廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

広島も外出自粛要請

2020-04-10 22:22:22 | Weblog
 今日の昼、広島県の湯崎知事が今週末の不要不急な外出の自粛要請を出しました。 別に強制力はありませんし罰則も無い訳ですが既に予想していたと言う事でしょう、流川歓楽街の店や観光地などでは次々と休業の発表がされたりしています。 週末に限った今回の外出自粛要請ですが、その”本命”は花見でしょうね、広島市内の桜は既に満開になっており今週末が花見(と言うより宴会)のラストチャンスですので何もしなければ人混みが発生する危惧があったのかも、しかも今週末の天気予報が変わって日曜日が雨になったので土曜日に花見客が集中する可能性が高かったですし、果たして効果は... 


泥沼にもがく鯉

 今日、私は夕方からサンフレッチェの応援にエディオンスタジアム、いやACLでは”広島広域公園陸上競技場”に出掛けていてカープの試合は携帯サイトでチェックするだけだったのですが、試合......




ひろしまトリエンナーレ

2020-04-09 22:22:22 | Weblog
 今日はいつもの整形外科に腰痛予防リハビリに行った後、バイク関係のDIYの為に同じ石内バイパス沿いの複数のホームセンターを見て周ってました。 その整形外科で腰を牽引する機械の順番待ちをしているとロビーに在るテレビに映っていたローカルニュースで「ひろしまトリエンナーレが中止に」と言う見出しがあり、まさかアニメーションフェスティバルは辞めるのか?と気になっていたが順番が来てニュースは見られず帰宅してネットで検索して見ると新規で始まる予定だった総合芸術祭らしいですね。 恐らくは隣の岡山県と香川県で間に挟まれた瀬戸内の島々を舞台に行われ好評を博しているらしい『瀬戸内国際芸術祭』の成功を見て自分達もやってみようと思ったのかも。 全くの真似をする訳にも行かないから?こちらは島では無く広島県東部の観光振興が目的だった様ですが色々と...


大邱とのACL決戦前夜

 今日からカープはホームのマツダスタジアムでスワローズとの三連戦です。 例によってテレビ中継ですが地上波でやってました。 試合はカープがジョンソン投手、スワローズが原投手の先発で始......

 瀬戸内芸術祭については私も前から気になっていました。 広島では何故か(意図的に?)メディアが無視していますが岡山からの記事を中国地方経済欄で掲載している日本経済新聞で見て来ましたがイベントで制作されたオブジェが閉会後も地元に残って観光振興にも役立っていると聞き、広島市で2年に一度開催されているアニメーションフェスティバル(ビエンナーレ)は開催を重ねて大会の権威は高まって来ているものの商業アニメ作品の排除で一般の関心があまり無い上に後に何も残らないので広島とアニメの関係も印象に残り辛いという問題もありますし。 聞いた話では広島市がアニメーションフェスティバルの見直しも検討、みたいな事も前にあったので今回のニュースにもつい勘違いを...

 ...以上です。

カープ再始動

2020-04-08 22:22:22 | Weblog
 コロナウイルスの感染対策でプロ野球も開幕予定だった3月20日からもう20日近くになりました。 試合の代わりの”練習試合”もいつまでも出来ないですし開幕が今のところ6月初め前後になりそうな中、カープは”濃厚接触”の危険を避けて2班に分かれての練習に入ったそうです。 現状ではパ・リーグとの交流戦を今年は無しにして試合数を減らした上で東京オリンピックで休止する予定だった7月半ば~8月上旬までの期間に試合を組み込んでも2ヶ月もの休止期間を埋め切れるか? もしかしたらプレーオフを中止してレギュラーシーズンの後、そのまま日本シリーズに突入する事になるのかも知れませんね。


4月8日(月)の巡回備忘録

 今日も家を出るのが大幅に遅れて16時過ぎ、五日市駅から広電の路面電車に乗って胡町電停に着いたのが17時ちょうどだった... まずは三井越後屋へ。 北海道展が開催中だが今日で会期を......





4月6日の巡回備忘録

2020-04-07 22:22:22 | Weblog
 徒歩で自宅を出発⇒五日市駅から路面電車で広島市内中心部へ⇒原爆ドーム前電停で下車⇒市民球場跡地の全国都市緑化フェア(2度目)⇒原爆ドーム⇒おりづるタワーは月曜日が休館になっていた⇒平和記念公園、自粛要請の元でも花見をしているグループは居た⇒フタバ図書GIGA本通⇒アニメイトビル(namco紙屋町・アニメイト・メロンブックス・カードラボ・らしんばん)⇒大手町上田ビル(レンタルケース トウゴウ・サンフレッチェ事務所・乃が美 はなれ)⇒エディオン紙屋町本店(西館+東館)⇒地下街・紙屋町シャレオ(東通りに在るサンフレッチェ公式グッズショップ『V-POINT』で買い物・中央広場で東急ハンズの出張販売・西通りのジュピターコーヒーでも買い物)⇒サンモール⇒サンモールの一階に在るミスタードーナツで昼食と休憩⇒うらぶくろ商店街⇒セガ本通⇒本通商店街⇒国際通り⇒ラウンドワン本通は営業自粛⇒中の棚商店街⇒タイトーステーション本通⇒営業時間の関係で先にパルコへ、それでも回り切れず新館は断念⇒パルコ別館・広島ゼロゲート2(WEGO)⇒H&M⇒廣文館金座街本店で『まっぷる広島・宮島2021年版』を購入⇒ZARA⇒東急ハンズ⇒ドン・キホーテ八丁堀⇒新天地公園⇒流川歓楽街⇒京橋川沿いの店を見ながら夜桜も見つつ広島駅へ⇒広島駅からJRで五日市へ⇒五日市駅から徒歩で帰宅。


開幕3カード連続負け越し

 今日もカープはホームのマツダスタジアムでタイガースと対戦、テレビ中継もあったみたいですが私は夜勤生活の癖で昼過ぎまで寝てて、起きたら急いで身支度して統一地方選の投票に近所の小学校......



戦国の景観

2020-04-06 22:22:22 | Weblog
 今日は広島市内中心部に出ていたので、いつもの備忘録にする予定でしたが語呂合わせで”城の日”と言う事らしいので備忘録は明日にして今回は広島と城に関する事をちょっと書いて見ます。 広島県内の城跡はハッキリ言ってあまり良い扱いとは言えないですね。 広島城も江戸時代までは全国屈指の規模を誇った平城でしたけど戦前の陸軍施設としての利用に加えて原子爆弾での破壊、更に戦後は都市化により本丸と二の丸、内堀だけになった上に残った建物は無く天守閣はコンクリート製で二ノ丸の建物だけが木造復元、それも一部は造られず生け垣で誤魔化す始末で... そして福山城は天守閣こそ戦時中の空襲で焼失しコンクリート製での復元ですが一部の櫓などが残っています。 問題は城の敷地内だった場所にJR駅が造られてしまった事ですね。 駅とちょど良い距離感に在る本来の景観とは違ったものになってしまっています。 そして三原城に至っては本丸の真上に巨大なJR駅の建物が乗ってしまってますから。 以上の3城は江戸時代まで在った城ですが、問題はそれ以前に廃城となった為に元々、これと言った施設が残っていなかった戦国時代や江戸時代初期までの城跡なのですが...


広島スポーツ揃い踏み勝利

 今日は昼間にカープとサンフレッチェとドラゴンフライズがそれぞれ試合を行ってた土曜日となりました。4月5日(木)のつぶやき今日も初勝利ならず 今日もカープはナゴヤドームでドラゴ......


 戦国時代には多数の城が広島県内にも在りましたが江戸時代に一国一城令が出て亀居城などが壊されてしまい、毛利氏の居城だった吉田郡山城や安芸の国の守護だった武田氏の居城だった佐東銀山城の跡地は歴史の中に埋もれてタダの小山になってしまい。 小早川氏の新高山城もですが最近は城ブームで戦国時代の山城にも脚光が当たり地元の有志により城跡を山登りして楽しめる様に整備されたりしてます。 そして厳島神社の神主家が拠点としていた桜尾城の跡地は桂公園として廿日市市の宮島街道沿いに小さな丘が在りますが最近、興味を持って検索して見たら桜尾城について驚く話が出て来ました。


 桜尾城について検索して見ると戦国時代には厳島神社の神主家が周辺勢力の間で揺れ動き、山口の大内氏に滅ぼされた後は毛利氏が奪って大内氏との最前線の拠点として使われ、その後も毛利氏の西の拠点でしたが江戸時代に領主となった福島正則が更に西の大竹に亀居城を築いて桜尾城は廃棄され、その後は使われませんでしたが海に突き出した半島の様な地形はそのまま残っていたのを昭和時代の戦後になって周囲が埋め立てられ、更に桜尾城の山も土を削られて地形が変わってしまったそうで、元々は今と全く違う地形だったと知って驚き。 廿日市市は観光面で宮島だけ見てすぐ帰る客が多いのが悩みの種みたいですが、埋め立て自体は否定しないまでも桜尾城の地形を残して周囲に漁港でもマリーナとか整備するとかして『厳島の戦い』の時代に思いを馳せられる様にするとか。 宮島の中に在った宮尾城も復元するとかも。 宮島に関しては対岸の山に団地を造って景観を破壊した事も陸地側の観光では阻害要因になったかも。 厳島と対岸とを繋ぐストーリーと言う観光資源を気付かず壊したのは残念。

