の目論見は割とはっきりしていたものと思われた。

最低限0-0で折り返せればいい、という判断であったのだから、1-0というのは望外ともいうべき結果であり、日本は作戦勝ちだったんですよ。ナイス、采配、だったんです。


ただ、向こうは、車で言えば日本より馬力のある、アメ車みたいな車であり、日本の方は小型車なんだから、出力勝負、加速勝負では簡単には勝てない。


で、相手の象軍団は、その馬力を生かして、白兵戦を仕掛けてきたんだわ。
何が何でも1点取る、という決死の覚悟で、なりふり構わず突っ込んできたんだわ。


守備陣はこれを耐えに耐えた。
相手は、将棋で言えばみたいな、強力な駒を持ってるわけ。ドログバは、そういう存在なんだ、ということ。これを増援として送り込んできたわけだ。


日本には、大駒はない。
みんな、金とか銀とか桂馬とか香車とか、そういう小駒系のチームなんだわ。


大駒の攻撃をはね返すには、矢倉とかそういう陣形が必要なんだな。


で、相手から決死の白兵戦を挑まれて、そちらの防戦に気を取られている隙に、ボウガン部隊がサクっと大将首を射止めたようなもんだ。大駒の攻撃ではなかった、ってことだな。まるで香車の空き王手に刺されたようなものだ。


日本は、白兵戦を挑まれたのが、将棋でいえば端攻めみたいな、数を一点に集中して狙われたような局面だったんだ。それが、「左サイド」ということだな。


端攻めを狙われたら、端の物量を強化して「受け切る」か、別の筋からの反撃で速度勝負で上回るか、ということになる。試合の選手数は相手と同じ数なのだから、相手が優位な人数になっている場所があれば、当然味方の数が優位な場所というのは必ずできている。そこを衝くかどうか、だ。



日本に大駒がない、ということは、ボクシングで言うところの「カウンター狙い」しかないわけで、相手のパンチが繰り出されたところをタイミングよく反撃パンチを返すしかないんだな。ヘビー級ボクサーならば、一撃の威力が違うから、ドカンと一発でダウンを奪える。日本は、そういうボクサータイプではない。


相手の力を利用して、カウンターパンチで仕留めるしかないんだ。
足を止めてパンチの打ち合いになれば、ウェイトの重い方が大体有利。パンチ力のある方が勝ってしまう。

日本が象軍団に負けたのは、カウンターパンチで先にダウンを奪ったが、その後カウンターを放てず、相手パンチを食らってダウンした、ということだ。アウトボクシングができなくなったから、だ。象軍団は日本から2度ダウンを奪った後、徹底した守りを固める亀作戦に切り替えて、カウンターパンチを受けないようにしたということだな。


受け切るか、攻め合いに活路を見出すかは、その局面による。
ただ、重量級の相手と足を止めての打ち合いは、避けた方がいい。

距離を取って、相手にパンチを打たせないと。
ただ、パンチは飛んでくるわけだから、それを食らわないようにしないといけない。


日本には小駒が揃ってるんだから、手筋で攻めないといけない。それは3手一組のようなものだ。飛車や角とは違う攻めがあるはず。


攻撃的にいく、というのは、試合中ずっとパンチを打ち続けろ、ということではない。
相手は必ずパンチを打ってくる。

攻撃される時間もある、ということ。
こちらが打ち続けるばかりの試合なんてあり得ない。


攻撃的なサッカーとは、全部を攻撃することではない。
受けもある。
何も真正面から突っ込んでゆくファイタータイプのボクシングだけが、ボクシングではないのと同じ。

相手が体力と重量にものをいわせて接近戦に持ち込んできた時、華麗にひらりとかわすステップもボクシング。気持ちは、強く持て。けど、戦況に合わせて対応することも必要。


相手との距離やタイミングを計る、それも必要。
重要なことは、的確なパンチを繰り出すこと、自分の有利な戦いに持ち込むこと、だ。



スペインも、イングランドも、ポルトガルも、ウルグアイも初戦負けたよ。

メッシでさえ、W杯で初得点を挙げるまで5試合か6試合くらいかかったんだよ?
今大会のクリスチアーノだって、イニエスタだって、ルーニーだって、無得点なんだよ?


