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廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

カープBOM2004年4月(下)

2021-09-24 22:22:22 | Weblog
雪解け
at 2004 04/23 22:56 編集


 今日の新聞によると、大学野球がプロ野球経験者を監督やコーチとして受け入れる事を検討しているらしい。 高校野球では去年の末にプロ野球選手による技術指導がシンポジウム形式で行われたし、社会人野球ではプロ球団を退団した選手が(社会人野球の)選手としてプレーしたりしている。 野球界ではプロ・社会人・大学野球・高校野球とそれぞれに運営組織がバラバラに活動し、プロ入りなどを巡って対立を繰り返して来たのだが、ここに来て”雪解け”が進んでいる。 いい事なのだが...


 今回の大学球界のニュースに最も記事を割いていたのは朝日新聞だった。 今回の背景としてやはり少子化問題が影を落としており、大学野球が大学生から見て魅力を取り戻す為の人気回復策だと言う事だ。 一方、プロ経験者が大学野球の監督になった場合、有力選手のプロ入りを巡ってプロ出身の監督が(出身チーム等)一部チームへの入団を強要する恐れがあるそうだ。 でも...それなら大学生も逆指名を禁止にすれば良いのでは? 一部の選手だけが好きなチームを選べ、裏で馬鹿みたいな大金が動く今の逆指名システムはプロ野球にとって”百害あって一理無し”です。 早く廃止するべきだと思います...


 全国高校サッカー選手権で大活躍した平山選手は筑波大学に進学したが、日本サッカー協会指定の特別強化選手としてJリーグの試合にも出られるとか...本当に野球界との”差”は大きい。 野球界も将来はプロ野球から少年野球まで統一し、世界を目指して行ける様にしてもらいたいものです...


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禁断の味
at 2004 04/24 23:58 編集


 カープは横浜でのデーゲームでベイスターズに完敗か... カープ先発の河内投手は前回のジャイアンツ戦で好投して楽しみにしていたのだが、いいピッチングが続かないのが惜しいな。 ローテーションに定着するのはもっと安定性が欲しいところだが... カープが開幕からの4連敗から立て直したきっかけは河内投手・大竹投手と若手の台頭だった。 河内投手には次こそ頑張って欲しいものだ。 サウスポー好きとしても...


 最下位候補筆頭だったカープが健闘する一方で優勝候補筆頭だったジャイアンツは低迷している。 その中で目立つのは四番打者・高橋(由)選手の不振だ。 多くの解説者が彼を四番から外す様に提言しているが、堀内監督は1試合だけ(多分、気分転換に)六番に下げただけで、ずっと高橋(由)選手の四番起用にこだわっている。 マスコミは高橋(由)選手がタイムリーヒットやホームランを打つ度に”四番復活”と騒ぐが、現状では完全復活は遠いみたいで...


 堀内監督が高橋(由)選手の四番起用にこだわる理由は分からないでもないな、チームが大物選手を掻き集める中、求心力を保つ為に生え抜き選手をチームの中心に置くのは良くある事だ。 ニューヨーク・ヤンキースも多くの大物スター選手を掻き集めているが、あくまでチームの中心は生え抜きのジーター選手だし。 ただ、ジャイアンツの場合は”巨人の四番”と言う幻想と結び付いている事が混乱の原因になっているのかも知れない...


 高橋(由)選手は攻・走・守の三拍子揃い、天才的な打撃センスを持った能力的に優れた良い選手なんだけど、そんな彼にも持ち合わせていないものがある。 それは強烈な個性、カリスマ性、それに圧倒的な存在感みたいなものです。 それでも他の球団なら十分に四番打者が務まるのですが、あの球団で実績十分の大物選手たちを従えてプレーするのは厳しいのでは? それに高橋(由)選手は長距離打者では無い。 それが回りのホームラン打者達が毎試合ホームランを打つものだから煽られてホームランを狙ってしまい、本来の打撃を見失っているのかも知れない...


