おばあちゃんとよばれて

散歩中の事
若い親子ずれとすれ違った

５歳くらいの男の子

＜おばあちゃんみたいだね！＞

ひさしく聞いてない言葉
我が家の孫たちは
それぞれが忙しくて
いつ会ったのかも
忘れてしまうほど

電話という
便利なものがあるのに
かけてこないし

もっとも
私が耳がダメなので
電話には殆ど出ない

男の子が素直な気持ちで出た言葉
子供の祖母を思い出して
思わず出た言葉に
いたしましょう
そのほうが平和で
幸せでいられるから

そんな気もする散歩道
だけど、やっぱり
気持ちが嫌がる

杖に頼る
ひとりさんぽ
この私をみる人が婆さんだと
言ってるようで
実のところ
そうなのだろう

衣服はわかずくりの
１０年前の山ガール姿でも
足を引きずる婆さん歩きは隠せないのか

怒れる地球

あつい、あつい、夏が消えて

台風、豪雨、竜巻

壊れる地球

なんだか不安

そして人間も壊れてしまったの・・・
理解できない事が多すぎる

悲しみを抱えて生きる人

何も出来ない自分

今日の散歩はズルします
こんな自分が情けないけど

許せる小さな私の存在

壊れかけた私は
壊れかけた地球に住む

それでも明日の希望を祈り

今この地にいて
何事もなくすぎて行く
幸せに感謝


・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは昨年の８月末に書いたものですが、きのうからの豪雨を見ていて、本当に恐ろしくなりました。
やはり、この地球は何かが狂ってきていると、不安感で眠れずの夜を過ごして・・・
再び、載せました。

眠れぬ夜

少しだけびっくりして
少しだけ辛くなって
少しだけ悲しくなって
少しだけ嫌になって
少しだけ心がドキとなって

ああ～なんだか
眠れない夜

今、見た注意書き
分かってはいたけど
ちょっと、ここに、きついかな

すこし心にトゲ
まあ～予測はしてたけど
私って、ダメな女

ぐちゃ、ぐちゃで
ねちねちと心が泣いて
眠れぬ夜

誰かと、誰かと、誰かが
私を思うなんて
ありえない事

少しだけ期待して
少しだけ裏切られて
少しだけ声はりあげて
少しだけ眠れなくて
少しだけ足をばたつかせて

眠れぬ夜
ながくて
嵐、雨降る

自由そして、孤独

今日も雨
雨の日は好きだけど
孤独になる

何がそうさせるのか
ただものがなしくて
それでいて自由

誰からも
忘れられてひとり
ひとりが好きだから
こんな自由もいい

だからと言って
誰かに気づかってるわけじゃないけど
ひとりになりたくて
孤独をえらぶ私

そんなわけのわからない
ただの自由の時が好き
雨の日の午後

古い人間と、古いカメラ

写真を写す時
私はなにも考えず
その場所にいる

カシャとシャッター音
大好きな音
その時はまだ
どんな風に写ってたなど
分からないけど

気分は、名、迷、カメラマン
古くて重い
フイルム写真

あけてびっくり
現像してみないと
その時まで、
ドキドキの
期待で待つたのしみ

３７枚のシャッター音
３７回の期待を込めて
３７回の喜びがあり

今も手放せない
３０年近く
私に夢と希望を

デクノボウとサボテンの花

秋雨前線停滞中
日本列島、雨、嵐
今日で何日居座るのだろう

今日のさんぽ道
デクノボウにあった
つい数日まで
花ばかりに
気をとられていた

今日のデクノボウは
トゲトゲのサボテン
にょきにょき顔でそこにいる

あの綺麗な花を
何処に隠したのか

不愛想なデクノボウ
にこりともせず
トゲトゲを誇示して

われはサボテンなりという

今日のさんぽは
雨とおひさまが
押し合いしながら

少し、汗ばむ
夏のもどり日
花を隠したデクノボウとお見合い日