http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H85_Y5A420C1CR8000/
本日の日経新聞より:
跡見学園女子大(東京・文京)は28日、文豪、森鴎外(1862~1922年)の代表作「舞姫」の自筆原稿を購入したと発表した。
早ければ今秋にも文京区立森鴎外記念館で公開する。デジタル資料としてウェブ上で公開することも検討している。
自筆原稿からはヒロインの年齢を実年齢から架空の「十六、七」に書き直した跡が確認できる。
山崎一穎跡見学園理事長は「恋人への複雑な思いなど、鴎外の心の動きが読み取れる」と話している。
「舞姫」は留学先のドイツで知り合った実在の女性との悲恋を描いたとされる短編。鴎外が帰国した翌年の1889年に執筆し、
雑誌「国民之友」に発表された。小説はたびたび改稿され、今回の自筆原稿は現在読まれている本文とは異なる。
同大学によると、自筆原稿は古書店から元朝日新聞社主の上野精一氏が購入し、近年は京都の古書店に預けられていた。
今春開かれた国際ブックフェアに出品され、学園が創立140周年記念として約4600万円で購入した。
画像は跡見学園女子大学の綺麗に刈り込まれたつつじの花です。
跡見学園女子大学は世間ではあまり知られていない大学かもしれません。
ところが、二世代前のお譲さんたちのあこがれの御三家といえば、跡見、実践、三輪田 だったのだそうです。
明治最後の年の生まれで、女の子は学校にもまだ着物しか着ていかなかった時代に、自分だけ洋服と革靴という
出で立ちでばあやに付き添われて通学するのがとても嫌だったという話を、今は亡き義母が語ってくれたものでした。
跡見学園女子大の新座キャンパスは桜の花が素晴らしく、春の満開の時季には知る人ぞ知る方々が大勢、訪れます。
でも桜だけではなく、この画像のつつじのように、お手入れがよく行き届いているお陰でしょう、時節の花々が
いつも美しく咲いていて、私達の目を楽しませてくれます。