 日本では四番打者にホームラン打者のイメージが付いて回るし、それにチームの中心と言う役回りもある。 だから強打者を起用するし、出来れば生え抜きが望ましいとされる。 ”巨人の四番”と言う幻想はその最たるものだろう。 しかし自前で四番打者を育てるのは簡単では無い。 打てないのを我慢して起用するしか無いのだ。 現にカープも新井選手を四番に育てようとして苦労しているし。 しかしFAで簡単に強打者を補強できる”味”を覚えたジャイアンツにそれは難しいだろう。


 高橋(由)選手再生の為には三番で起用するべきだと私も思います。 今は敵とは言え、国際大会では日本代表チームの三番を任せたい選手だし、何とか立ち直って欲しいものです。 それにしても、ヤンキースに行った松井選手の穴は思ったより大きかったみたいで...


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ポスト●●育成
at 2004 04/25 06:06 編集


 昨夜放送の『ブロードキャスター』(TBS系)で面白い特集をやっていた。 戦国大名や江戸時代の殿様の末裔を紹介する企画で、織田信長の子孫が大阪で一般庶民として今でも暮らしており、そこに高校生になる男の子がいてフィギュアスケートの選手として世界を夢見ているそうだ。 果たして信長公の果たせなかった海外雄飛の夢を叶えられるかどうか興味は尽きない。 ちなみに彼は日本史が苦手らしい。 コンプレックスもあるかも知れないな...


 元々選手層が薄いところに故障者が続出して今シーズンの戦いが危ぶまれたカープだが、大竹・河内といった若手投手に打者では10年目の遅咲きである嶋選手が大活躍して話題になっている。 自前で育てた選手が活躍した事もあり、「カープは高校生を育てるのが上手い。」と言う評価が再び持ち上がっている様だ。 確かにそうかも知れないが、嶋選手に関しては”偶然”や”運”の要素もあり、球団の予想外である部分もあるのでは...


 物事に”IF”は禁物かも知れないが、もしも金本選手がFA移籍せずにカープに残留していたら? 嶋選手は去年オフの段階でクビになっていたかも知れない。 嶋選手は左投げでポジションは外野か一塁だけになるが、カープの外野陣はレギュラーが固定され、一塁には新井選手と浅井選手がいる。 レギュラーで試合に出るのは難しく、代打などでの出場機会も少なかっただろうし。 嶋選手の打撃センスの開花と同時に出場機会も主力の故障で巡って来た。 これも何かの”縁”だったのだろう...


 フリーエージェント(FA)制度が導入されて10年か... それ以前は主力選手の衰えを計算して選手を育てたのだが、今は主力選手のFA退団を想定して選手を育てないといけないのだな、特にカープの様な資金力の弱い球団は。 カープは地元・広島出身の金本選手のFA退団を予測出来ず、相当な痛手を被ってしまった。 金本選手に代わる四番として新井選手を当てたが上手く行かず、空いたライトのレギュラーも決まらないまま、今年を迎えた...


 今年のキャンプ当初、嶋選手の名前ってあまり聞かなかったと記憶している。 カープ球団は嶋選手より、(攻・走・守・三拍子揃った)万能タイプの廣瀬選手や森笠選手、鞘師選手らをレギュラーとして期待したのだが彼らは伸び悩み、逆に嶋選手が才能の開花した打撃と言う”一芸”でレギュラーの座を掴んだ。 だから嶋選手の台頭は球団にとって”予定通り”では無く、何もかも上手く行かない中での”嬉しい誤算”だったのではないでしょうか...


 今季、ニューヨーク・メッツに移籍した松井選手の活躍が話題になる中、彼の古巣であるライオンズは松井選手を失って(シーズン開幕直前に四番のカブレラ選手も故障...)低迷にあえいでいるかと言うと...何と優勝争いに加わっているではないか。 松井選手の抜けたショートの新レギュラーは中島と言う若手選手だ。 恥ずかしい限りだが、私は中島選手の事を去年まで全く知らなかった...