世界的ビッグネーム――つまりは龍や馬のような駒――でさえ、無得点で終わる、それがW杯だ。
そう簡単ではない、ということさ。


日本なんて、特別だったわけじゃない。
そういう普通のことの一部だ、ということでしかない。
誰だれが無得点は全然ダメ、みたいな話にはならない。


野球のシーズンだって、全部の試合を勝とうというのはほぼ無理だ。
負ける試合もある。
だが優勝という目標は必要だし、それを達成しなければならない。


サッカーの試合中も同じ。
全部を一本調子で攻め続ける、というのは無理な話。
そうではなく、攻めるところ、間合いをはかるところ、呼吸を整えるところ、そういう流れがある、ということだと思うんだ。


相手が優位な場所があれば、どこかに必ず空きがあるはず、だ。
左が攻められたなら、左に味方戦力を補強するか、反対側にボールを回して相手の攻めを外すか、だ。それとも、空きを攻めるか、だ。


攻める姿勢というのは、相手の多い場所に無謀に突っ込めという話ではない。

相手陣営の弱点を探し出す作業も含めて、ということである。
自陣の陣形が整うまで待つことも攻めの一部であるはずだ。


空振りのパンチばかりを出すことが重要なのではないはず。
意味のあるパンチ、ヒットさせる為の作業、それを考えるべき。


単に、采配ミスでもない。
むしろ、称賛されてもいいはず。途中までは思惑通りの展開で試合を進めたわけだから。


ただ、相手の気迫と決死の怒涛の攻撃が、見事に当たった、ということだ。


相手パンチのよけ方が、他にも知っていればよかったな、ということはある。
正直に行きすぎた、ということかと思う。


ブロックするだけではなく、スウェーとかダッキングとか、色々とあるし、クリンチだってある。
そういうようなものだ。


大事なのは、自分自身の悔いを残さないこと。
これまでやってきたことを信じて、できることをやるんだ。自分ができること。


たとえ負けたとしても、悔いなく全力だったなら、相手を称賛すべし。




2014W杯~コートジボワール戦

2014年06月15日 09時38分55秒 | いいことないかな
いよいよ、この日がやってきましたね。


兎に角頑張ってもらいたいです。


先発メンバーが発表となったそうです。

>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140615-00000012-ism-socc


大迫、長谷部、森重が先発と。

前半は守備陣を落ち着かせるという意味で、長谷部投入だろうか。
とりあえず、コートジボワールの勢い、スピード、個人技などに対抗するべく、体力消耗を考えてのことだろう。相手の足が止まって来た時の、遠藤の威力、ということで後半勝負ということではないかな。

山口は行ける所まで行け、ということか。恐らくマンマーク気味について、潰し役に徹することになるのではないか。そこまで走れるかどうかだな。


体力消耗がかなり激しくなることが予想されるので、途中投入の選手に期待がかかる。
日本の作戦としては、体力勝負、走り勝負にかけた、ということかな、と。




残念でした。
惜しい試合を落としましたね。


前半の先制点で、無失点で折り返す、というのは、作戦通りの展開だったろうと思います。

ただ、縦のドリブル突進を幾度も受けていたことで、コートジボワールの2点が生じたと言ってもいいかもしれません。

守備陣は、かなり頑張って防いでいました。
何度もピンチをしのいでいました。


しかし、サイドからの早いクロスに対処することが、ほぼできてなかったということです。相手が攻め手を変えてきた、ということでもあります。


それで、同じような形で失点してしまいました。
あの、速いクロスに合わせられるスピードとDFを振り切って抜け出せる身体能力は凄い、ということだろうと思います。


遠藤は、攻撃にタメを作って、ボール保持時間を長くしようということを優先して投入されたと思いますが、日本の攻撃にタメを作るということと、足を止めてスローダウンするということは違うということです。