 ...以上です。

カープBOM!2002年6月

2020-04-05 23:23:23 | Weblog
名門復活、そして...
at 2002 06/01 02:32 編集


 世間はサッカーのワールドカップ一色だが、このHPは壁紙をジャパンブルーに染めたりとかはせず、淡々と何事も無かったかの様にプロ野球を追い駆けて行きたいと思います。 もちろん、これからも壁紙は”燃える様なカープレッド”のままです。 ...さて、今日は最近恒例の”気になった新聞記事から”です。 いつも通り、新聞から転載させて頂きます。


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 毎日新聞5月29日付のスポーツ欄より


 『トラぬ皮算用』


 ”業績好調”の阪神タイガースは売上高も過去最高。阪神電鉄が28日発表した今年度の阪神タイガースの収益予想は、首位攻防を続ける成績同様に絶好調で、昨年度より19%多い105億円の売上高を見込んでいる。
 入場者数は過去2番目の280万人と予想。しかし、「(入場料など)興行収入の85%が人件費で消える」うえ、今年はアリアスや片岡ら有力選手の獲得で年棒や契約金などの”投資経費”がかさんだため、企業の最終的なもうけを示す当期(最終)利益は対前年度比47%減の1億4000万円の大幅減益になる見込みだ。
 タイガースの入場者数は、ヤクルトと終盤まで首位を争い、新庄(現米サンフランシスコ・ジャイアンツ)、亀山らの人気が沸騰した92年の285万人が最高。日本一になった85年は260万人だった。今年度の入場者数は、92年度の入場者数を基に、シーズン終盤まで首位争いをすると言う条件で予想。電鉄の藤井純専務は「(首位争いからの脱落など)アクシデントは想定していない。何とか今の2位を堅持してほしい。そうでないと計算が合わなくなる」と祈るような表情だった。【田辺知之】


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 この記事を読んで私が思うのは、「謙遜しているの?」と言う事だ。 現在(6月1日)タイガースは首位で、”終盤まで優勝争いに残る”どころか、優勝の可能性も十分ある。 親会社なら、「今年は是非優勝して欲しい!」位は言ってもバチは当たらないと思うが... 私は(優勝へ向けて)ヒートアップするファン、地元、プロ野球界との間に微妙な温度差を感じるのだが...


 それにしても、有力選手の獲得には随分と金が掛かるものなのだと改めて思わされる。 今度のオフは松井(G)、中村(紀・Bu)ら、FA選手の”当たり年”で、さらにドラフトもアマチュア選手が人材豊富な”チーム補強の好機”で、関西系マスコミは好き勝手な事を書き立てそうだが、あの記事を読んでタイガースがFAやドラフトの”大物”に本当に手を出すのか分からなく思えて来た...


 現在いる選手にしたって、給料的にはあまり高くない、逆に言えば”上がる余地”のある選手達がチームの主力を占めているのだから、今年、それに来年も彼らの活躍でチームが好成績を挙げたら、オフには一億円プレイヤーが続出する事は間違い無いだろう。 一方で、球団の収入が右肩上がりに増える事は考えられない。 キャラクターグッズはともかく、甲子園球場の入場者数が大幅に増える事は無いだろう。 何故なら、一塁側&ライトスタンドの客席をこれ以上増やす事は出来ないからだ...


 甲子園球場の入場者を増やす方法を私は知っています。 それは三塁側スタンドの客を増やす事だ。 その為には関西での”タイガース偏重報道”を止めさせる事が必要だ。 私も大阪に住んだ経験があるが、今の状態でタイガースとジャイアンツ以外のファンが育つだろうか? 巨人戦だけ満員で球団経営が成り立つでしょうか? 『阪神・巨人戦』だけ盛り上げてもプロ野球も救えないし、タイガースの経営も楽にならない...


 何年も苦労した末に良い選手が育って今の好調タイガースがあるのだ。 給料が高くなり、トレードやFA流出で、”そして誰も居なくなった”ではカープファンとしてもあまりに寂しい。 そんな事態を防ぐ為にもマスコミの責任は重い。 目先の利益ばかりを追って騒いでいてはいけないのだ...






ワールドカップとジェネレーションギャップ
at 2002 06/03 23:38 編集


 6月1、2日と大阪へ行って来た。 ここはサッカーワールドカップの会場になっているので広島とはまた違った盛り上がりがあった。 それにしても、これだけ騒がれるとは予想外だった。 スポーツ紙も何ページもサッカーばかりだし... それでもタイガースを一面にしているのが1紙あったが、今回ばかりは逆に”潔よさ”を感じてしまうから不思議だ...


 2日、私は現地のカプセルホテルで『サンデーモーニング』(TBS系)を見ていたが、東京・新橋のオジサン達にインタビューし、「サッカーは全然分からないなあ、野球なら分かるんだけど...」みたいな事を言わせていたのがちょっと気になった。 野球ファンの私に言わせれば、球場に熱心に足を運んでいるのは、ほとんど若い人だし、マスコミには安易に”野球=オジサンの見るもの”と言うイメージを作って欲しくないのだが...


 マスコミはプロ野球を熱心に応援する若い層を無視してビール片手に(?)テレビ観戦するオジサン層を意識し、そしてプロ野球界はそんなマスコミを意識するから、そんな若いファン達の心情を逆なでする様な事ばかり実行するのではないかと思ったりしている。






熱狂の裏側で...
at 2002 06/04 23:58 編集


 今日はプロ野球の試合が全く無かった。 ワールドカップサッカーの日本代表戦が行われていたので無理は無い。 同じプロスポーツ同士、お互いの発展に協力する事は良い...のだが、それなら普段からプロ野球とJリーグで協力&連携して行けば良いのだが、そんな感じも無いし... 実際にはプロ野球が日本代表戦を恐れて”逃げた”印象が無くも無い。


 恐らく、今日普通に試合が行われても球場にはいつもとほとんど変わらない位に客が入ったのかも知れない。 サッカーに興味が無い人も居るし、”野球が観たい”人はいつも通りに球場に足を運ぶだろう... だからプロ野球界が恐れているのは、テレビの視聴率で巨人戦がサッカーに”惨敗”し、威信を失う事だろう。 実際、過去何度か”痛い目”に会っているからな... メジャーリーグの情報は毎日の様に入って来る。 何とも複雑な心境だ...


 とにかく、日本代表チーム初の勝ち点1ゲット、おめでとうございます。 『キャプテン翼』世代として感慨もひとしおです。







休日の過ごし方
at 2002 06/05 23:53 編集


 仕方無い事だが、プロ野球の話題が少ない。 スポーツ新聞によると、昨日はサッカーワールドカップの日本代表がベルギー代表と試合をした訳だが、その間カープの選手達は広島市民球場でナイター練習をしていたとか。 練習が終わると、(W杯に)興味のある選手はロッカールームで日本代表の応援を(後半からだけど...)したらしい。 野村選手はユニフォームの下にサッカー日本代表のレプリカユニフォームを着ていたとか...


 カープ球団によると、昼間は社会人野球の大会でグラウンドが使えなかったらしいが、別に市民球場で無くても、球場なら他にもあるし、二軍の由宇(山口県)練習場もある。 素人目には日本代表の試合に合わせて”当てつけがましく”夜間練習を組んだみたいにも見える。 でも、”ワールドカップに協力する為”にプロ野球は休んでいるのでは? カープの選手も日本代表を応援したって良いのでは...?


 こうして見ると、ワールドカップ対応の変則日程は12球団の総意を得ている訳では無いのではないかと思えてくる。 今週だって日曜日に試合が出来ない訳だし... 昨日も書いたが、TV視聴率で(W杯に)惨敗する事を恐れた球界の実力者たちに強引に決められたのではないかと勘ぐってしまう...


 本来ならプロ野球シーズン真っ盛りの時期に休んでいる上、プロ=仕事として(野球を)やっている意識が素直にW杯を応援したり、楽しんだりと言う事に抵抗を感じさせるのかな? スポーツを楽しむ事の延長としてプロ野球選手になっているのだから、試合があるのならともかく、こんな時くらい他のスポーツを楽しんでも良いのではないだろうか...


 それと、広島市民球場は広島市の中心部にあり、ビジネス街や官庁街にも近い。 それにオーロラビジョンと言う便利な物もあるのだからこの際、カープ球団と広島市は市民球場の内野席を開放して、ここで仕事帰りのサッカーファンや野球ファンを集めて日本代表の応援をさせれば良かったのでは? 広島市はW杯も代表キャンプも誘致出来なかったのだし、球団側も内野席の良さをアピール出来る訳だし... 集客の為には何でも利用してみるべきでは。


 ともかく、明日からプロ野球も再開か...






プロ野球が再開した...が
at 2002 06/06 23:41 編集


 今日からプロ野球も再開か... 三連戦やって、次の日曜日はワールドカップ日本代表の試合がある訳か。 日本戦をやってなくてもマスコミはワールドカップ一色なのだから、チョコチョコと試合を行っている事がかえってプロ野球の”影を薄く”している気がしてならない。 タイガースの星野監督が「どうせならプロ野球も一ヶ月丸ごと休んでワールドカップに協力した方が良いのに...」みたいな事を言っていたそうだが、私もそんな風に思えてくる。 「ワールドカップは面白かった。 これから待ちに待ったプロ野球の再開だ!」と気分も高揚するのではないだろうかと、今日、サッカー報道の中で影が薄いプロ野球を見ていて思ってしまった...