 松井選手の後釜となる中島選手とはどんな感じだろうか? 大型遊撃手だと聞いて私は池山選手(元スワローズ)みたいな感じをイメージしていた。 それがスポーツニュースで実際の中島選手を見て、その身体の大きさに「本当にショートを守っているの?」とちょっと驚いてしまった。 最初一塁手かと思ったもの。 まだ駆け出しとは言え、彼が大成すれば遊撃手のイメージが変わるかも知れないな...


 松井選手がメジャーリーグに移籍したところに、ちょうど良く若手の中島選手が台頭して来た...訳が無い。 ライオンズは松井選手のFA退団を想定し、そこから逆算する形で後継者の育成を行っていたはずだ。 これこそFA時代の危機管理と言うか、球団運営の形かも知れないな。 ライオンズはFA制度が導入された当初、次々と主力選手を引き抜かれる”草刈り場”となってしまい、大きな痛手を受けた。 その経験から今があるのではないでしょうか。 カープもその点、見習うべきなのかも知れない...


平和記念資料館へ

 今日は木曜ですがカープは9連戦の後の移動日で試合は休みです。 今日の広島地方は夕方から雨になりましたが明日の朝には止む模様で夜に行われるマツダスタジアムでの試合開催には問題が無い......


開幕から一月...
at 2004 04/28 22:56 編集


 カープはドラゴンズに連敗してこれで4連敗となって首位から転落か。 そう言えば首位だったのだな。 長い間の低迷で順位表を見る習慣を失ってしまった。 今シーズンも開幕から4連敗して先行き暗かったが何とか立ち直ったところだし、何とかシーズンの終盤まで優勝争いに加わって欲しいものだが。 とりあえず明日の試合では3タテ阻止に頑張ってもらいたいが、何よりせっかくの休日デーゲームだ。 スタンドが埋まってくれれば...


 4月になって新年度になったと思ったら、気が付けばもう5月。 プロ野球開幕からもしばらく経ったし。 連休中にはオリンピックに派遣する野球日本代表チームの私案を再び書いてみます。 基本的に前に書いた物と同じだから”コピー&ペースト”で済まそうかと言いたいところですが多少の変更はしようと考えています。


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高い買い物
at 2004 04/29 23:22 編集


 今日のカープはホームでのドラゴンズ戦に勝ったらしい。 テレビ中継が終わった時点では接戦だったのだが、終盤に追加点を取って突き放したみたいだ。 今シーズンは黒田投手の投げる試合で良く点を取っている。 去年は逆だったのだけど... 今日の試合では良く客が入っていた様で良かった。 勝った後は街へ出て美味しい物でも食べたくなるな。 逆にナイターだと店はほとんど閉まっているしバスはもう無いし... やはり深夜まで走っているJRの沿線に球場を造りたい。


 スポーツ新聞によると、日本テレビのお偉いさんが「清原をもっと使って欲しい。 清原が先発で出ると(その試合の)視聴率が上がる。 清原の打席になると瞬間視聴率が跳ね上がる。」みたいな事を言ったとか。 テレビの視聴率などどうでも良いが、どうして清原選手を使わないかのは私も疑問だ。 そんなに足の具合が悪いとも思えないのだが。 マスコミはオープン戦の時から清原選手とぺタジーニ選手の一塁手争いを煽っていたが、実際にシーズンが始まるとほとんどとぺタジーニ選手が起用されている...


 ここからは私の想像になるが、ぺタジーニ選手はジャイアンツとインセンティブ(出来高)契約を結んでいるのではないだろうか? その為、ぺタジーニ選手の出場機会を確保しなくてはならない。 だが、ぺタジーニ選手は左投げの為に一塁手か外野手しか出来ないし、そこへ今シーズンからローズ選手も加わったので、守備の事も考えるとぺタジーニ選手を一塁で使うしかなくなっているのではないでしょうか?