日本は、スローダウンが、攻めも守りも受け身になってしまったのだと思います。
ペースをつかむには、ボール回しを早くして、相手を走らせる、動かす、ということだったはずなのですが、足を止めてしまったのは日本だったように思えます。


また、雨が激しく降って、ボールの重さの感覚も狂っていたのかもしれません。転がり具合、タッチの感覚というものが、雨で濡れて重くなったフィールドとか、ボールの重さ感触なんかが違うものとなっていたのではないかな、と。

エリア内で最後の一手が、勝負にいってもよいと思う場面が幾度かあったので、思い切りよくプレーしてもらってもいいかなと思います。


敗戦は残念ですが、勝つために最善を尽くすよりないと思います。

頑張れ。



スペインの悪夢~13日金曜日

2014年06月14日 09時43分12秒 | いいことないかな
スペイン対オランダという、一次リーグ屈指の好カードは、昨年決勝カードとは思えないような無惨な結果が待っていた。


スペインにとって、まさしく13日の金曜日が現実の悪夢と化した、W杯の幕開けとなった。
恐らく、このようなスコアは誰も予想し得なかっただろう。サッカーとは不思議なスポーツだ。


あのスペインですら、守備崩壊ということが現実に起こってしまうのだから。信じ難い光景と言ってもいいだろう。決して実力がないわけではない。優勝候補と目される実力がありながら、このような結果を招いてしまうことがあるのだ、ということだ。


スコアが1-1までは、スペインが優位に試合を進めていたように見えた。
幾度かの決定的チャンスをものにできず、オランダのカウンターを食らって、ロッベンの個人技で勝ち越し点を奪われた。彼のようなスピードのあるアタッカーの攻撃に弱いのは、日本の守備陣も同様だろう。


オランダはスペインの攻撃をはね返すべく、最終ライン4人とその前に4人くらいは常に配置して、スペースを消していた。あれを突破するのは容易ではない。ラインは高く保ちつつ、前で守備をして、カウンターにつなげる、というのが実践できたのはオランダだった。


日本は、スペインの敗戦から学ばなければならない。


2点目を取られてからというもの、スペインはスペインではなくなってしまったかのようだった。
歯車が狂ってしまったことで、信じられない凡ミスと集中力のないプレーとなった。気落ちしてしまうのは仕方がないが、そこで更なる失点を重ねてしまった。


苦しい状況になった時、態勢を立て直し、リズムを取り戻せるか、そこはチームの精神力にかかっているだろう。リズムを失ったスペインは、自分たちが自分たちではなくなって、無惨な結果を招くことになってしまったのである。ペースを取り戻せぬまま、敗戦してしまったのである。



次の試合までに、気持ちを切り替えられるだろうか?


どこまで自分たちを信じることができるか、そこにかかっているだろう。



W杯日本代表のこと~足に当たってゴール、アレレ??

2014年06月08日 11時49分01秒 | いいことないかな
何年か前の、あの時を思い出したよ。

アジア杯ヨルダン戦だ。


マーヤの足に当たって、シュートコースが変わり、まさかのナイスゴールとなってしまったシーンさ。

2011年だったよね?

あの大会の時にも、ヘンなミスから失点とか、面白プレーとか、退場とか、色々と見せ場を作ってくれたわけだが、不思議とチームは団結して優勝まで辿り着いたんだな。


負け試合濃厚だったヨルダン戦では、ロスタイムに劇的同点ヘッドをマーヤが突き刺した。
あの大会でも失点が痛い、というのはあった。
が、勝ち上がったのは、ツキもあったが故。


実力も必要なんだけど、勝つにはツキも必要。
そして、昨日の試合がツキはあった、ということだと思うよ。


反省と修正は、これから。
本番で、しっかりできればいい。



あと、ちょっと注意すべきと思ったのは、自分か味方が追いついていて、守れそう、とか、思う瞬間が油断や隙が出来てる感じ。味方の姿を視野に入れて、安心してはならない。注目すべきは、相手選手の動きだ。
味方の動きに過信は禁物。


