廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

情熱物語

2009-03-22 23:23:23 | Weblog
 先週末に続いて今週もレンタル屋でアニメを借りた。 最初は先週の続きで『コブラ ザ・サイコガン』の2巻にするつもりだったがレンタル中だったので、いよいよ月曜日にWBCの準決勝・アメリカ戦を前に気分を盛り上げようかと思って『タッチ』のクライマックス、そして最終回が入った17巻を借りた。 このDVDには主人公・上杉達也の居る明青学園とライバル(野球も恋も?)・新田明夫の居る須美工との夏の甲子園大会出場を賭けた最終決戦、そして亡くなった双子の弟・上杉和也の果たせなかった夢、甲子園出場を決めて自分自身にとって甲子園とは何だったのか、そして幼馴染みであり実質彼女の様なそうで無い様な存在のヒロイン・朝倉南は自分にとってどこまで大切な存在だったのかを改めて問い直す最終話へと繋がって行くのですが... 私は原作者・あだち充さんの作品では『みゆき』が一番好きだったのですが、アニメ化と言う点ではやはり『タッチ』が最高傑作だと思います。 作画レベルも原作の雰囲気をしっかりと描いていますし、演出面でも原作で印象的だった”捨てゴマ”みたいな場面も映像で上手く表現していました。 運命の決勝戦の朝、それが余りにも普通な日常みたいに夜が明けて行く”いつもの町”が描かれて行く演出は見事だと思いますし、決勝戦のゲーム展開も既に知っていながらそれでもドラマティックでしたし...

 有名な話ですが、最終回の描かれ方だけはあえて原作とは変えてテーマを絞った格好にしてシンプルに描かれています。 私も最初はアニメから入って、近年になってから漫画レンタルで最終回、いや最終巻を読んでアニメ版との違いに驚きましたから。 原作版では甲子園出場が決まった後、甲子園に向かう新幹線の中で達也とある女性人気アイドル歌手に出会うエピソードがあったり、関西に着いてからのエピソードがあったりでそれだけで最終巻ほぼ丸ごと費やして描かれていますから... そして何より大きな違いはラストシーンが原作とテレビアニメ版では全然違うんですよね。 具体的には言えませんが、原作版では甲子園大会が終わった後、多分秋か年末くらいがラストシーンになっています。 アニメ版の作り手さん達は原作版と同じに作ろうと思えば創れたのかも知れませんが、あえてそうしなかったのだと思います。 もちろん原作者の了解も得てでしょう。 『タッチ』は映画版もあるのですが、多分映画版もラストシーンはテレビアニメ版と同じだったと思います。 あえて原作と同じにしても面白かったと思いますが...

                          

 映画版と言えば、私もこの最終巻DVDを借りるか、それとも映画版を借りるか一瞬考えましたが、やっぱり私はテレビアニメ版にしました。 私は『タッチ』最後のオープニングテーマ曲である『情熱物語』が映画版も含めてこの物語のテーマソングの中で一番好きなもので。 WBCの日本とアメリカとの”決戦”を前にこの曲を無性に聴きたかったものですから... 『タッチ』のテーマソングにはいい曲がいくつもあるのですけど、私はやっぱり『情熱物語』ですね。 私はこの曲を聴くと気分が高揚しますし、アニメの場面が白くフェードアウトしてスタッフの名前が表示される画面演出も格好良いです。 ストーリーの話に戻りますが、個人的には映画版のラストシーンは原作に準じて欲しかったですね。 映画版は3本創られていますが1、2共に原作やテレビアニメ版と微妙に作り変えていましたから3ではあえて原作版のラストシーンを使って欲しかったです。 今回、矢鱈とこの話ばかり繰り返していますが、私は原作版のあのラストシーンが印象的でお気に入りだっただけに映像化して欲しかった...

 書いていて不意に思い出したのは『三国志』です。 『吉川英治版 三国志』を読まれた方はご存知だと思いますが、吉川英治さんは三国志の物語を諸葛亮(孔明)の死をもって終わりにしています。 実質上の原作である『三国志演義』はまだ続きがあるのは分かっているけど、これ以上筆が進まないと吉川さん本人が書かれ、孔明亡き後のの国がどうなったかをさらっと数ページで紹介して終わりです。 でも三国志マニアの間では孔明死後の三国志の物語も結構な人気で歴史シミュレーションゲームでもわざわざこの時代から始まるシナリオまであるくらいです。 なぜこの違いがあるのかと考えますと、主だった登場人物が死んで物語のスケール的に”小粒”になった孔明死後の物語を”蛇足”の様に感じるか、孔明の死語坂道を転がる様に滅亡への道を進んで行く物語の悲劇性を面白いと感じるかどうかだと。 ”歴史物語”としての三国志はによる三国時代の統一まで描いて本当だし、”叙事詩”としての三国志は孔明の死で終わるのが正しいのかも知れません、その違いなのかも...



