西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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G.Sand Entrees d'une oeuvre

2010年09月03日 | 新刊書(海外)
あっという間に猛暑の夏が終わってしまいそうですが、まだまだ残暑が長居をしていて大変ですね。お元気でしょうか。

すでに成績は提出済みなのに、一昨日の9月1日は前期の最終授業というので、炎暑の中を授業に行ってきました。
これも以前とは違い、前期に15回の授業を厳守すべしという原則を守るための一部の大学事情から採られた措置のようです。
この暑さの中を殆どが学校に来ていて、出席率が高いのには、びっくりしました。人数の多いクラスでは、冷房がよく効かなかったほど。まだ成績がつけられていないと思い、結果が気になって出席したという学生さんたちが多かったようです。
授業の後、「ショパンの「「木枯らしのエチュード」って知らないでしょう?」と、ピアノを弾いてくれた学生さんがいて、感激しました。音楽の大学で教えられることが心の底からうれしく思えるのは、不意に訪れるこのような至福の時なのです。


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サンドの作品の前書きを収集した全集二巻を出版したことで、世界のサンド研究者の間で著名なAnna Szabo氏が、次のような書を出版されました。Anna さんの御本は、ぱらぱらめくっていると、知りたいと思うことが突然現れるという不思議な経験をさせてくれます。ハンガリー国の大学出版書なので、一般の販売ルートに乗るのに時間がかかるのが難点ですが、そのうちにフランスや日本でも発売されることと思います。


Anna Szabo著

"George Sand Entrées d'une oeuvre"

Presses Universitaires de Debrecen (Hongroie)  

2010年8月
コメント
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