思ってる以上に、相手選手のスピートがあったり体の使い方がうまかったりして、マイボールと判断したのが、想定外で相手ボールにされたりすることが時々ある。


ボールと相手との間に体を入れて防げる、とか思う場合でも、実はやられていることがあるように思う。
なので、自分がボールに先に追いつけているなら、ボールのクリアを重視すべき。安全に行かなければならない時こそ、外に出すのをためらわない方がいい。自分が触ってもいいので、まず出そう。


コーナーを与えるのは確かに痛いのだが、失点するよりはマシ、と考えてみよう。セットプレーは全部が決められるわけではないから。

不用意かつ安易に相手選手が多い場所でショートパスを前に繋いだりしないこと、体を入れて守れるというのを過信しないこと、まずはボールに行くことを最優先、あたりを気を付けてみては。


一度サイドに蹴り出して、流れを止めるとか陣形を整える為に時間を稼ぐとか、それでもいいし。
コーナーを恐れて、相手に決定的チャンスを与えるべきではない。



本番が近付いてきて、ドキドキします。
ああ、どうしよう。




サッカーW杯日本代表の強化試合のこととか

2014年06月07日 13時22分01秒 | いいことないかな
今の日本代表チームは過去最強の呼び声高いので、日本国内でも期待は大きいだろう。


過度な期待は禁物ではあるものの、ぼくは何となく行けるような気がしている。面白いチームだし、可能性を感じさせるチームだから。ポカも多いだけどさ(笑)。



直前強化試合を連勝で飾るとは、中々だ。

ただ、いずれも先制点を与えてしまって、逆転勝利だったというのは気がかりだ。
しかも、失点の仕方がちょっとエアポケット、みたいな感じだし。

守れそうな気がしているのに、球際でついうっかりやられてしまって、シュートまで持ち込まれてしまった、というような。


けど、展開的には、今日の試合も面白いものだった。
普通、3-2で勝つだろ。というか、それで勝てよ、と。

なのに、そこから失点、しかし、逆転サヨナラっぽく大久保のロスタイム決勝弾とな。魅せ過ぎだぜ(笑)。劇的勝利ではあった。




まあ、相手に先にアドバンテージを与えて2点を差し上げてみた、と。
敢えてね。


逆境に日本のチームを追い込んだんだ、敢えてね。
メンタルを強化する為にね。


そして、目論見通りに3発で逆転に漕ぎ着けたんだ、と。
しかし、そこで集中の緩みをチェックするべく、土壇場で同点に追い付かれてみたんだ、敢えてね。


そんなわけないか。


攻撃陣の踏ん張りは、素晴らしい。
あとは、守備陣の奮起が期待される。


DFの人数を少なめにして、敢えてFWにタレントを揃えたのは、今のチームには合っているのかもしれない。ザッケローニ監督は、「1-0勝ち」のような試合運びをこのチームには求めるのを止めた、ということなのだから。それゆえの、2点獲られたら3点獲る、3点獲られたら4点獲る、という攻撃重視のプランだから。


ここ2試合はそれを体現したと言ってもいい。

が、守備の安定は勝利には必須である。
本番までに、ちょこっと修正してもらえればと思う。


あとは、体調に気を付けて、頑張って下さい。

臆せず、怯まず、気負わず、でも、熱く戦って下さい。



ちょっと追加:


香川は元気になって良かった。本田も、段々と調子を上げてきていると思うので、日本のエースとして活躍してくれることを期待している。有言実行男の本領発揮を願っているぞ。

遠藤は、たぶん最後になると思うので、ベテランらしくチームを引っ張っていってほしい。
ここぞの一本、パサーの力を見せてくれ。



男女メダル獲得おめでとう~世界卓球

2014年05月04日 23時10分32秒 | いいことないかな
まず男子。

ドイツに負けたのは残念だったけど、若い丹羽くんと松ケンくんの成長・活躍は好材料。
今後も期待できる。メダルに手が届いたのは立派。


女子はかなり厳しい試合だった。
準々決勝も苦しんだが、香港戦もシビれた。第3戦の平野さんの試合はハラハラだった。
驚異的な精神力と粘りで、逆転した。
あれがなければ、最終まで回ってしまうことになるので、相当なプレッシャーだったろう。
愛ちゃんがいない中、勝負所でチームの勝ちを呼び込んだ。