                            

goo注目ワード ピックアップ・・・ETC助成金(goo注目ワード) - goo ニュース

 私の周りでもETCが話題になっていますね。 まだ付けていない人は「もの凄い混雑で付けたくても順番が回って来ない。」と嘆いていますし、ETCが導入されてすぐに付けた人は「自分が付けた時は6万円くらいしたのに...」と嘆いていました。 今回の日曜・祝日限定ですが高速道路の大幅割引の効果は絶大ですね。 ”需要”を食われてしまうフェリー各社が減便や運休に走り、JRはこだまの休日大幅割引に動いているみたいです。 それにしても今回の騒動を見ると、ドライバー達が今の日本の高速道路料金がいかに高いと思っているか、安ければ車でもっと遠出したいと思っているかを表している証左だと思います。 実際、去年の夏にガソリン価格が1リットル180円近くになった時に旅行需要が一気に冷え込み、お盆の帰省すら控える人が増えましたからね。 だったらいっそアメリカのフリーウェイみたいにタダにすれば”巣篭り現象”とやらも解決するのでは? そこまでは無理だと言うのならETC+エコカーで年中今の大幅割引を受けられる様にするべきでしょう。 これなら車の増加による環境問題の悪化にもなりませんし...



カープ弁当 選手の好物満載(中国新聞) - goo ニュース

 私もこれは面白いと思ったのですけど何故今までやらなかったのか? 多分、広島市民球場と契約している業者がそう言うのに乗り気では無かったし、そこまでやる気も無かったのかも。 無理に球場で買わなくても近くに店がいくらでもあったので買えましたしね。 今年からの本拠地・マツダスタジアムは最寄り駅からちょっと歩くので持ち込むより球場内で買って欲しいところですから何度行っても飽きない程にメニューが豊富な方がいいですね。 でも私は今貧乏な上に外野席の料金も1500円から2000円に値上げ(その代わり内野二階席が安くなった)されたので球場内で買うのは控えて自分で弁当を作って持って行きます。 ビールは場内販売が安かったら中で買い、高かったら駅前のビックカメラで買って球場ゲートで紙コップに移し変えてもらう予定にしています...

                               

広島・栗原が緊急招集「力になれるように頑張りたい」(夕刊フジ) - goo ニュース

 栗原選手、いよいよロスアンゼルスに出発ですか。 怪我で代表を離脱した村田選手(横浜)の無念に配慮して控えめな発言をしていましたが一度は諦めていたWBC出場のチャンスはチャンスだからやる気はありそうですね。 準決勝の相手、アメリカは右投手が先発するみたいですから出番は無さそうですが、決勝の相手が韓国に決まったので恐らく決勝戦で投げて来るのは”新・日本キラー”のサウスポー・奉投手でしょう。 だから決勝戦では先発出場の機会もあるかも知れないのでカープファンとしては良かったのかも知れませんが、個人的にもう韓国戦は飽き飽きしていたのでやっぱりベネズエラに勝って欲しかった... もっとも、韓国の野球ファンだっていい加減日本戦はもう飽き飽きしており、本音を言えば明日はアメリカに勝ってもらいたいのでしょうけど。 とにかく、明日の試合は楽しみです。 故障者続出で大幅にメンバー落ちしてしまっていますが、全員が大リーガーで構成されるアメリカとの対戦は久しぶりにワクワク感があります。 韓国とキューバとばかり対戦して大リーガーとの戦いに餓えていたところですから。 明日は今大会初めて試合の模様を録画するつもりです。 選手達も”優勝候補”のドミニカキューバが敗退して行く中、準決勝まで勝ち残ってくれて”野球王国”の面目を保ってくれたのですからこの先は勝っても負けても何も言いません。 ここまで来たら後は選手達の為の試合です。 だから選手達自身が野球を楽しんで帰って来て欲しいものです...

クチコミblogランキング TREview

 ...以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする