廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

時代の英雄

2009-03-02 22:22:22 | Weblog
 週末にレンタル屋で借りた映画のDVD、二本目は『力道山』です。 レンタル屋の旧作の棚で何か面白そうなものはと探していて見付けました。 見てみると画面にいきなりハングル文字が。 日本のだと思ったら実は韓国の映画だったのか。 そう言えば昔、スポーツ新聞か何かで取り上げられていた事があったっけ... 物語はいきなり1963年(私が生まれる6年前で、東京オリンピックの前年です)、主人公の力道山が都内のクラブで飲んでいて刺されるところから衝撃的に始まり、次に時代が一気に遡って戦前、力道山が大相撲の力士だった頃になります。 力道山は当時日本の植民地になっていた朝鮮から力士になろうと日本に来たが、その朝鮮出身だからと先輩力士達に虐められていた。 しかしいつか横綱になる夢を持って耐えていた...

 戦後、力道山は関脇に昇進して好成績を収め、いよいよ大関かと思っていたが何故か推挙されなかった。 どうやら力道山の出自が影響したのだと思われる。 後にハワイ出身の小錦が差別発言など色々とあった末に大関になったのはずっと先の話で、外国人が番付の上位に来る事に対する相撲協会の抵抗は激しかったのだろう。 力道山は相撲協会に押し掛けて大暴れした末に髷を切って廃業し、これからどうしようと言うところで当時の日本には無かった格闘技興行のプロレスリングを日本に導入する事を考え、戦う相手としてアメリカからプロのレスラーを招き、敗戦に打ちひしがれる国民に戦勝国・アメリカの屈強なレスラーを打ち負かす”ストーリー”を見せるやり方で熱狂的な支持を集めて大成功する...

 その後、タッグを組んでいた元柔道家が「今までやっていた試合はやらせ、自分の方が強いのにわざと負けさせて”引き立て役”に仕立てられた。」と暴露して戦いを挑んで来るとか、相撲界から今度は横綱出身の力士が参入して来て、今度は力道山が”引き立て役”をやらされる事になり...など色々あってそして物語はラストへと繋がって行くのですが、差別の事とか色々と考えさせられる映画でしたね。 それと屈強なアメリカ人レスラーを空手チョップで打ち倒す力道山の姿に熱狂する街頭テレビの前の人々を見ていると何故か現在のWBCの熱狂ともオーバーラップして見えたりします。 身体能力が高いアメリカや中南米の国々が当然勝つと思われていたのを大逆転して日本が優勝したのですから...

                       

侍ジャパンに学べ!協会関係者がWBC視察(スポーツニッポン) - goo ニュース

 今回の宮崎合宿から強化試合、そして東京での本番...と続くWBCでのバカ騒ぎを見て私も人気絶頂の頃のサッカー日本代表の事を思い出しました。 かつてはサッカーの日本代表がメディアの話題の中心になり、ハッキリ言ってサッカーにそれまで関心の無かったはずの人までサッカーの話をしていた程でした。 その流れが変わったのは言うまでも無くワールドカップドイツ大会での惨敗です。 以前スポーツ雑誌がイチロー選手と中田選手、いや”中田英寿氏”(自称”旅人”・ドイツW杯直後に引退)を並べて対比する企画をやっていましたが、”本場”ヨーロッパのリーグで活躍し、日本代表に加わった時はリーダーシップを発揮してチームを引っ張ってくれた中田選手の”あの姿”を見せられたショックはまだ日本中に残っているのでしょう。 その後のサッカー日本代表の人気が落ちている(少なくともサッカーファン以外の注目は無くなった)のもそれが原因なのかと思います...

 日本サッカー協会の関係者がWBCを見学して代表人気復活の為のヒントを探そうとされているみたいですが、そんなのわざわざ調べるまでも無く”勝つ事”しか無いと思います。 その為にも前回のオーストラリア戦は勝ちたかった。 ホームだとか勝ち点だとかグループ首位だとか、そう言う事よりも体格的に明らかに日本より上回っているオーストラリア代表に日本がスピードやテクニックを駆使して勝つ姿を日本中に見せて欲しかった。 力道山の時代から今まで日本人はそう言う事に感動して熱狂するのではないかと思います。 私は中沢選手(横浜FM)、闘痢王選手(浦和)コンビに巻選手(千葉)を加えた”トリプルタワー”を攻守に奮闘させてオーストラリアの高さに対抗し、一方でその”トリプルタワー”に彼らの目を引き付けておいて他の優秀な選手達で点を取り、守る戦術を考えていましたけど実際にオーストラリアの攻撃を封じて”完封”した岡田監督の戦術の方が正しかった。 それだけに勝ちたかった。 今更勝敗は変わらないので、困難ではありますがアウェーのオーストラリア戦で今度こそ勝って日本人に自信を取り戻し、野球とサッカーの日本代表の”相乗効果”で日本中が盛り上がって景気回復...と言う希望を思い描いております...