エースの佳純ちゃんは、エースらしく2つ勝って決めた。

決勝、思い切りやって下さい。
頑張って。


おめでとうございます。


羽生くん躍進のワケとは

2014年02月15日 13時36分18秒 | いいことないかな
本当によかったです。おめでとうございます。
日本全国が待ち望んでいた、金メダルを遂に獲得しましたね。


まさしくニューヒーローの誕生です。


この金メダルの原動力となったのは何か、という点について、自分の感じたことをメモしておきたいと思います。


チャン選手がミスなく完璧な演技だったならば、金には届いていなかったかもしれませんね。そういう点では、ラッキーもあったと思います。五輪では、運も味方につけないと、なかなかメダルには届きませんものね。羽生くんはとても立派でした。


今期の大躍進の理由として、一つ挙げるとすれば、やはりショートプログラムの選定、これに尽きると思います。これが大成功を導いたものと思います。


勿論、ジャンプなどに代表されるように、技術的安定性とか技術向上といった面もあるとは思います。が、元々の技量は備わっていたので、それが今期は飛び抜けて上達した、という程でもないような気がします。もっと別な面での成長が感じられました。


よくぞ、あのショートプログラムの選曲、振り付けをやったな、と思いました。基本コンセプト、ということでもあるかもしれません。


羽生くんは、元から、どちらかと言えば「線が細い」「華奢」「繊細」「中性的」といった雰囲気があったと思います。年齢的にも、少年っぽさが残っており、体の柔軟さも相まって、多くが年長の外国選手の男性的な力強さとは、一線を画していました。


ところが、今期のショートは、敢えて「より男性的」という部分を強調したものとなっていました。
選曲からして、まずそうです。意外性のある曲でした。
そして振り付け。
曲に合わせて、とても男らしさを出していたと思います。


まさしく、少年から大人の男性へと羽ばたいた、というイメージでした。あどけなさのある羽生くんが、男性の魅力を存分に発揮して、これまでの繊細さに加えて、男らしい力強さをスケートで表現していました。まるで王子さまと呼ぶに相応しい感じでした。


これによって、表現力がとても豊かになったように思えます。本当に脱皮したのです。
淀みのない、滑らかな滑り。
男っぽく、スピートとキレのあるスケーティングと演技。
そして、得意のジャンプ。


これらが申し分なく噛み合ったのが、このショートプログラムであったと思います。
その演技がノーミスであったこと、団体戦からの成功イメージと完成度、そして羽生くんの気持ちが伝わる演技。

この結果が最高得点を叩き出したものと思います。これがあったからこそ、フリーでのミスをもカバーして、金メダルに手が届いたのだろうと思います。



前回のバンクーバーで、真央ちゃんに何故あの選曲だったのか、ということは、羽生くんの成功を見れば、何となく理解できるように思えます。強敵を上回るには、何らかの工夫が必要なのだ、ということです。しかも、相手は表現力が長けている。そういう時、演技の幅を広げてゆくには、これまでのベビーフェイスキャラが全く逆の「ヒールを演じる」、というくらいのチャレンジが必要になることもあるのかもしれないな、と。



羽生くんは、これが成功したものと思います。
あの曲と演技を選んだコーチ陣は勇気があったと思えます。素晴らしいの一言です。
羽生くんの良さを引き出すことに成功したのです。


チャレンジしなければ、皇帝や王者にはそう簡単に勝つことはできない。勇気ある決断とチャレンジが実ったと思います。



本当におめでとうございました。




デビスカップ~ベスト8の快挙

2014年02月02日 16時16分01秒 | いいことないかな
遂に、遂に、日本男子テニスの歴史を変えました。


>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140202-00000033-jij-spo


本当に、長かった。
これまで、錦織が上位入りしてきてからも、ダブルスの勝利が難しかったが、今回は貴重なダブルス戦の勝利を手にした。

これでグッと勝利に近付いたんですよね。


おめでとうございます。



勝つべき試合に負けた日本~イタリア戦

2013年06月20日 18時21分34秒 | いいことないかな
試合展開から言えば、勝って当然の試合を落としてしまった。

良い試合だったが、ここで勝たねばならない試合に負けたというのが事実であり、厳しい言い方だが、負けは負けだ。惜敗だろうと、大敗だろうと負けは負けで同じだ。ここで立ち止まって満足しても仕方がない、ということ。



今朝は、非常にスリリングな試合を見せてもらって、仕事前に気分が悪いはずもなかった。
内容的には、各段に良くなっていたことは確か。


強さとは何か?

勝てる試合、勝ちゲームを確実に落とさず勝てる力を持つ、ということだ。
強豪国は、殆どがそう。


4点目が遠かった。
圧倒的に攻めていた日本。しかも、あと僅かという、惜しいチャンスを逃し続けてしまった。
野球で言うところの、ピンチの後にチャンスあり、を実行したのは、イタリアだった。

追い詰められていたイタリアは、確実にワンチャンスをものにして、点に結び付けた。
これが、強い、ということの証。


日本には、まだ勝ち切るだけの力は備わっていない、ということだ。
そこが、今日の試合の勝敗を分けた部分ではないか。


今後、強豪国の仲間入りを目指す以上、勝ちパターンにハマったら、それをものにして、勝ち切るだけの実力が求められる。


良いチャレンジだった。
あと一歩、というところまで迫ったが、やはり、ほんの僅かだけ届かなかった。

4点目が取れなかった、そのことが敗北に結びついた。
可能性は感じさせたものの、実力はまだ及ばない。


この負けの借りを返そう。

悔しい、ということ、そのこと自体が、日本の進歩を表しているだろう。


かつては、日本は戦う前から、「どうせダメだろう、だってイタリアだもん」という気分があった。ところが、どうだ。今では、本当に勝とうとして、互角以上の戦いを見せてもらえるようになった。
日本は進歩したんだ。
勝てる力を蓄えてきたからこそ、悔しいんだよ。


惜しいかな、あとほんの数センチ、届かなかった。
この差を詰めていけた時、日本には飛躍チャンスが待っているだろう。
夢物語ではないところまで、近付いてきたのかもしれない、ということだ。



サッカーW杯出場決定~豪州戦

2013年06月04日 21時28分57秒 | いいことないかな
とりあえず、おめでとうございます。

ちょっと、内容的にはどうなんだ、というのはあるけれども、最後の最後まで攻める姿勢を保ち続けたことが、PKを呼んだものと思います。


皆さま、お疲れさまでした。
まずは、祝福ですね。けど、反省材料はまだまだいっぱい…本大会に向けて更なる向上が必要ですね。



facebookのザッカーバーグってサバンナ高橋?

2013年02月22日 15時22分04秒 | いいことないかな
以前からふと思っていたんだが、似てないか?


>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130222-00000028-jij_afp-sctch.view-000


つーか、サバンナ高橋の名前が分からんくて、ググらないと思い出せなかった。


>http://matome.naver.jp/odai/2134729010099827201


やっぱ、くりそつだろ。


オバマのモノマネする芸人よりもはるかに、素で似てるだろ。


今後、ザッカーバーグをみかける度に、芸人の顔が思い浮かぶことでしょう(笑)。



ケンコーコム、ウェルネット、楽天は採用試験で面接するな

2013年01月13日 14時13分22秒 | いいことないかな
ホントさあ、言い分として理解し難い部分があるわけだよ。


でも、彼らの意見にも一理あるから、彼らは自らそれを実践してくれればいいんだよ。


そこで、昨日もちょっと書いたけど、3社はネット活用を散々謳っていたので、今後、採用試験では二度と面接するな。


ケンコーコムの採用状況は不明だが、しつこく1次面接、2次面接と、何遍もご足労頂いて採用しているみたいじゃないの。アホか。


>http://career.keipro.net/japan/kenko_com



なんで、ネット活用しねーんだよ、ハゲ。
試験も、チェックシートも、全部ネットでできるだろ、ボケが。顔写真だって、メール添付で送ってもらえば済むだろが。それなのに、何で直に面接する必要があるんだ、っての。