高嶺の花
at 2002 06/08 23:28 編集


 開催中のサッカー・ワールドカップの盛り上がりに水を差す出来事が起こっている。 スタジアムの空席問題だ。 チケットが買えなくて怒っている人がいるのに、場内には空席があるので問題になっている訳か。 報道によると、チケット代理店の不手際もあったが、海外での販売分が期待したほど売れなかったみたいだ。 まあ、確かに日本は遠くて金も掛かるし、観光地としての魅力に欠ける部分もあるのかも知れないな。


 さて、広島市民球場ではあまりチケットの入手には困らないが、唯一苦労してチケットを買った記憶として、カープ前回優勝時の日本シリーズがあった。 当時は球場窓口で直接前売り券を買うシステムだったが、私は夜勤の仕事先から直接球場に行き、列に並んでチケットを買った。 その列は球場裏の公園を越えて広島城近くまで伸びていた...


 一見公平に見えるこのやり方も、平日に長時間並べる人はそう多くないし、学校を休んで来る子供も居て問題になったのだろうか、今は電話予約によるシステムに変わったみたいだ。 ただ、この”電話予約方式”も実は万全では無いと、2年前の日本シリーズで分かってしまった...


 2000年の日本シリーズは、ジャイアンツ(長嶋監督) vs ホークス(王監督)と言う、マスコミにとっては待望の組み合わせになったが、”プラチナペーパー”と化したそのチケットを巡り暗躍した『チケットゲッター』と言われる者達の存在が注目された。 彼らは電話予約システムの盲点を突き、一般の人が電話が繋がらない中、悠々と何枚ものチケットを入手、それをチケット業者に転売して荒稼ぎした。


 私が問題にしたいのはチケットゲッターそのものよりも、彼らの存在を知りながら何の対策も取らないプロ野球機構の事です。 電話が繋がらず、入手出来なかったチケットが何倍もの値段で大量に金券ショップに売られているのを見たファンの心境はどんなものだろうか。 プロ野球機構からすれば、チケットさえ売れれば買ったのが誰かなんて問題では無いのかも知れないが...


 それを考えれば今回のワールドカップ関係者は、まだチケットが多くの一般ファンの所に行き渡る様に努力しているだけマシではないかとさえ感じている。 結果的には転売防止の為の対策が混乱を招いた部分も無い訳ではないが、分かっていて何もしないよりは”誠意”のかけらだけでも感じる事が出来る...


 現在、セ・リーグではタイガースが首位を走っているが、もしこのまま優勝した場合、日本シリーズのチケットを巡って二年前と同じ混乱が起こる事が予想される。 今回の”阪神フィーバー”から見ても人気の程が想像できるし、それに転売防止対策が全くなされていないのだから、チケットゲッターにしてみれば2ビジネスチャンス”以外の何物でも無い。


 ワールドカップと日本シリーズでは大会のスケールもビジネスの規模も違うけど、観に来る一般のファンを大事にしなければ、少しずつでもファンの信用を失う事を意識して欲しいと思っています。






”祭り”の日
at 2002 06/09 07:22 編集


 今週はほとんどスポーツニュースを見ていないので、昨日カープが勝った事は先程知った。 確か、今シーズンでは初めてのタイガース戦勝ち越しになるのだろう。 本当、一時はタイガースに勝てる気がしなかったのだが、これを機に苦手意識を払拭して欲しいものだ。 カープが最近好調なのは、小林(幹)投手の復活で中継ぎ陣が良くなったからかな。 久しぶりのドミニカ選手・ラミーレス投手にも期待しています。


 先日のこの日記でプロ野球がサッカー日本代表の試合当日に休む事を批判したが、これはマスコミの報道が益々サッカー一色になり、プロ野球が本当に忘れられてしまうだけで無く、いつもの時間になるとプロ野球中継が始まると言う”習慣”を絶ち切られる事もあります。 テレビにおいては”時間”と”習慣”が重要で、安易に変えるべきでは無いと思っています。


 昨日、駅に行くと浴衣姿の女性を多数見かけた。 何事かと思ったが、どうやら広島での浴衣着始めの祭り『とうかさん』に行くらしい。 カープの試合も今日あれば、相乗効果を発揮して(街が)盛り上がると思うのだが... 今シーズンは変則日程なので仕方無いが、来年は是非この日に試合できる様、カープ球団も努力して欲しいものだ...


 今日はサッカー日本代表とロシア代表の(これこそ本当の)”決戦”か... サッカーファンでは無い私だが、今日は是非とも勝てます様に。 おまじないでも無いが、スーパーでピロシキを売っていたので思わず買ってしまった... ボルシチも食べたい。







決戦
at 2002 06/10 10:16 編集


 私は基本的にプロ野球ファンなのだが、昨日の日本代表のロシア戦は面白かった。 やっぱり国際試合は面白いと思った。 これこそ本当の意味での”決戦”でしょう。 プロ野球(と言うよりマスコミ)では安易に”決戦”や”天王山”といった言葉を乱発してその価値を貶めているのだが... 


 今度のワールドカップ日本代表で一躍ヒーローになった稲本選手の経歴が紹介され、私は思わず注目してしまった。 学校のクラブ活動では無く、Jリーグ・ガンバ大阪のユースチーム出身だそうで、これには新しい”風”を感じさせられた。 子供時代からの一貫指導で世界に通用する選手を育てる... 現在の学校や企業中心の日本スポーツ界に新しい流れが始まるきっかけになるかも知れないから...


 ところで、昨日の『サンデーモーニング』(TBS系)では、先週と全く逆で「オジサン達もサッカーに熱狂している。」みたいな感じで現在のサッカー(W杯)ブームを紹介し、「ワールドカップの後が大事だ。」と締めくくっていたが、私が気になったのは、番組の中で見せられた、ハーフタイムにみんなトイレに行ったらしく、東京の水道使用量が跳ね上がった事実だった...


 この数字を見る限り、ワールドカップが終わった後、テレビのJリーグ試合中継が増える事は無いなと思ってしまった。 野球と違ってCMはハーフタイムにしか入れられず、その時にもトイレに行かれたり、チャンネルを変えられたりする事が考えられ、今の民放のシステムではサッカーの中継が定着するのは大変だろう。


 でも今後は有料チャンネルの普及などで、スポーツ中継のやり方も変わってくるのかも知れないし、それがまたスポーツ界に新しい流れをもたらすのかも知れない。 まだ始まったばかりだが、期待しながら見て行くとします。






ギャラリー・カルピオにて
at 2002 06/11 23:44 編集


 今日は久しぶりに広島カープの公式グッズショップ(+歴史展示館)の『ギャラリー・カルピオ』に行って来た。 ここの周囲は相変わらず静まり返っている。 ビジネス街の外れにあるビルの一階にあり、目立つ看板とかも無い。 わざわざ来た客以外は立ち寄りそうも無い。 しかも役所みたいに5時(二階ギャラリーは4時)で閉めちゃうし... 客商売なんだから商業地に移転し、せめて7時までは営業して欲しいものだ...


 一階のグッズショップをのぞいてみたが、気のせいか、前回来た時よりも点数が増えている様な... 前に私が批判したから増やしたとも思えないが、以前はあまりにも少なかっただけに、評価はできる。 ここに何度も来たくなる様にキャラクター商品にはこれからも力を入れて欲しいです。 私は最近、鳴り物応援の廃止を訴えているだけに、今度来たら小旗かタオル、もしくはハンディサイズ(?)鯉のぼりでも買ってみるか...


 あと、二階のカープギャラリーの内容ももっとマメに更新してはどうだろうか...? そう、現役選手の展示もしてみては面白いのではないかと思っている。 何よりも、今の場所では誰も来ないから、早く中心部の本通りにでも引っ越して欲しいものだ...






他者から学べるもの...
at 2002 06/12 23:58 編集


 世間がワールドカップ一色の中、今日もプロ野球が行われている。 プロ野球はワールドカップと正面から戦う事も無く、かと言って心から協力する事も無く、ただ”嵐が過ぎ去る”のをじっと待っている感じにも見えてしまう。 プロ野球ファンとしてはちょっと残念だ。 現場の選手達はそれでも頑張って良いプレーをしているのだけど...


 現在、ワールドカップでは決勝トーナメント入りを巡っての激闘が繰り広げられ、フランスやアルゼンチンといった優勝候補が敗退すると言う波乱が起こっているのだが、一方で力を付けてきた新興の国々の台頭も目立つ。 勝って歓喜に沸く選手やサポーター、逆によもやの敗北にうなだれる選手やサポーター... ついつい感情移入してしみじみとしてしまう。 こればかりはどの国にも、どのスポーツにも共通かも...


 共通...と言えば、こうやって他の競技を見ているとプロ野球ファンとしても教えられるところもある。 前にも書きましたが、一つはプロ野球界も国中が熱狂できる様な”日本代表&国際試合”を頂点とする新しい序列に組み替える事です。 もう一つは今大会の日本代表チームのヒーロー・稲本選手を育てた『ユースチーム』と言うシステムです...


 現在のプロ野球はアマチュアで活躍した学生や社会人を採って成り立っているが、これからはサッカーに倣って自前で選手を発掘、子供時代から高校生までの一貫教育で育てるのだ。 アマチュアの大会で活躍したからと言ってプロで活躍出切るかは分からないし、その逆も当然あります。 特に地元の選手を効果的に発掘できるかも知れないのだ。


 例え話だが、もしドラゴンズにユースチームがあったなら... イチロー選手(現マリナーズ)は最初はドラゴンズに入っていたのかも知れない。 彼は名古屋出身で地元のドラゴンズファンだったそうだし、最初からプロ志望で甲子園大会の出場もあくまでプロ野球関係者の目に留まるのを期待してのもので、勝ち進む事には興味が無かったと何処かで書いていた。 もしドラゴンズにユースチームがあったら、彼は当然そこに入り、もしかしたら18歳以下でプロデビューしたのかも知れない。 もっとも、”鈴木一朗選手”としてだが...






