非常に過激なタイトルですけれども、これは私が考えたワケではありませんよ(笑)。いかに経済学者の方々を「胡散くさい思想家の一種」というような誤った認識を抱いたとしても、ここまで危険な表現をすることはないでしょう。世の中は広い、ということでしょうか。上には上がいるものでございます。
まず、一部で注目を集める「トンデモ」風な記事があったのです。
スラッシュドット ジャパン 美しい親からは女の子が生まれる
ここで出てくるDr.Satoshi Kanazawa の書いた論文のタイトルが過激なんですよ(笑)。
問題の文献は次のようなものです。
‘First,Kill All the Economists....’:The insufficiency of Microeconomics and the Need for Evolutinary Psychology in the Study of Management
このタイトルにあるでしょ?
で、注釈にあるように、シェークスピアの『ヘンリー6世』のセリフをもじったものということです。
‘The first thing we do,let's kill all the lawyers’というのがそれ。
日本の訳語本ではどうなってるか知らないのですけど、恥を忍んで私の訳を書きますと、「まずやることねえ、、法律家ってヤツを皆殺しにしようぜ」というような感じでしょうか(元々の作品を読んだことがないので、どのような文脈かは不明です)。
法律家を皆殺しにする代わりに、今度は「エコノミストを皆殺しに」、というのが「ドクターかなざわ」の言い分らしいです(笑)。進化心理学がそんなに凄いんですかね。ビジネススクールでは、進化心理学者がエコノミストにとって代わればいいんですと。
<ちょっと寄り道:因みに、元々のセリフも結構凄いね。「kill all the lawyers」ですもんね。「法律家」はシェークスピアの時代に、既に「悪者」の仲間入りをしていたということですね(笑)。おおよそ当時の法律家の印象というのは、①すぐ理屈をこねくりまわす、②自分に有利なことばかり言う、③何でもこじつける、④高圧的で他人を見下した物言い、⑤威信を振りかざす、というような感じでしょうか。これは勝手な憶測なのですけど。でも相手がこのような人物である時に、自分に対抗手段を持たない場合には、「えーい、ウザイ、面倒くさい、いっそ殺っちまえー!」という風になってしまうのも、何となく判るような気がします(勿論、殺人は絶対にダメですよ)。だって、何一つ勝てないんですもんね。そうなると、わがままな幼児が、思い通りに行かなくなった時におもちゃを投げつけるのに似ていて、何かの暴力的行為をやってしまうような気持ちが判るな、と。>
論文の中身は全く読んでませんが、学者ならば本当に「エコノミストは死んでしまえ」ということが正当なのかが判るでしょう(笑)。
進化心理学ってのも、よく判らん分野ですよね・・・・実際、一生懸命研究している人たちもいるのでしょうから、批判するわけではないんですけれども。「かなざわ博士」の『進化の過程により美しい親がより多くの美しい女子を作り出した結果』(!)という説明を見れば、何と言うか、推して知るべし、でしょうけどね。
まず、一部で注目を集める「トンデモ」風な記事があったのです。
スラッシュドット ジャパン 美しい親からは女の子が生まれる
ここで出てくるDr.Satoshi Kanazawa の書いた論文のタイトルが過激なんですよ(笑)。
問題の文献は次のようなものです。
‘First,Kill All the Economists....’:The insufficiency of Microeconomics and the Need for Evolutinary Psychology in the Study of Management
このタイトルにあるでしょ?
で、注釈にあるように、シェークスピアの『ヘンリー6世』のセリフをもじったものということです。
‘The first thing we do,let's kill all the lawyers’というのがそれ。
日本の訳語本ではどうなってるか知らないのですけど、恥を忍んで私の訳を書きますと、「まずやることねえ、、法律家ってヤツを皆殺しにしようぜ」というような感じでしょうか(元々の作品を読んだことがないので、どのような文脈かは不明です)。
法律家を皆殺しにする代わりに、今度は「エコノミストを皆殺しに」、というのが「ドクターかなざわ」の言い分らしいです(笑)。進化心理学がそんなに凄いんですかね。ビジネススクールでは、進化心理学者がエコノミストにとって代わればいいんですと。
<ちょっと寄り道:因みに、元々のセリフも結構凄いね。「kill all the lawyers」ですもんね。「法律家」はシェークスピアの時代に、既に「悪者」の仲間入りをしていたということですね(笑)。おおよそ当時の法律家の印象というのは、①すぐ理屈をこねくりまわす、②自分に有利なことばかり言う、③何でもこじつける、④高圧的で他人を見下した物言い、⑤威信を振りかざす、というような感じでしょうか。これは勝手な憶測なのですけど。でも相手がこのような人物である時に、自分に対抗手段を持たない場合には、「えーい、ウザイ、面倒くさい、いっそ殺っちまえー!」という風になってしまうのも、何となく判るような気がします(勿論、殺人は絶対にダメですよ)。だって、何一つ勝てないんですもんね。そうなると、わがままな幼児が、思い通りに行かなくなった時におもちゃを投げつけるのに似ていて、何かの暴力的行為をやってしまうような気持ちが判るな、と。>
論文の中身は全く読んでませんが、学者ならば本当に「エコノミストは死んでしまえ」ということが正当なのかが判るでしょう(笑)。
進化心理学ってのも、よく判らん分野ですよね・・・・実際、一生懸命研究している人たちもいるのでしょうから、批判するわけではないんですけれども。「かなざわ博士」の『進化の過程により美しい親がより多くの美しい女子を作り出した結果』(!)という説明を見れば、何と言うか、推して知るべし、でしょうけどね。