せっかくの車内呑みも味が分からず/JR予讃線
早起きしてJR松山駅へ。松山発宇和島行きの普通列車がオイラを待っていた。
これに乗り込んで、車内呑みを楽しみながら終点へ向かう。
おつまみは「じゃこ天」。おにぎりも県産のもち麦入りっていうから、堪らない(^^)
愛媛県産温州みかんのノンアルチューハイも用意した。
現地で高台に登ったりするので、アルコールは入れない。
列車が動き出す前にさっそく飲み始める。一口飲んで、あることに気付いた。
「ん? この車両にはトイレがないのか?」
えーー、ションベンしたくなったらどうすんの!?
缶やペットボトルにするのか? でも大きい方だったらどうするんだ!?
怖ぇーよ、ドリンク飲む手が止まったもん。
ぬるくなってもいい、終点宇和島に近くなるまで飲むのをやめた。
せっかく用意したおにぎりとじゃこ天だからそれらは食べちゃったけど、
そのせいで胃腸が刺激され、便意催したらと思うと味も分からなかった。
伊予中山駅で特急列車の追い抜きと対向列車待ち合わせの為、しばらく停車していた。
乗客のトイレ休憩を兼ねているのかもしれない。
ションベンほとんど溜まってないけど、トイレに向かった。
なんかもうビクビクオドオドしちゃってる(笑)
鉄道利用者が少ないってJR四国は嘆くけど、トイレ無し列車も一因じゃないの?
普通列車に乗って、おつまみ食べながら缶ビールを飲むのも旅の楽しみでさ、
トイレ付きの特急列車で行くだけが旅じゃないんだよ。
コストを考えりゃ、そりゃトイレ無しの方がメンテ楽だけど。
し尿処理施設も少ないのだろう、きっと。
分かるよ、経営が苦しくて経費切り詰めたいの。でも客に敬遠されると思うなぁ。
オイラ、JR四国の企画乗車券を使って四国内を鈍行旅するのもいいね、
いつか実現させようって思ってたけど、考えを改めた。
この車両に乗ってさ、サラリーマン時代に脂汗を流す地獄を思い出しちゃったもん。
京浜東北線で何度か大ピンチあったもんな、追い詰められたの。
トイレ行きたくても、駅間が長くて降りるに降りられず、
やっと下車して用を足したはいいものの、次の列車が来るまで数時間。
ヘタすりゃそれが最終列車かもしれない。
そんなタイトロープ渡りたくない。次の電車がすぐ来る都市圏じゃないんだから。
結局往復とも無事で済んだけど、
乗車中は尿意便意のことが頭の中に居座ってるのが、不愉快極まりない。
将来の四国旅の計画に大きく影響を及ぼす体験だったな。
トイレ付きの都市間高速バスの方が安心感があるよ。