気になる...
at 2002 06/13 23:57 編集


 カープはベイスターズに3連敗か... せっかく2カード連続で勝ち越して来たのに、相性の悪さは健在みたいで... 週末のドラゴンズ戦から出直さないと。 それにしても、今日はカープの試合中も裏でやっているイタリア代表の試合が気になってしまう。 私はサッカーファンでは無いが、世界レベルの試合は面白いし、スタジアムの熱狂にも独特の高揚感を覚える。


 明日はいよいよ日本代表の試合か。 広島でも広島ビッグアーチ(Jリーグ・サンフィレッチェ広島の本拠地)でのパブリックビューイングが一部の不心得物の為に中止になってしまった。 前に書いたけど、広島市民球場を開放できないものだろうか... 昼の3時とは言え、あそこは街の中心部だし。 何とかして欲しいものだけど。






新しい歴史
at 2002 06/14 23:47 編集


 報道によると、日本ハムファイターズの札幌移転が正式に決まりそうらしい。 まあ、唯一反対を表明していた西武ライオンズ側の「札幌にはフランチャイズ球団を置くべきでは無く、12球団が持ち回りで利用すべきだ。」と言う出張には全く正統性が無いのだから、こうなるのも時間の問題だったのかも知れないが...


 ただ、ライオンズ側にも誰彼構わずプロ各球団に声を掛けていた札幌市に振り回されたと言う点では同情する余地はある。 実際、ヤクルトスワローズも札幌移転を検討して断念した事がある。 まず、札幌ドームの建設ありきで、出来上がってから稼働率を上げるべくプロ野球チーム誘致に奔走したと言う訳だ。


 ”準フランチャイズ”なんて言う中途半端なやり方をしたライオンズ球団も(札幌市民に対して)無礼だと思うし、一度はライオンズの話に乗って来ながら、土壇場でファイターズに乗り換え、”梯子を外した”札幌市側も(ライオンズ球団に対して)無礼だと思う。 両チームのファンや札幌市民(北海道民)の意思を問う事も無く、ビジネス上の事情でドタバタ劇を繰り広げた格好になったのかな...


 話は変わるが今日、サッカー日本代表はチュニジア代表に勝ち決勝トーナメント進出を決めた。 Jリーグの発足からドーハの悲劇、ワールドカップ初出場、そして惨敗...と言う”歴史”を見て来た者にとって「長かった...ついにここまで...」と感慨も大きい。 とにかく、「おめでとうございます!」と言いたいし、この後も頑張って欲しいです。


 話は戻るが、札幌移転が正式に決まった以上、ファイターズ(球団名はどうなるのか?)も札幌に腰を落ち着けて、ここでいつまでも新しい歴史を刻んで行って欲しいです...






禁じられた遊び
at 2002 06/15 05:26 編集


 先日、押入れの中から古いファミコン雑誌を見つけた。 『ドラゴンクエスト』の第1作の記事があった...懐かしい。 このゲームはシリーズ化されて現在第7作まで出ているが、私は第1作が一番好きだ。 言葉にするのは難しいが、以後のロールプレイングゲームに比べてシンプルで自由であり、楽しみ方も人それぞれだった様に覚えている。 何よりも”ゲームバランス”が最高だったのだ...


 このゲームのいわゆる”ウラ技”に、ゲーム状態保存用のパスワードを利用し、レベル99の最強状態でゲームを再開出来ると言う物がある。 私もやってみた事があるのだが、すぐに飽きてしまったと記憶している。 最初は圧倒的な強さに驚くが、”やるかやられるか”のドキドキ感が全く無いので、はっきり言って退屈で面白く無い。 これはあくまでも”未知の世界”を体感する為に(ゲームの)作者が入れたウラ技だろう...(ちなみに、このゲームはレベル30もあればクリア出来ます。)


 私も昔、ゲーム製作を勉強した経験があるのだが、そこで習ったゲーム製作で重要な事の一つは”バランス”で、プレイヤーと敵の強さの釣り合いを取り、薄氷を踏む様なギリギリの戦いが出来る様に”演出”するのだ。 それによってプレイヤーは”やるかやられるか”のドキドキ感を体験できるのだ。 一方的に敵を圧倒し続けてもあまり楽しくは無いはずだ...


 もう一つは”ジレンマ”だ。 歴史シミュレーションゲームの『信長の野望』(初期の作品の事です)を例に挙げますと、自分(プレイヤー大名)の領地に農民が10000人、兵士5000人いたとして、農民を5000人兵士にすれば戦力は倍になるが、領地からの収入(税金)は半分になってしまう。 逆に兵士を農民に戻せば税金収入は上がるが、当然戦力は落ちてしまう。 プレイヤーはそのバランスを取って戦力を維持し、戦いに勝ち抜かないといけない...


 ...2000年、20世紀最後のプロ野球シーズンはジャイアンツがオールスターチーム並の戦力で圧勝し、日本シリーズはプロ野球界待望(?)の”ON対決”となったが、盛り上がりと言う点では今回のサッカーW杯の様な”熱狂”は無く、期待外れに終わった。 そして翌年は巨人戦のテレビ視聴率低下と言う事態が起こった。 確かに”イチローフィーバー”もあったけど、私はプロ野球界が”何か”を見失っていた事が原因だと思っています。


 プロ野球はゲームと違い、その勝敗に多くの人達(選手や球団関係者、家族など)の生活が掛かっているのだから勝たねばならず、理想論ばかり言えないのも事実だが、ゲーム同様、面白く無ければユーザー(観客、テレビ視聴者)に見向きもされないのもまた事実ではないでしょうか? 有名無実化したドラフトとフリーエージェント(FA)で最強チームを作ったところで、その”面白さ”が楽しめるのもわずかな時間しか無いのではないでしょうか...


 ドラフトを前シーズンの下位チームから順番に指名出来る完全ウェーバー制にするとか、FA選手を獲得したチームが旧所属チームにドラフト1位の指名権を譲るとかの”改革案”は発言力の強い有力チームにことごとく潰されているが、ファンを繋ぎとめる為には”自らを縛る”事も時には必要だと私は思っています...


 今回のワールドカップを見ていて、「ルールとは何の為にあるのか?」と言う問題を改めて考えさせられました。 明日は解説者・豊田泰光さんのコラムを基に、この問題をもうちょっと取り上げたいと思っています。







ルールとは何の為に...
at 2002 06/16 05:22 編集


 昨日の新聞のテレビ欄を見ると、『阪神 vs 巨人戦』中継の所に「首位決戦・生き残りかけた戦い」と書いてある。 何度も同じ事を書いてすいませんが、今の時期のどこが”決戦”なのだろうか? サッカーのワールドカップで本物の”生き残りをかけた決戦”を毎日見ているだけに、安易に使って欲しく無い言葉だ。 決戦、決戦...と、まるで年中”閉店セール”をやっているどこかの宝石屋みたいだ。 そして今日の”決戦”は8時で中継が打ち切られ、W杯・イングランド戦の中継に切り替わると言う”前座”扱いだ...


 さて、今日は予告通り解説者・豊田泰光さんのコラムをお借りして構成させて頂きます。 要約せずに全文を引用するのは、同じ文章でも人によって受け取り方が違うので、皆さんにも全文を読んで頂きたいと思いますので、面倒とは思いますが、ご了承ください...


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 日本経済新聞スポーツ欄コラム『チェンジアップ』より


 『引き分けはファンに失礼』


 今季最長試合を見た。巨人ー中日戦(七日、福岡ドーム)の延長十二回、五時間七分。しかし、長くは感じなかった。巨人・桑田のテクニックの限りを尽くした投球。しかし投手バンチに一発を食らい、もつれ込む。十二回も河原が本塁打を喫するなどハプニング満載。目が離せなかった。
 今、球界挙げて試合時間の短縮に取り組んでいる。二時間台で終わる試合も少なくなく、効果があるようだ。だが、時間で区切られていないのが野球のいい面でもある。終わるのが惜しくなる試合もあるのだ。
 先の試合は決着がついたからよいが、これまで球界は引き分けをよしとして、野球の魅力を自ら切り捨ててきた。以前は一定時間を超えたら新しい回に入らないという規定があった。一九八八年、近鉄の奇跡の逆転優勝がかかった試合が、ロッテの抗議のために時間切れ引き分けとなり、ペナントレースの山場が尻切れトンボになった。
 引き分け狙いの遅延行為といえば、五二年の平和台事件がある。西鉄に大きくリードを奪われた毎日は、中堅手がタイムをとって水を飲みにベンチに帰るなど、引き延ばし作戦に出た。日没ノーゲームとなるのを狙ったのだ。
 平和台のファンは我慢ならずスタンドに乱入、警官出動の騒ぎに。こうしたファン無視は許されない。ただ、お天道様をにらみながらの駆け引きはまだほのぼのした感じ。設備の完備した今、延長を十二回まで、と区切るのはファンに対してもっと失礼ではないか。
 時間短縮の発想の裏には、テレビの放送時間内に終了させたいという思惑があるのだろう。横目でサッカーを気にしているからそうなる。だが、本末転倒。冗長な試合はいけないが、テレビが完全中継するのが当たり前だ。
 大体テレビマネーをあてにしてすり寄ったところに、野球界の大きな勘違いが生じた。肝心なのは球場にどれだけお客さんが入っているか。そうした等身大の経営を忘れたところに年棒高騰の根もある。今こそ野球の原点を見つめ直したい。


(野球評論家・豊田泰光さん)
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 ...私も基本的に同感です。 日本人は宗教的な思想もあって、勝敗に白黒つける事を必ずしも好まないとは言え、野球はサッカーと違い時間制では無いし、しかも勝ち点(引き分けでも勝ち点は入る)では無く勝率で順位を決めるのだから、引き分けは本来あってはならないものなのだ...