お前らは、ネットで十分把握できる、と言っただろうが。どうして、そういうネット術を活用せず、いちいち面接会場に本人を集めるんだよ。笑うわ。


楽天の三木谷って、やっぱ、タダ者じゃないな。社内公用語に続いて、採用試験も変えてくれや。ネット販売ができないのはおかしいといって、怒鳴ったんだったか、机を叩いたんだったか忘れたが、昔、そういう騒動があったやに記憶しているがな。

楽しみだわ、採用方法の変更が。
一切、面接禁止な。



でも、本人にいくつか質問をしてみると、分かることもあったりするんじゃないですかな?
質問は、メールでもできるし、ネット上でもできるわな。
だが、普通の人間は、判断材料とするのは「その人」全体の様子ということでしょう?

表情だの、声の調子だの、態度の変化だの、統合的な情報として人を観察するんじゃないですかな?
それとも、発言内容に矛盾があるとか、ウソがあるかどうかは、相手の答え方によって、質問をほんの少し変えてみるだけで、見破れるものがあるはずでしょう?


特に、専門家の立場から、相手がどう言っているか、ということを確認しようとする場合には、質問技術というのがあるでしょう。例えば病状と当人の希望が合っているかどうか、聴取した内容にウソ(思い違い、言い方が不正確等々も含む)がないかどうか、などを判定するのは、いくつかの質問のやり取りからでしょうが。


精神依存の場合、使用しない方がいいものはたくさんあるし、本人の思いこみや情報を間違って持っている、という部分もあったりするわけだ。そういう相手の過誤につけ込んで商売するのが、メリケン式ビジネスの根本だったりする。利用者、需要者などの失敗や落ち度によって、稼ぐわけだよ。銀行手数料なんかが、いい例だったんじゃないのか?


薬物もそういうのに似ており、間違う人は常に損するようにできているんだわ。これを、間違わない方向に、と先導するのが専門職の人の役割だろう。

だが、営利目的ということになると、中々それも難しくなるわけだ。
どうてもいい訴えに対して、付加的にビタミン剤やドリンク剤を勧めたり、より利益率の高い商品を選択させたりするのも、「売る技術」ということで会社の評価が上がってしまったりするかもしれない。


患者さんの為になるかどうか、が一番大事なのに、当人にとっては飲まない方が利益になるとしても、売る側になれば「安易に売る」ということになってしまいがちなんじゃないですかな。

それは、薬屋が儲かる仕組みとしては、間違い易い連中に「自己責任で判断させ」、薬物を掴ませてから金を毟る、というビジネスモデルなんだ、ということさ。根本的には、覚せい剤や麻薬ビジネスと何ら違いなんかない、ってことなんだよ。高利貸しも同じ。




W杯最終予選~オマーン戦

2012年11月16日 09時58分03秒 | いいことないかな
昨日途中まで書いていたのですが、解散騒動などで慌ただしかったので(笑)。


日本の苦手な、中東の敵地でのゲーム。
日本代表は、アウェーでは中々勝てず、おまけにオマーンはホームに強いと自信を持つ。とくれば、日本が窮地に立たされそう、そんな事前予想があったはずだろう。だが、結果はご覧の通り、日本が辛くも勝利して勝ち点3をゲット、通過に王手をかけた。ダントツトップの勝ち点13だから、今後の試合では「試してみたいこと」をやってみるのも一つの考え方であるのかもしれない。若手ないし控え主体で編成したり、相性を探ったりということをやってみる、ということだろうか。


さて、試合の感想を書いてみる。
まず先制点は挙げたものの、攻撃面はちょっと重かった、という印象。特に本田の出来がイマイチで、動きは重く、切れもいつもよりなかったように思う。動ける範囲が狭く、ボールキープとショートパスの精度・閃きがあまりなかったので、あまり有効な攻撃パターンを生み出せなかった。

