さて。
スザンナが歌い出します。
Ora sì ch'io son contenta
・・・満足!
この『満足contento』という言葉、
このオペラの中で重要な要素となっていると思います。
contentoが効果的に使われているのは、次の5か所です。
① スザンナの歌い出し
彼女が一人で歌っています。
② 同じく1番2重唱
スザンナのメロディーに重ねて、フィガロも「綺麗になった」と一緒に歌います。
妻の満足感が夫にも伝染したかのようなハーモニーです。
③ 第3幕5景 18番6重唱
親子だとわかったフィガロとマルチェリーナ、バルトロ、
そしてスザンナが抱き合いながら歌っています。
Al dolce contento 甘美な満足に
④ 第3幕6景 6重唱後のレチタティーヴォ
スザンナが私以上に満足な人がいるかしらと歌います。
フィガロ、バルトロ、マルチェリーナの順に同調します。
家族が作り出す満足感です。
⑤ オペラの終盤 第4幕フィナーレの最後
アンダンテになり、伯爵が赦しを求め、伯爵夫人が赦し、
一同が歌います。
Tutti contenti saremo così
皆がこれで満足するだろう
感動的な音楽です。
・・・と、このように、
一人から二人、二人から四人、そして最後には全員、と
スザンナの満足感が伝播しているように思えるのです。
一人の満足、夫婦の満足、家族の満足、全員の満足。。。
その最初の種を、スザンナとしては素敵に撒きたい・・・
素敵に歌い出したいと思います。
スザンナが歌い出します。
Ora sì ch'io son contenta
・・・満足!
この『満足contento』という言葉、
このオペラの中で重要な要素となっていると思います。
contentoが効果的に使われているのは、次の5か所です。
① スザンナの歌い出し
彼女が一人で歌っています。
② 同じく1番2重唱
スザンナのメロディーに重ねて、フィガロも「綺麗になった」と一緒に歌います。
妻の満足感が夫にも伝染したかのようなハーモニーです。
③ 第3幕5景 18番6重唱
親子だとわかったフィガロとマルチェリーナ、バルトロ、
そしてスザンナが抱き合いながら歌っています。
Al dolce contento 甘美な満足に
④ 第3幕6景 6重唱後のレチタティーヴォ
スザンナが私以上に満足な人がいるかしらと歌います。
フィガロ、バルトロ、マルチェリーナの順に同調します。
家族が作り出す満足感です。
⑤ オペラの終盤 第4幕フィナーレの最後
アンダンテになり、伯爵が赦しを求め、伯爵夫人が赦し、
一同が歌います。
Tutti contenti saremo così
皆がこれで満足するだろう
感動的な音楽です。
・・・と、このように、
一人から二人、二人から四人、そして最後には全員、と
スザンナの満足感が伝播しているように思えるのです。
一人の満足、夫婦の満足、家族の満足、全員の満足。。。
その最初の種を、スザンナとしては素敵に撒きたい・・・
素敵に歌い出したいと思います。