 引き分けを巡る事件(?)と言えば、十数年前のカープ大逆転優勝がある。 この年のセ・リーグはカープが終盤の猛追で首位ジャイアンツに追い付き、最後はカープが勝ち数で下回っていながら勝率ではわずかに上回っていて逆転で優勝した。 そう、引き分けの数がものを言ったのだ...


 この事が巨人(読売)のトラウマとなり、後にはセ・リーグのみが延長15回制になり、去年延長12回までに戻した時は、勝率より勝ち数で順位を決めると言うシステムを導入したが、ファンから見れば本当の順位が分からなくなって(巨人戦の)人気低下の要因になった。 そして今年は”勝率制・延長12回まで”に戻している。


 本当はアメリカ・メジャーリーグみたいに決着が付くまで無制限に延長戦をするのが理想だが、日本ではそれが難しいのは私にも分かります。 アメリカと違って球場に車で来れず、公共交通機関が頼りで最終便で帰らないといけなくて、最後まで観られるのは一部の客だけになり、一方で照明などの諸経費も掛かる。 でも私はやり方によっては最大18回くらいまでの延長は出来ると考えてます...


 まず、週末の試合は極力デーゲームにし、照明などのコストを削減する。 今はドーム球場と言う便利な物があるので、真夏のデーゲームだって不可能では無い。(今でも高校野球は真夏にデーゲームでやっているが...) また、ストライクゾーンの拡張によって試合時間が多少短縮したそうだが、更に短縮出来る様、ルールに手を加えても良いのでは?


 サッカーのワールドカップを見ていて思ったのだが、途中交代できる選手の数が3人までと決まっているのは面白い。 ベンチの選手から誰をいつ投入するか、監督の采配が試され、ピタリとはまれば試合の局面が大きく動く... 野球とサッカーは違うが、このシステムを野球にも導入するのはどうだろうか? 具体的に言えば、一試合に起用できる投手の数を制限するのだ...


 私もワンポイントリリーフを否定はしないが、現在では中盤から右・左で投手交代を過剰に行っていると感じています。 ある程度制限しても良いのではないでしょうか... それに打者が打席を外す回数の制限、投手が次の球を投げるまでの時間を制限、攻守交代時の全力疾走など、スピードアップの為のルールは色々と考えられるはず...


 サッカーと言えば『オフサイド』と言うルールがあるが、これが無ければ両チームのフォワードとディフェンダーがそれぞれのゴールにへばり付き、動きの無い試合になってしまう。 オフサイドのお陰で22人(20人?)の選手がボールを追い掛ける試合が出来る。 そう、ルールとはゲームを面白く演出する為にあるのだ...


 最後に、豊田さんは「テレビが完全中継するのが当たり前だ。」と言われてましたが、私は地上波放送は7時から9時で十分だと思っています。 最後まで観たい人はス●パーに加入するなり、球場に足を運ぶのが筋ではないでしょうか。 野球ファン以外とも共存し、良い関係を作って行って欲しいです...






伝統の味
at 2002 06/17 04:57 編集


 以前集めていたペプシコーラの『イチローボトルキャップコレクション』は最後の一種類が手に入らず、中途半端に終わった。 未だに売っている店があったものの、”ボール”と”ヘルメット”と”ムービングカード”の三種類ばかりしか無い... 袋の上から触れば中身が分かるのが災いしたようで。


 一方、コカコーラも似たようなキャンペーンやっているのに今更気が付いた。 こちらは『サッカーフィギュアコレクション』だそうで、試しに買ってみたらカンデラ選手(フランス)が入っていた。 こちらは外からでは中身が分からないので、全部集めるのは困難だろうから止めておくか...


 そう言えば昔のコカコーラは辛かった...と言うかすごく炭酸がきつくて、子供時代にはよく風呂上りとかについグイグイと飲んでしまい、胸が焼けるようになって、腰に置いていた手で思わず胸を押さえていた記憶がある。 それでも味が(ソフトに)変わった時には昔からの愛飲者に反発を買った。 今ではもう昔の味を知っている者の方が少数派になったが...


 昨日のスポーツニュースを見たが、ワールドカップの熱戦もあるけど、プロ野球もしっかりとやっていた。 映像を見る限り客の入りも悪く無い。 『阪神 vs 巨人戦』と他のカードの扱いの差が気になるが... 画面には元木選手(G)の決勝タイムリーが何度も映される。 私は不意に思ってしまった。 「もしかしたら、この風景を見るのはこれが最後になるかも...」と。


 もちろん、元木選手は今後も甲子園球場でヒットを打つでしょう。 ただ、その時には彼のユニフォームの胸にある文字は”TOKYO”から”YOMIURI”に変わっているかも知れないのだ... 最初は相当な違和感を覚えるだろうがいずれは慣れ、10年もすれば”昔の風景”を知る者も減って行くのだろうか... ”伝統の一戦”に特別な感傷の無いカープファンの私には分からない...






夢が叶う時...
at 2002 06/18 23:40 編集


 サッカーワールドカップの日本代表は惜しくも負けてしまったか...とは言え、Jリーグの発足から始まって『ドーハの悲劇(’93年)』、『ワールドカップ初出場(’98年』、『初勝利、一次リーグ突破(’02年)』と着実に歩んで来た。 次回のドイツ大会以降も常時出場出来る様に、これからまた新しい出発ですね。 とりあえず今は「お疲れ様! いい夢を見させてくれてありがとう!!」と言いたいです。 共催の韓国は勝ったそうで、おめでとうございます。


 もっとも、ワールドカップはまだ続いているし、注目のカードもまだまだあります。 私が注目しているのは金曜日にある『ブラジル vs イングランド戦』です。 強豪同士の組み合わせも注目だが、会場が”日本のサッカー王国・静岡”なのも重要だ...


 昔テレビで『サッカーの街・清水』みたいな番組を見た事があるが、行政とか企業でも無く、無名の市民達による地道な活動によってサッカーが普及したらしい。 男の子はみんな野球をやると言う時代だっただけに苦労がしのばれる... だからこそ地元で世界が注目する”夢のカード”が開催できる事は本当に素晴らしい。 地元でサッカー普及に尽力された方々には本当にこの試合を楽しんでもらいたいです。







楽しくなければ野球じゃない
at 2002 06/19 23:37 編集


 サッカーのイングランド代表・ベッカム選手がイギリス紙のインタビューに答え、「日本のサポーターは素晴らしい。 将来は日本の子供達の為にサッカースクールを造ったり、引退前に日本でプレーする事も考えている。」みたいな事を語ったと新聞に載っていた。 言うまでも無くリップサービスだと思われるが、海外の一流選手にここまで言ってもらえるとは日本人として光栄に思ってしまった。


 この記事を読んでプロ野球ファンの私は一年前、アメリカに渡ったイチロー選手(マリナーズ)が言った言葉「この国のファンは目が肥えている。」を思い出してしまった。 逆に言えば「日本の野球ファンは目が肥えて無い。」と言う事になる。 この言葉はずっと忘れられないし、テレビで紹介されたアメリカの観戦スタイルを見てショックを受けた。 日本での応援スタイルはこれで良いのだろうか...


 まあ、今すぐ鳴り物などの応援スタイルを変える事は当然できないが、少しずつでも新しい応援スタイルを育てて行く事はできないだろうか... いつかは野球でも海外の一流選手に「日本でプレーしてみたい。」と言わせてみたいものだ。 とりあえず、私は次の観戦からメガホンや応援バットの使用は止め、鯉のぼりでも振って応援する事にします。(ジェット風船はキライなので前からやっていない)







at 2002 06/22 23:55 編集


 二日ほど更新が完全にストップしていました...すいません。 さて、プロ野球ファンの私ですがワールドカップが面白くなって来てついつい見ています。 それにサッカーと言う野球とは違うスポーツやワールドカップと言う大イベントを見ていると、何かと参考になる事も多いなと思っていますし。 同じ野球でも日本とアメリカでは国内の事情も違うし、また逆に野球とサッカーと言う異競技でも、参考になる部分は多いですし。 とにかく、もうちょっとサッカーの影響を受けた日記が続くかも知れませんがご了承下さい。






サッカーから学んだ事①~ドリームチームの幻
at 2002 06/23 12:11 編集


 サッカーワールドカップ日本代表の活躍に沸く日本国内の様子を見ていると、プロ野球ファンの私としては野球も国際化を進め、現在の巨人(読売ジャイアンツ)中心から、日本代表チームや国際試合を頂点とする新しい体制へと再構築する必要があると再認識させられた。


 トルコ代表との試合に敗れ、ベスト8入りを逃した日本代表チームは解散し、4年後のドイツ大会に向けて動き出した。 とりあえず2004年のアテネオリンピックを目指して動き出した...みたいな報道を聞いて私は先月、毎日新聞が「オリンピックをプロ主体の”ドリームチーム”にするのは間違っている。 アマチュア選手が出られないのは社会人球界の衰退に繋がる。」と言う感じの記事を載せたので、それにこの日記内で噛み付いた事を思い出した。


 しかし、今回改めてその記事を読み返してみると、私自身も大事な所を見落としている事に気が付いた。 申し訳無いのですが、再度この記事を引用させていただきます...