俊輔ハットで高まる“残留コール”(スポーツニッポン) - goo ニュース

 中村選手(スコットランド一部・セルティック)がリーグ戦で久しぶりのハットトリックを決めたそうですね。 戦力外では無い、まだまだ”本場”ヨーロッパでやれる中村選手のJリーグ復帰の動きに疑問を投げ掛ける論調があるそうですね。 いくら契約期間満了で移籍金が発生しないと言っても復帰先に予定されている横浜FMの親会社・日産自動車が自動車販売の不振で中村選手の年棒を払えるのかと言う見方もあるみたいです。 私も最近は中村選手は残留した方が良いのではと思う様になりました。 ヨーロッパでの経験をJリーグに還元したいと言う中村選手の志は立派なのですが、今のところヨーロッパから戻って以前よりも活躍しているJリーガーを見た事が無いのが気になります。 先日も浦和の高原選手が車の運転中に人身事故を起こしたと騒いでいましたが、高原選手もドイツでプレーしていた時代、久しぶりに代表に復帰した時に見せたパスを受けて瞬時に反転してシュートを打つ、”凄み”すら感じたあのキレをJリーグで見せていたでしょうか...? あれはドイツの屈強なDFを振り切ってシュートを決める為に磨いた技だと思います。 言いにくい事ですけど日本ではあんな技術は必要無いのでせっかくの技術も忘れてしまったのでは... 世界と戦う為にはヨーロッパでやれる選手はヨーロッパでプレーした方が日本代表の為にも良いのではないかと最近は思っています...



高木美保今春にも結婚、同じ46歳会社社長(日刊スポーツ) - goo ニュース

 高木美保さん、ご結婚されるのですね。 おめでとうございます。 46歳になられていたとは知りませんでした。 30代までに結婚できれば理想ですけどこればかりは縁ですし、私だって今年で40歳ですけど未婚ですからね... それはいいとして私は昔の名作朝ドラマ『華の嵐』で高木美保さんに注目したのですけど、その後テレビドラマや映画ではあまり登場していなかったですね。 『夏の嵐』も見ましたけどあれは『華の嵐』の設定をちょっと変えただけの作品で新鮮さが無くて今一つでしたし... 今は『とくダネ!』で水曜日のコメンテーターを長い事されていましたけどね。



 今日は広島の街に出たので完成間近のマツダスタジアムに行って来た。 ちょっと前まで球場周辺は土むき出しの状況だったが、今日来て見ると石畳が敷かれた部分が増えて木も植えられており、周辺整備も進んでいると感じた。 それと大きな変化としてはクレーンの姿が見えなくなっており、既に建物そのものの工事は終了して残りは内装だけになっている言う事だろう。 もう開幕まで一ヶ月に迫って来ているのだし... その後、私は球場近くのビックカメラへ。 パソコンのパーツを買いに来たのだが、そのついでにいつもの様にテレビ売り場もチェックしに行った。 私のお目当ての32型くらいの中型テレビの値段を見ていてふと気が付いたのだが、「いよいよWBCが開幕します。 大画面で日本代表の活躍を応援しよう!」みたいな事は売り場のどこにも書かれていない。 単に無関心なのかと思ったら、実は権利関係で広告にWBCを使う事は許されないと言う事なのでしょう。 全く未知の大会だった前回から支援してくれた”スポンサー様”には感謝していますが、これだけ日本中の注目を集める大会になった今となっては一部の企業から大金をもらって”独占”させるより、多くの企業から”広く浅く”広告費を集めて日本中のあちこちにWBCの名前が飛び交っている様にした方が良いと私は思っていますけど。 WBCが本当に野球の普及を目的とした大会だと言うのなら...

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 ...以上です。
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