先日のブラジル対チリ戦は、本当に凄かった。
南米チーム相手の守備というのは、ああいうふうに守るのか、と。
チリ選手の、縦横無尽に走り続ける姿は、本当に勝利への執念を感じさせるものだった。
ネイマールを止める、という為に何人もで取り囲む。
守るという姿勢は、チリの攻撃を受けるブラジルでさえ、動きを制限する為にエリア内に何人もで守っていた。
まるで小学生のサッカーの試合のようにも見えるくらいに、エリア内の混戦具合が凄かった。ボールへのアタックが何人もで取り囲んで、兎に角がむしゃらに奪い取るのだ。何より、自由には「動かせない」、その為に体を張り、2本足の相手選手に対して4本か6本で対抗するのだ。
それくらいの守備でないと、ドリブルさせたら止まらない、ということになってしまうのかもしれない。日本選手の厳しさの不足は、そういう面でも違いがある。1人か2人が止めに行くのと見て、安心してしまう、任せてしまう、というようなことだ。そうではないのだ。
痺れるような試合で、激闘を制したのはPK戦勝利のブラジルだった。
だが、チリの守備はブラジルに1点しか与えなかったのだ。
ドイツとアルジェリアの試合も、延長でドイツが底力を見せて勝利したが、圧倒的劣勢の中でもアルジェリア選手たちの勝利への執念は凄かった。守るし、走る。闘志が伝わってくる。一歩も退かない精神力は、ドイツに決して負けていなかった。
延長戦に入るまで、安定した成績を誇り攻撃力も破壊力もあるドイツに点を与えなかったのは、驚嘆に値する。
しかも、先に失点してしまい、決定的とも見える2点目が入ってしまった。
日本の選手たちは、どうだったろう?
ほぼ絶望的な顔つきで、戦意喪失とも見えるような、気のないゲームを見せていた。
コートジボワール戦でもそう、コロンビア戦でもそうだった。
2点目は、日本のチームの心を折るのには、十分すぎるダメージだったのだろう。
だが、アルジェリアは違った。
普通なら、諦めても不思議ではないはずなのに、もうダメだと心が折れてしまいそうなのに、最後の最後まで勝利への執念を見せた。1分も残ってないような状況で、1点を返してしまった。
信じられなかった。
あのドイツ相手に、諦めずに得点を奪い返したのだから。
ドイツ選手たちは、もう勝利へと逃げ込むことを確信していたので、若干の気の緩みがあったやもしれぬ。そうではあっても、本当に1点を奪ったのだから、凄い。信じ難い光景だった。
日本の試合と違っていたものは、ああいう積極的な闘志が感じられたかどうか、だ。
見る者に、不安や迷いや絶望が伝わるようでは、対戦相手に脅威を感じさせることなどできない。
対戦している選手同士であれば、ヒシヒシと相手選手の気迫が感じ取れることだろう。
日本は、気押されてしまったのだな、きっと。
決勝トーナメントに残ってきたようなチームは、どこも勝ちへの執念が感じ取れた。
だから、好ゲームの接戦が多いのかもしれない。
全力でプレーする、力を出し切る、というのは、言葉で言ってしまえば、それだけなのだが、本当に難しいことことだろうな。だが、強豪国に立ち向かうには、ああいう姿勢でなければ届かないのだ。
あんなに頑張っても、ギリギリ手が届かないのだ。
南米チーム相手の守備というのは、ああいうふうに守るのか、と。
チリ選手の、縦横無尽に走り続ける姿は、本当に勝利への執念を感じさせるものだった。
ネイマールを止める、という為に何人もで取り囲む。
守るという姿勢は、チリの攻撃を受けるブラジルでさえ、動きを制限する為にエリア内に何人もで守っていた。
まるで小学生のサッカーの試合のようにも見えるくらいに、エリア内の混戦具合が凄かった。ボールへのアタックが何人もで取り囲んで、兎に角がむしゃらに奪い取るのだ。何より、自由には「動かせない」、その為に体を張り、2本足の相手選手に対して4本か6本で対抗するのだ。
それくらいの守備でないと、ドリブルさせたら止まらない、ということになってしまうのかもしれない。日本選手の厳しさの不足は、そういう面でも違いがある。1人か2人が止めに行くのと見て、安心してしまう、任せてしまう、というようなことだ。そうではないのだ。
痺れるような試合で、激闘を制したのはPK戦勝利のブラジルだった。
だが、チリの守備はブラジルに1点しか与えなかったのだ。
ドイツとアルジェリアの試合も、延長でドイツが底力を見せて勝利したが、圧倒的劣勢の中でもアルジェリア選手たちの勝利への執念は凄かった。守るし、走る。闘志が伝わってくる。一歩も退かない精神力は、ドイツに決して負けていなかった。
延長戦に入るまで、安定した成績を誇り攻撃力も破壊力もあるドイツに点を与えなかったのは、驚嘆に値する。
しかも、先に失点してしまい、決定的とも見える2点目が入ってしまった。
日本の選手たちは、どうだったろう?
ほぼ絶望的な顔つきで、戦意喪失とも見えるような、気のないゲームを見せていた。
コートジボワール戦でもそう、コロンビア戦でもそうだった。
2点目は、日本のチームの心を折るのには、十分すぎるダメージだったのだろう。
だが、アルジェリアは違った。
普通なら、諦めても不思議ではないはずなのに、もうダメだと心が折れてしまいそうなのに、最後の最後まで勝利への執念を見せた。1分も残ってないような状況で、1点を返してしまった。
信じられなかった。
あのドイツ相手に、諦めずに得点を奪い返したのだから。
ドイツ選手たちは、もう勝利へと逃げ込むことを確信していたので、若干の気の緩みがあったやもしれぬ。そうではあっても、本当に1点を奪ったのだから、凄い。信じ難い光景だった。
日本の試合と違っていたものは、ああいう積極的な闘志が感じられたかどうか、だ。
見る者に、不安や迷いや絶望が伝わるようでは、対戦相手に脅威を感じさせることなどできない。
対戦している選手同士であれば、ヒシヒシと相手選手の気迫が感じ取れることだろう。
日本は、気押されてしまったのだな、きっと。
決勝トーナメントに残ってきたようなチームは、どこも勝ちへの執念が感じ取れた。
だから、好ゲームの接戦が多いのかもしれない。
全力でプレーする、力を出し切る、というのは、言葉で言ってしまえば、それだけなのだが、本当に難しいことことだろうな。だが、強豪国に立ち向かうには、ああいう姿勢でなければ届かないのだ。
あんなに頑張っても、ギリギリ手が届かないのだ。