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 毎日新聞のコラム『西論風発』より。


 アテネ五輪野球『ドリームチームは慎重に』


 2年後のアテネ五輪で、野球の日本代表チームを編成する強化本部長に前巨人監督、長嶋茂雄氏が就任した。 「メダル獲得の為にはプロ側の全面協力が必要。その為にも最適」というアマ側からの熱いラブコールに長嶋氏が応えた形だ。
 しかし、これがアマ球界にとって、最適なことなのだろうか。むしろ、現在抱えている問題に火を付け、混乱させる可能性の方が大きい。
 前回のシドニー五輪でメダルを逃しただけに、なんとかしたい、という気持ちは理解出きる。長嶋氏が先頭に立てば、シドニー五輪では選手派遣に冷たかった巨人にも協力が得られやすい。人気盛り上げといった経済効果も、期待出きるかもしれない。
 ところが、そんなプラス面だけを強調して、「大変いいことだ」と手放しでは喜べない現実がある。長嶋氏はプロ、アマを通じての象徴的な存在であることに異論は全くない。しかし、選手の指導、強化といった実務は、長嶋氏にとって苦手な分野だ。メダルを獲得しなければならない「強いチーム」を作る仕事には、不安がつきまとう。
 アマ側の対応は不可思議だ。アマチュア野球連盟の長船麒朗専務理事は「アテネ五輪はドリームチームで臨む」という。それは、明らかにプロ中心のチーム編成を意味する。そうなれば、社会人や大学のアマ選手が五輪に出場出来ないことにもなりかねない。いくらプロも参加出来るオリンピックといっても、本末転倒ではないか。
 とくに、アマ球界の最高峰に位置し、プロ球界を実質的に支えてきた社会人野球界にとって大きな問題だ。長引く不況の影響を受けて、休廃部する企業チームに歯止めがかからない。そんな中、活動を継続出来るチームにとって、オリンピック選手を出すことは、なにものにも代え難い励みになる。
 「ドリームチーム」は、その望みを放棄せざるをえない危険性をはらんでいる。選手の士気にかかわり、社会人球界にとっては、自殺行為にもなりかねない。長嶋氏の強化本部長就任について、「新聞を読んで初めて知った」ともらす関係者も多く、動揺が広がっている。
 この際、社会人野球を統括する日本野球連盟は、加盟各チームに対し、納得の行く説明をする必要がある。幹部だけの人気取りであっては、断じてならない。その上で、長嶋氏に対し、五輪チームの編成は慎重にするよう要請すべきだ。このまま放置すれば、社会人野球の死活問題のもなりかねない。


 4月28日付 編集委員・玉置 通夫さん


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 そう言えば今回のワールドカップ開催中にも長嶋”総監督”がオリンピックに向けて動き出していると言う報道があったが、私は今更ながらアマチュア球界が長嶋氏を担ぎたがる理由に気が付いてしまった。 それはプロ野球側の協力を得る事もあるが、実際には有力なスポンサーを集める為...と言う理由の方が大きいのでは。


 今回のサッカー日本代表の好成績の理由の一つとして、”潤沢な資金”もあるのでしょう。 実際、一泊二万円近くもする高いホテルを一月も借り切っているし、大会前には海外での練習試合なども行っている。 その資金は「●●はサッカー日本代表を応援しています。」などとCMで流しているスポンサー企業から出ているのだろう。 選手や監督の記者会見の時にも背後にスポンサー企業の名前が目立つし...


 ところで、オリンピック野球の日本代表チームは誰が運営するのでしょう...? この記事から見るとアマチュア野球連盟みたいだが、ここのスポンサーは社会人チームを持つ企業や学生野球に参加する学校なのでは? ...だとしたら、「自分の所の会社(学校)の選手が出られないオリンピックに金は出せない。」と考えても不思議では無い。 だが、「今度こそメダルを! その為には今回はプロ主体も仕方が無い。」と考える人達が長嶋氏を担ぎ出したのではないでしょうか...


 野球界には『日本サッカー協会』みたいな組織が無く、プロとアマがバラバラなのが問題なのかも知れない。 実際、次のアテネでも”アマチュア野球日本代表チーム”にプロ野球が選手を”助っ人”として派遣すると言った状況は変えられないのでは... オリンピックのプロ化(良し悪しはともかく)に現在の日本のスポーツ界(サッカーは例外)が対応できていないのだろうか...






サッカーから学んだ事②~聖地
at 2002 06/24 13:45 編集


 世間がワールドカップに騒いでいる中、ワールドカップ誘致に失敗した広島市では、地元チーム・サンフィレッチェ広島の”サッカー専用競技場構想”が宙に浮いているらしい。 現在、サンフィレッチェ広島は広島市の郊外にある『広島ビッグアーチ』を本拠地にしている。 ここは広い駐車場がある等の利点もあるが、大きな問題点もあるらしい。 それはここがサッカー場では無く、陸上競技場だと言う事です...


 テレビの画面では分かりにくいが、スタンドから見るとフィールド(ピッチって言うのか)がかなり遠く見えるそうだ。 フィールドとスタンドの間は陸上用トラックに隔てられているからだ。 そこでサンフィレッチェでは、市内にある古い陸上競技場の『広島スタジアム』をサッカー専用競技場に改造し、集客向上に繋げようとし、財政難の広島市もそれに乗ろうとしたが、これに広島県の陸上競技界が猛反発したらしい...


 何でも、「戦前からの広島陸上界の歴史を見てきた陸上競技場をサッカー場にするとは何事だ!」と言う事らしい。 確かに、スポーツには”聖地”はつきものかも。 甲子園(野球)に花園(ラグビー)、そしてサッカーだと国立競技場か...でも、ここはその名が示す通りサッカー場では無い。 スポーツにとって、歴史は大切ではあるが...


 この国では野球とサッカーが”2大プロスポーツ”だが、専用競技場を本拠地としている球団はあまり多く無い。 人工芝の”野球もできる多目的イベント会場”や、ピッチの周りをトラックが囲む”サッカーもできる陸上競技場”がほとんどだ。 それなら、今からでも過去の歴史も大事にしつつ、ちゃんとした専用のスタジアムでこれからの新しい歴史を創って行って欲しいと思っています...






11対13...
at 2002 06/25 23:51 編集


 ワールドカップサッカーの韓国代表は残念ながら負けてしまったか...と言ってもまだ三位決定戦が残っているし、アジア初の世界三位を目指してもうちょっと頑張って欲しいところだ。 ただ、今回の”審判問題”は早い内にスッキリさせておくべきだと思ってます。 次はヨーロッパ(ドイツ)での開催だし、現地のファンを全て敵に回す事は避けて欲しいです。 聞いた話では、イタリアが親善試合と言う”リターンマッチ”を望んでいるらしいし、是非受けてスッキリした決着を付けて欲しいです。 仮に負けても、韓国の今大会での活躍は変わらない訳だし...






サッカーから学んだ事③~地産地消
at 2002 06/26 23:32 編集


 広島カープは今オフのドラフト会議で亜細亜大学の氷川投手を自由獲得枠で獲得すると発表した。(詳しくは http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw02061802.html に) カープは大抵の場合、早い段階で一位指名を公表して選手の信用を得ようとするからな... それにしても、また”広島の高校⇒東京の大学”ルートか。 山本(浩・現監督)、達川、小早川、山内、新井...ともう何人目だろうか。


 そう言えば今日、カープの元スカウト部長だった備前さんがローカル局の番組に出演し、カープのスカウト事情を色々と話してくれたが、「今までで一番残念だった事は?」と聞かれて「二岡(現ジャイアンツ)を獲れなかった事かな...」と言っていたのには思わず苦笑してしまった。 (噂だが)カープ球団が高校、大学と彼の面倒を見たのに、土壇場でジャイアンツに鞍替えしたのが悔しいのかな? でも、(こんな不透明なやり方じゃ無く)他にやり方は無かったのだろうか...


 考えてみればカープが地元・広島出身の高校生や大学生をドラフトで指名した話はもう何年も聞いていない。 ホークスは地元・九州出身の選手を集めて”地域密着”のイメージアップに成功しているのに... カープが地元選手を指名しない理由を昔、新聞で読んだ事がある。 中国地方は人材が少なく、その少ない地元選手への過剰な期待で潰れてしまう心配があるらしい。 でも、広島出身の選手が他球団の主力として(ドラゴンズ・谷繋選手やバファローズ・磯部選手など)活躍しているのを見るのはとても悔しい...


 今回のサッカーワールドカップ日本代表チームでは稲本選手(アーセナル)や宮本選手(ガンバ)らの”ユース育ち”の選手が大活躍し、ガンバ大阪のユースチームには将来の日本代表を夢見る少年達の入団希望が殺到しているとか。 カープもこのシステムを導入し、地元の人材を自前で育てられないものだろうか...


 Jリーグのチーム同様、カープの下にユース、ジュニアユース、ジュニアリトルのチームを設立し、見込みのある子にプロ、そして世界を意識させながら英才教育するのだ。 プロを意識して中学から木のバットを使い、外国で行われている野球の世界ユース選手権などに出場させ、プロで通用するまでに育った選手を改めてドラフト指名するのだ。 普通に高校から入団するよりは一軍で活躍できる可能性は高いはずだが...


 世の中がバブルに踊っていた時代、メジャーリーグのFA選手を買い漁る球団が多かった中で、あえてドミニカにアカデミーを設立、自前選手の育成にこだわったカープ球団だ。 今こそ独自性を発揮して球界に新風を巻き起こして欲しいと私は思ってます...






社会主義国...
at 2002 06/27 21:59 編集


 昨日、キューバのオマール・リナレス選手がドラゴンズに入団決定と言うニュースが突然入って来て、私も驚いてしまった。 リナレス選手と言えば、オリンピック等の国際大会で無敵を誇ったキューバ代表チームの主砲だっただけに、日本のプロ野球で活躍できるかどうか気になってしまう。 カープファンの私から見れば敵になるけど、早く見てみたい選手だ。 後半戦から出られるらしいが...