やはり、あの気温では…というところか。
前半なんかも、チーム全体としては体力温存に努めていることが窺われ、それは悪い選択ではなかったと思う。時折、遠藤、清武らの「お試しパス」のようなものがいくつか見られたように思う。あれは良いトライであったのではないかな、と。


長友は、やはり一流チームでプレーするだけのことはある。速さを活かして、深い位置からの折り返しを完璧に狙っていた。それを幾度かチャレンジして、先制点を生み出す原動力となった。また、呼吸を置かずに早く上げるセンタリングなども、点には結びつかなかったものであっても、能力を感じさせるプレーがいくつもあった。オマーンにも同じような折り返しで、どフリーでシュートを打たれてしまったが、運よく大ホームランで飛んで行って助かった。あれは本来決められてたシーンだった。


先制点を挙げてから時間経過が長くなり、攻撃面が行き詰った感じになって、後半残り10分程度で追いつかれてしまった。ここで、同点になっただけ、と気持ちを切り替え、なおかつ遠藤をトップ下において、この試合もう一つの出来だった本田を決まり切った役どころの1トップに置くという配置転換が行われた。運動量のなかった本田をそこに持っていくことで、攻撃面では効果が出た、ということだろう。


酒井高が左サイドに入り、長友が前にスライド、遠藤は中央へとなって、岡崎は右へと変わり、前線の連動性が生きた結果、決勝点が生まれた。酒井高のセンタリング、中央で遠藤が流し、岡崎がうまく飛び込んで終了間際のゴールを獲得した。毎回前に詰めるのを怠っていなかった岡崎に、ご褒美のゴールが舞い込んだ、と言ってもいいかもしれない。ああいう場面では、常にゴール前に走り込む、これをひたすらルーチンとして欠かさず行うこと、これが生きた。FWの宿命というか点取り屋の習性、そういったものだ。


兎に角、体力的に苦しい中でも、アウェーで勝ち点3を取り、王手をかけたことが何よりも良かった。
次では、試合最初から「後半25分、1点差で負けている場面」といった架空の試合設定で、時間内に逆転せよ、というようなシビアな目標を設けて戦ってみては。プレッシャーのかかる場面でのタフさが必要になると思うので、ハードルを上げて試合に臨むことも必要かな、と。



フットサルW杯の16強入り

2012年11月08日 15時27分00秒 | いいことないかな
前に、ラモスがビーチサッカー監督で出たけれども、結果が出せなかった。話題性はそこそこ出ても、勝ち上がれないとやはり注目は集まり難い。



今大会の注目は、何といっても、あの「カズさん」が代表入りしたことだろう。


直前の親善試合でも大注目となり、強豪ブラジルに引き分けるといった快挙も相まって、本大会での成績が期待されていた。


個人的には、やはりあのキング・カズさんが「日の丸」を背負って、W杯の舞台に立てたことが本当に良かったと思う。常に、日本サッカー界を引っ張ってきたキングであるからこそ、W杯や五輪といった大舞台での「日の丸」には、特別な思いがあると思うから。


代表に選ばれたのは、監督や協会の大英断があったろうと思うが、1人分の「その舞台に立てなかった」男たちの思いというのも、感じないはずがないから。特にカズさんは、「外されたメンバー」の悔しさ・辛さを誰よりも知るわけだから。
話題性というだけで選ばれたとしたら、カズさんだって受けることはなかっただろう。勝つ為にチームに参加しているんだ、という意識はかなりはっきりしているんじゃないかと思う。


そういう何かしら特別な思いのようなものも背負って、代表チームが戦ったのだ。
これまで無名で、人知れず頑張ってプレーしてきた選手たちに、拍手を送りたい。


>http://number.bunshun.jp/articles/-/291025/



先日の圧倒的劣勢の中、ポルトガルに同点に追いついた試合がやはり大きかった。パワープレーでの追い上げは凄かった。


代表チームが1試合でも多く勝ち進んでくれるといいですね。
カズさんの代表選出も…、本当に良かったと思います。