 本当は清原選手こそ四番・一塁手として常時出場させるべきなのではないでしょうか? 先日も書きましたが”キャラが弱い”と言う難点がある為、大物選手を掻き集めたチームを引っ張って行くのが難しい高橋(由)選手に対し、清原選手なら実績も”顔”もあるのだから適任だと思いますので。 ポジションなどチーム事情とかを考慮せずに選手を集めた為にこう言う格好になってしまったのは事実ですが、例えそれが分かっていてもそうしなければならない事情もあるのだろう...


 目を外に転じれば、メジャーリーグやサッカー界などジャイアンツ以外にも大物選手を掻き集めているチームはあります。 それで”優勝を金で買う”みたいな批判を受けたりしていますが、しかし、それら”スター軍団”は思った様に勝てていないのも事実です。 理由はディフェンス面を軽視、もしくは無視したチーム構成にあると思います。 でも、こんな素人でも分かる事をプロチームのフロントが理解出来ないとは思えないのですが...


 私が思いますに天文学的な大金を掛けてまで彼らが買いたいもの、それは”世間の耳目”ではないでしょうか? 今回のジャイアンツにしても他チームの四番打者を集合させ、『史上最強打線』などと呼ばせて話題を集める事に成功しているはずが、先日もサッカー女子日本代表の試合に視聴率で負けたと話題になるなど、少なくとも”費用対効果”は相当に悪いと思うのですが... もっとプロ野球自体を抜本的に改革する事が必要なのではないでしょうか。


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遊撃外野手
at 2004 04/30 01:51 編集


 昨日は祝日、いい天気だった。 私は図書館へ行った後、不意に気が向いて近くのバッティングセンターに立ち寄る。 プレイ用のコインを買いに受付に行くと、来月一杯で閉鎖になると聞いて驚いた。 ここは施設こそ老朽化して古臭いが、1プレー200円(30球)とお手頃な値段でで使いやすかっただけに残念だ。 閉鎖されるまで極力通って上手くならなくてはな... いつも1ゲームプレーして帰るのだが、今日は2プレーしてしまった。 何故か今日はいつもよりバットによく当たる。 ”惜別のホームラン”かも知れないな...


 もともと私は野球を自分でプレーする方では無かった。 バッティングセンターに来る様になったのは大阪で学生をしていた頃、もう30歳近くなっての事。 私は現在左打ちなのだが、それも学校の授業やクラブ活動と違って誰にも迷惑が掛からないから気軽に左打ちに変えられたのだろうな。 学校の授業でのソフトボールの試合では右打席で打っていたがヒットはわずか一本しか打てなかった。 もしあの頃から左で打っていたらどうなっていたか... やっぱり同じかな。


 私は学校でのソフトボールの試合では”補欠”を希望したがそれは認められず、仕方が無いので二塁を守った。 プロ野球で二塁手は守備の要として上手い選手が担当するのだが、体育の授業では右打者ばかりで右方向に打てる人はいなかったので滅多に打球が飛んで来なかった。 それだけに慣れなくていざ打球が飛んで来たら反応出来ずエラーしてしまったが。 ポジション9人埋まってしまった時は”四人目の外野手”をした事もあったか。 本来存在しないポジションなのでどこを守って良いか分からず右往左往していたけど...


 ちなみに(体育の)サッカーの試合ではディフェンダー(DF)をやっていました。 もちろん私が守備が上手い訳では無く、単に上手い子や足が速い子がフォワード(FW)やミッドフィールダー(MF)になり、”消去法”で私がDFになったのだが。 そんなだから(私も含む)DF陣はやられ放題だったか... 今にして思えば、もっと一生懸命にプレーすれば良かったかな。 もう10年以上昔の話ではあるが...


 先日の日本経済新聞に元・日本代表DFの井原さんがコラムを書いていた。 自分が経験したDFの面白さをもっと伝えて行って日本からもっと世界に通用するDFを育てて行きたいと語っていたが、MFに続いてFWでも世界に通用する選手が育ちつつある中、これから本当にDFの育成にも力を入れて行くのだろうか。 野球界も負けずに人材育成に力を入れて行かないといけないのだが...

 ...以上です。