 今日になって、ネットや図書館で新聞各紙をチェックしたりしたのだが、リナレス選手が活躍できるかどうかより、今後他のキューバ人選手の日本球界派遣はあるのだろうかと言う点に注目していて、基本的には何処の新聞も懐疑的な論調だった。 ちなみに今、”派遣”と書きましたが、社会主義国・キューバの選手はアメリカ等の国の選手と違い、選手個人とは契約できないみたいで...


 社会主義国... (建前上は)国に集まった富を国民全員で分配するシステムの国、だっただろうか。 ”金持ちも貧乏人も無い理想の国”のはずだったが、個人の努力が報われないのだから(経済的に)発展できず、”本家”のソビエト連邦(現ロシア)は崩壊、中国も実質的に社会主義を離れつつあり、キューバも状況は厳しいのだろう...


 難しい事(本当はもっと複雑なのだろうが)を書いてしまったが、要するに特別な才能を持つ個人がその能力で巨万の富を得るプロスポーツ選手は、社会主義国のシステムと相反する存在なのだろう。 だから今回の場合も給料はドラゴンズ球団からキューバ政府に”派遣料”として支払われ、その一部がリナレス選手本人に”分配”される訳だ...


 だから、今後キューバからの選手派遣が広がった場合、”亡命”の危険があると言う記事の意味も分かる。 仮に球団が選手に2億円支払ったとして、選手本人の取り分がその一部だけしか無ければ、その”ピン撥ね”に我慢できなくなるかも知れないからな。 今後の成り行きが注目されるが、”解禁”は簡単では無さそうだ...

 ...以上、前のブログの記事バックアップでした。

カープBOM!2002年5月

2020-04-04 23:23:23 | Weblog
もう一度投げたかった
at 2002 05/01 23:52 編集


 昨日の『すぽると』では白血病から生還したブルーウェイブ・岩下投手の特集だった。 見ていて思う事はただ「一軍の選手として帰って来れて良かった。」か... 去年はバファローズの盛田投手がやはり脳腫瘍から生還し、バファローズの優勝に貢献、オールスター戦出場も果たした。 また、亡くなられたホークスの藤井投手もいたな。 そして、カープファンの私はやはり亡くなられた津田投手の事を思い出す...


 毎日身体を酷使しているプロ野球選手は、こう言った難病にかかる事も多いのか...? ところで、元カープの津田投手と、藤井投手(H)、盛田投手(Bu)、岩下投手(Bw)との違いは何か...? それは津田投手以外はそのチームの一員のまま闘病生活を送った事だ。 亡くなられた藤井投手も、最後まで身分は”ホークス投手”のままだった。


 以前津田投手の妻の手記『最後のストライク』がドラマ化され、私も見たのだが、やはりカープ球団が自分を解雇した事を新聞で知り、津田投手がショックを受けて泣いていた場面があったが、見ていて切なくなるものがある。 でも、もう時間は元には戻らない。 カープ球団には、今以上に選手を大切にするチームであって欲しいです...


 出来れば、ファンが津田投手の事をいつも思い出せる様、新しい球場を造ったら施設の何処かに名前を付けるとか、石碑か何かを建てるとかしてくれるとありがたいです。






注目の数字
at 2002 05/02 00:22 編集


 スポーツ新聞に先週、東京ドームで行われた『巨人 vs 横浜戦』のテレビ視聴率が発表された。 そう、この試合はNHKが初めて中継する東京ドームでのジャイアンツのホームゲームだったが、平均視聴率は18パーセントで、今年の日本テレビによる中継の平均を上回った。 NHKは「ゲストとして長嶋茂雄氏を呼んだのが大きい。」みたいな事を言っていたが、理由はそれだけではないだろう...


 今年は”タイガース復活フィーバー”でプロ野球が盛り上がっているみたいな風にマスコミは言っていたが、そのタイガースが絡まない試合では、巨人戦中継のテレビ視聴率は去年と大して変わりは無いらしい。 もちろん、10パーセント台後半は悪い数字では無いが、数年前までは20パーセント台であるのが当たり前だった所から考えればやはり”不振”なのだろう... 世の中は変わっている。 プロ野球も時代に合った新しい形に変わるべき時が来ているのだろう...






連休後半スタート
at 2002 05/03 23:50 編集


 広島市民球場では今日からゴールデンウィーク三連戦が始まった。 タイガースとの対戦だが、広島はカープができる前はタイガースファンが多かった関係か、今でもタイガースのファンが多い。 もっとも集客が期待できる祝日のデーゲームだけに、三日とも晴れて欲しかったが、残念ながら今日は昼過ぎから雨が降って来た。 テレビで見ている限り、スタンドは大入り満員だが、この状況では雨宿りも出来ずにビショビショになったろうな... もしくは途中で帰ったか。 こう言う事があると、また”屋根があったら”と言う連中がうるさいのだろうか... そう言えば、広島の新球場建設構想について新しい動きがあったっけ。 これは明日取り上げます。






広島新球場建設問題に思う
at 2002 05/04 04:52 編集


 広島の新球場建設問題について久しぶりに動きがあった。 連休明けにも何らかの決定がなされるみたいだ。 現状ではカープ球団と複数の民間企業による”レトロ調オープン球場を核としたボールパーク建設構想”が資金面で有利になっているが、地元財界では”屋根付き球場待望論”も根強く、まだまだ先行き不明です。 詳細は以下の新聞記事にイラスト付きで書かれています。 良かったらどうぞ...
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn02050203.html


 さて、この問題は広島市の旧貨物ヤード跡地の利用法なので、その観点から言えば私の意見は「野球場にするのなら、利用者であるカープ球団の意向を重視すべきで、財界が資金も出さないのに口を挟むのはおかしい。」と思う。 第一、彼ら(地元財界)がどれ程プロ野球やスポーツビジネスを知っていると言うのだろうか...


 そもそも私はカープ球団が今の位置(広島平和公園の隣)から動く事自体に反対です。 今の位置にあるからこそ、平和の大切さや、安心してスポーツを楽しめる事の素晴らしさを訴えられるのだし、それに集客の面でも今の位置から動くのは危険だ。 市内の中心部だからこそ「ちょっと行ってみるか...」と思えるので、平均一万人近くの集客ができるのだ。 あんな街外れに移転してしまえば、客層を大幅に変えないとやっていけないと私は考える...


 仮に問題の旧貨物ヤード跡地に造るなら、屋根なんかにこだわるより、「駐車場をどうやって確保するか?」を考えるべきでしょう。 JRやバス等の運賃は決して安くは無く、しかも夜間の便がひどく悪い。 これでは家族連れなどが気軽に来れる訳が無い。 無論、根拠はあります。 Jリーグのサンフィレッチェ広島の本拠地・広島ビッグアーチには約2000台分の駐車場があるが、車からは家族連れが次々と降りて来ていた。 野球でもそれができないものだろうか...


 広島の人口から考えれば、リピーターの獲得以外に成功する手段は無いのでは。 その為には、まず駐車場を確保して家族連れで気軽に来れる様にしなくては。 広島は車社会で、歩いて10分のコンビニすら車で行く事も珍しく無いのに、電車やバスを乗り継ぎ、更に広島駅から15分も歩いて来るでしょうか? 自分の身に置き換えて考えれば分かるはずですが... 屋根が必要なのは年に10日弱、駐車場が必要なのはホーム70試合全てです。


 それと、女性客の開拓も必要でしょうか。 実際に球場で観戦していると、女性客の姿が目立つ様になって来た。 これからは女性客の新規獲得を真面目に考えないと... それで提案ですが、カープ球団内に”女性だけのプロジェクトチーム”を作り、サービスの向上や新球場設計へのアイデア提供をしてもらったら良いと思います。 私も含め、男性には分からない(気が付かない)事が多いのだから...


 とにかく、「広島にもドーム球場を。」みたいな大都市間の意地の張り合いや、「公共事業で景気対策を。」みたいなどうでも良い事で降り回されていては話にならない。 地域の”文化”であり”宝”であるカープを何とかして守らなくては。 野球人気が健在である内にこそ手を打たないといけないと私は思っています。






開拓者精神
at 2002 05/05 01:46 編集


 昨日は朝から雨で、カープはこの日予定されていたタイガース戦を流した。 連敗中のチームにとっては”恵みの雨”か... 良い機会だから先発投手陣を再編し、力のある投手を先発から中継ぎに編入して中継ぎ陣を強化すべきでしょう。 打線は調子付いて来たので、乱打戦を確実にものにして行くべきでは...


 一方、大入り満員の試合が中止では営業部門は頭が痛いだろう。 それは事実ですが、一部の客が入る試合と、巨人戦のテレビ放映権料で収益上の帳尻を合わせるのはあまり良いやり方ではないでしょう。 平日のナイターならともかく、条件的にあまり変わらない普段の日曜デーゲームが、昨日の半分程度しか客が集まらない理由を探してみるべきでは...


 さて、私はカープの試合が休みなので、NHKの『土曜スタジオパーク』を見た。 この日は「今、プロ野球が面白い。」と称して内容はタイガースの特集だった。 要するにNHKまでもがトラフィーバーに便乗してBSやハイビジョンの普及を図ろうと言う事か... やれやれ、同じ”マスコミ業界”とは言え、これでは商売本位の民放と”同じ穴のムジナ”ではないか...


