廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

カープBOM2004年8月(16)

2023-06-04 23:23:23 | Weblog
まだ見ぬ敵
at 2004 08/29 15:26 編集


 プロ野球も佳境に入っているが、この週末の試合くらいからオリンピックに出場していた選手達の戦列復帰が始まっているみたいだ。 カープの黒田投手と木村(拓)選手は広島でオーナーへの報告を済ませ、これからチームに合流するらしい。 現在、カープのチーム状況は良くないが、低迷に沈んでいる選手達に苦労して得て来た銅メダルを見せてやって欲しいものだが... 一方、準決勝のオーストラリア戦で故障覚悟の激走をしたブルーウェーブの谷選手は全治一ヶ月の重傷で今シーズンの復帰は絶望らしい。 ここまで頑張った選手達を勝たせてやりたかった...


 オリンピックが終わった後、日本代表の選手達は「このチームでプレーする事はもう無いと思うと寂しい。」と語っていたそうだが、本当にそうだろうか? 前から書いている事だが、サッカーに倣って野球でもワールドカップを開催すると言う構想をメジャーリーグ機構が提唱している。 メジャーリーグ側の都合を優先したやり方に日本や韓国が反発して2005年3月の開催は時間的にも微妙になったが、いずれにしても近々開催される事は間違い無いと思います。 今度こそ勝てるよう、今からでも準備を進めるべきではないでしょうか...?


 そこで提案なのですが、今シーズン終了後のオフ期間中に野球日本代表(全日本野球会議)のスタッフがスワローズの宮本選手と”密会”し、来年中に『野球ワールドカップ』が開催された場合の対策について話し合いを持ってはどうでしょうか? 来年か再来年初めなら今回のオリンピック出場メンバーが日本代表チームの中核になるでしょう...と言うより、そうしなければ今大会での貴重な経験を活かす事が出来ず、当然勝つ事も出来ないからです...


 話し合いでのポイントは2つ。 一つ目は現実にどうやって勝つのかと言う点です。 アメリカは当然メジャーリーグの選手を主力として来ますし、またドミニカやプエルトリコなどの中南米やカリブ海諸国もメジャーリーグの選手を中心としたチーム編成をして来ます。 そして今回のオリンピックでは”格下”と思っていたオーストラリアやカナダもメジャーリーグの選手を中心に代表チームを再編成すると思います。 そう考えると仮に16ヶ国が参加したとして、その半分近くが日本より”格上”になると思うのですが、これに負けないで優勝を目指すのはどうすれば良いのか...?


勘違いの土曜日

 今日もカープはホームのマツダスタジアムでバファローズとの対戦でした。 例によってテレビ中継は地上波ローカルでやっていました。 試合はカープが森下投手、バファローズがエースの......


 もう一つは前にも書きました日本人メジャーリーガー受け入れ問題です。 今回のオリンピックで日本代表チームは主将の宮本選手を中心としてよくまとまったチームワークを武器にして来ました。 それだけにメジャーリーグ所属選手の受け入れは慎重にしなくては。 特にイチロー選手は4年連続200本安打と言うとてつもない記録を打ち立て、早くもメジャーリーグの歴史に残るプレーヤーになりました。 日本代表チームのメンバーに彼の名前があるだけで他国の代表チームには脅威でしょう。 でも日本側から見るとイチロー選手はあまりにも”別格”の存在になっていてチームから浮き上がる危険もあります。 その事をワールドカップでも主将になるだろう宮本選手と話し合った方がいいと思っています...


 まだワールドカップの開催も決まっていないのに何と気が早いと思われるでしょうが、今回のオリンピックの教訓を活かすには、今までの感覚で”まだ早い”内から戦略を立てて準備をする必要があると思います。 今回、特に宮本選手の名前を出したのは、現役の選手はシーズン中にはペナントレースの事しか考える余裕は無いと思うからです。 それを考えると今シーズンは本当に選手に負担を掛けてしまいましたが... とにかく、野球ワールドカップが本当に行われるとすれば時間はあまり無いですし、今から準備をしたとして遅いとは私は思いません...