手打ちラーメン/趣味の店(新庄市)

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去年の秋くらいに、県内のラヲタを騒然とさせた事件がありました。ミシュランで初めて★をとった事で有名な蔦の店主さんが、新庄市のこのお店にやってきて絶賛したのですが、ラヲタの皆さん、このお店の存在を知らなかったのです。

私もなかなか新庄には行く機会もなく、近くに来ていても時間が合わず、お伺いする事が出来なかった訳ですが、帰省する娘にマルリンの馬刺しを買ってくるついでと、やっとこさ話題のお店に行くことができました。住宅街でも細い道をクネクネ入って、行き止まりの場所にあり、↑の幟があるからわかったのですが、かなり難易度は高かったと思います。

民家の中の民家(笑)。まず店内には↑の和茶棚がデェ～ンと。
あっ肝心のお店の名前は趣味の店です。ほう、あれあれ、鶴岡を牛耳っている大川一族の、、、おい、それは主婦の店(笑)。おかみさん一人で趣味の範囲でやっているという意味だと思います。

蕎麦も絶品というのんぱぱ情報もありましたが、手打ちラーメンをいただきました。どちらもいただけるラーメン&蕎麦セットなんてのもありますが、ラーメンは普通の量だと言っていましたので、私には無理です。

噂には聞いていましたが、手の込んだ小鉢が３種類。





琥珀に澄んだスープに、綺麗に脂の玉が浮いています。節系と昆布、干し椎茸と和出汁がメインです。見た目から薄いのかなぁ？と思いきや、程良くしょっぱさもあります。動物系を抑えても、脂分としょっぱさで、うまくバランスをとっている感じです。

手打ちという麺はやや加水多目でモチッとしています。平打ちの縮れで喉越しが良く、ボーメが低く小麦の美味しさを感じます。

噛みごたえのあるモモチャーシューは大小５枚程入っていました。

薄くスライスしたネギ。

脱臭薄味メンマ。

暑っちぇ日でしたので、途中でブドウジュースも持ってきてくれました。気さくなおばちゃんは隣のテーブルに座って、いろいろと聞いてきます。鶴岡から来たというと『鶴岡と言えば月の付くラーメン屋さんが有名だよのぉ？』って『それは酒田(笑)。鶴岡は琴平荘さんが有名ですよ』というと『聞いた事がある。海の方だよの。カップラーメンは見だことある。』って、こんなレベルのラーメン作っている割に食べ歩きとかしてないのか？じゃぁ蔦の店主が来たんだって？なんて言ってもビデオレンタル屋？とか池田高校の監督？とか言われそうです(笑)。『わざわざ鶴岡から来た甲斐ありましたか？』と心配そうに聞かれましたが『いやぁマルリンに来たついでですからぁ～』なんて、この優しそうなおばちゃんには口が裂けても言えません。でも次回は、ついでではなく蕎麦を食べる為に来ますよぉ。

さてマルリンさんの馬刺し。

驚いた事に、段階的に何種類もあった馬刺しが、１番安いヤツしかありませんでした。高騰で手が出ないのだそうです。上のクラスは４倍にもなったそうです。１００ｇ２０００円だったから８０００円ですかぁ～２００ｇで１６０００円とは無理です。高騰の原因をネットで探りましたが、飼料の高騰とか。それだけで４倍になりますかね？また中国が絡んでたりして。


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