 今でこそNHK・BSのメジャーリーグ中継が一般にも知られる様になったが、別に”イチローブーム”に便乗して始めた訳では無い。 実際には野茂投手がアメリカに行くよりもっと昔、日本の野球ファンの一部しか注目していなかった時代から『BSメジャーリーグ中継』は行われていた。 だからNHKには「ゼロから今のメジャーリーグブームを育てた」自負があるのでは? それならばNHKは巨人&阪神と言う”既存の人気球団”に頼らず、新しいプロ野球を育てるべきなのでは...


 メジャーリーグの人気が定着する一方、日本のプロ野球の危機が叫ばれている。 こんな時だからこそ”国営放送”であるNHKは、メジャーリーグ中継を始めた頃の”開拓精神”を思い出すべきなのでは? 私は「NHKは日本野球を育てる為、これからはパ・リーグの試合中継に力を入れるべきだ! 巨人戦ならば放って置いても民放が中継するでしょうから...」と考えてます。


 セ・リーグやメジャーリーグにスター選手を引き抜かれ、弱体化したかと思ったパ・リーグだが、最近はライオンズの松坂投手を始めとする個性豊かな若い選手達が台頭し、新時代の幕開けを感じさせている。 更にはファイターズの札幌移転の動きもある。 私は、スポンサーの意向に左右されないNHKは、今こそパ・リーグの頑張っているチームや選手を盛り上げ、育てて行くべきだと思います。






無理やり日記更新
at 2002 05/06 23:56 編集


 今日は休日だったので、日帰りで近場の三次まで行って来た。 広島に帰ると雨が降っている。 不意に思い立った私は広島駅からある場所へ向かう...






気分は取材記者
at 2002 05/07 04:10 編集


 昨日の休日は日帰りで三次まで行って来た。 そして帰り道、あえて広島駅で下車した私は新球場が建設されると言われている旧貨物ヤード跡地に向かった。 今までにも何度かJR電車の車窓から見て来たが、直接足を踏み入れた事は一度も無かったので、一度言って見ようと思っていた訳です。 既に夜になり、雨も降っているが、まあ問題無いでしょう...


 広島駅の南口を出て、駅前を横切る大洲通りを東に向かう。 夜と言ってもまだ8時だが、駅前付近の町は飲み屋とパチンコ屋位しか明かりが点いておらず、お世辞にも良い雰囲気とは言えない。 広島は郊外部で山を切り崩し、海を埋め立てての大規模開発には熱心だったが、”街の顔”とも言うべき広島駅前は放ったらかしだった。 10年前に再開発&整備を始めたらバブルがはじけて途中で止めたし...


 古臭い印象の残る駅前の大通りを15分程も歩いただろうか... 何やら道路工事をしているらしい。 通りから太い道が分岐する格好で新しい道を造っていて、たどって行くと問題の旧貨物ヤード跡地に到達した。 まあ、思っていたよりは近かったかな... 街の明かりが遠く見えると言う事は、それなりの広さはあるのだろう。 それでも球場と、隣接する付帯施設を造るだけで一杯になる程度だが...


 通りから道を引いていると言う事は、駐車場を造ると言う事だろうか...? 確かに、駅からそれ程遠くは無いが、それでも駐車場が無いと客層は限られてしまうからな。 ここに造ると言うなら駐車場は必須でしょう。 それと暗くて詳しくは分からないが、周囲は住宅地が多い。 もし球場を造った場合、ナイターでの鳴り物応援は自粛させざるを得ないでしょう。 それ事態は特に悪い事では無いが...


 帰りはもう一つの道、JRの線路に沿って広島駅に向かうルートを取った。 私的にはこちらの方が分かり易い。 時間も10分掛からずに駅に着けた。 ...ただ、街灯が少ない上に、こちらには夜に開いている店などが無いので暗いし、人も車も少なくてちょっと雰囲気が悪い。 とてもじゃ無いが夜、女性が一人で歩ける道では無いと思う。 カープがこの地に移った場合、”球場への参道”を先に整備しないと、ナイターでの集客に影響が出そうだ...


 最後に、ちょっと話は反れますが、先週末に市民球場で行われたカープ vs タイガース戦をテレビで見ていて思った事をちょっと言わせて下さい。 外野だけで無く、内野にも立ち見客が目立ったが、ギュウギュウ詰めのスタンドに不自然な空席が目に付いた。 ネット裏のオレンジ色の座席... 広島市民球場では年間指定席(シーズンパス)の色である。


 他の球場の事は知らないが、広島ではネット裏の座席は普通には買えない。 個人でシーズンパスを買うファンも居るかも知れないが、大半は企業に買わせているのだろう。 私は外野席が好きなので関係無いが、基本的にはネット裏が一番良い席らしい。 先日の様に、大勢のファンが立ち見している中、幾つもの”一番良い席”が使われないのは見ていて寂しい。 もう個人はともかく、企業にチケットを売りつけるのは止めた方が良いのでは? ”スポンサー様”にはチケット優先購入権でも十分なのではないでしょうか... シーズンパス自体を廃止する必要は無いのですが。






日本代表...
at 2002 05/08 23:45 編集


 最近のスポーツニュースはすっかりサッカーのワールドカップ中心になって来たな。 もちろん、開催まで1月を切っているだけに無理も無いが... 今日も日本代表の試合をやっていたが、まだまだ世界トップクラスの壁は厚いのかな。 将来の為にも何とか一次リーグ予選を突破して欲しいものだ。 もっとも、私は基本的にプロ野球ファンで、サッカーにはそれ程関心は無い。 日本代表よりむしろ地元のサンフィレッチェ広島の方が興味がある位だ。 そう言えばまだ一度もサンフィレッチェの試合を観た事が無いな。 その内行ってみるか...


 それにしてもこの”日本代表”を野球界でもやって欲しいものだ。 プロ、アマ関係無く、更に海外で活躍する選手も集めて最強チームを作り、オリンピックやワールドカップ(野球の)を始めとする国際試合で戦うのだ。 私は将来的には野球界(プロ、社会人、学生)も”日本代表”を頂点とする新しい序列に組み替えるべきではないかと思っています。 国際試合で活躍する事が野球人最大の名誉となる事こそが”本来の姿”ではないだろうか。







小笠原流?
at 2002 05/09 23:56 編集


 今日は町内のバッティングセンターに出掛けた。 ここはピッチャーの映像が映ったりしない平凡なシステムだが、1ゲーム30球200円と料金が安いのがありがたい。 とりあえず1ゲーム分コインを買ってスタートだ。 私は元々右利きだが、プロ野球を見る様になってから、選手の真似をして左打ちになった。 今日も左打席に入って打ってみたが、今日は中々調子が良かった。 気分が良いのでもう1ゲーム分コインを買って、今度は右打席に入って見る。 気分はスイッチヒッター... だが、こちらはさっぱりだった。 とほほ。






二者択一
at 2002 05/10 23:50 編集


 広島で社会人野球の大会が行われ、その大会に広島カープのファームが参加する事が地元で話題になっている。 元プロの選手が社会人野球に入ったりと、プロ野球と社会人野球(アマチュア)の関係が微妙に変わって来つつある。 私の持論としてはプロと社会人を統合し、日本にも本格的な”マイナー・リーグ”を創るべきだと思っています。 そんな中、ちょっと前の毎日新聞に興味深い記事(コラム)があったので、こちらに紹介します。


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 毎日新聞4月28日付のコラム『西論風発』より。 要約しようかと思いましたが、私の稚拙な文章力によって誤解があってはいけないので、長くなりますが全文転載させて頂きます。


 アテネ五輪野球『ドリームチームは慎重に』


 2年後のアテネ五輪で、野球の日本代表チームを編成する強化本部長に前巨人監督、長嶋茂雄氏が就任した。 「メダル獲得の為にはプロ側の全面協力が必要。その為にも最適」というアマ側からの熱いラブコールに長嶋氏が応えた形だ。
 しかし、これがアマ球界にとって、最適なことなのだろうか。むしろ、現在抱えている問題に火を付け、混乱させる可能性の方が大きい。
 前回のシドニー五輪でメダルを逃しただけに、なんとかしたい、という気持ちは理解出きる。長嶋氏が先頭に立てば、シドニー五輪では選手派遣に冷たかった巨人にも協力が得られやすい。人気盛り上げといった経済効果も、期待出きるかもしれない。
 ところが、そんなプラス面だけを強調して、「大変いいことだ」と手放しでは喜べない現実がある。長嶋氏はプロ、アマを通じての象徴的な存在であることに異論は全くない。しかし、選手の指導、強化といった実務は、長嶋氏にとって苦手な分野だ。メダルを獲得しなければならない「強いチーム」を作る仕事には、不安がつきまとう。
 アマ側の対応は不可思議だ。アマチュア野球連盟の長船麒朗専務理事は「アテネ五輪はドリームチームで臨む」という。それは、明らかにプロ中心のチーム編成を意味する。そうなれば、社会人や大学のアマ選手が五輪に出場出来ないことにもなりかねない。いくらプロも参加出来るオリンピックといっても、本末転倒ではないか。
 とくに、アマ球界の最高峰に位置し、プロ球界を実質的に支えてきた社会人野球界にとって大きな問題だ。長引く不況の影響を受けて、休廃部する企業チームに歯止めがかからない。そんな中、活動を継続出来るチームにとって、オリンピック選手を出すことは、なにものにも代え難い励みになる。
 「ドリームチーム」は、その望みを放棄せざるをえない危険性をはらんでいる。選手の士気にかかわり、社会人球界にとっては、自殺行為にもなりかねない。長嶋氏の強化本部長就任について、「新聞を読んで初めて知った」ともらす関係者も多く、動揺が広がっている。
 この際、社会人野球を統括する日本野球連盟は、加盟各チームに対し、納得の行く説明をする必要がある。幹部だけの人気取りであっては、断じてならない。その上で、長嶋氏に対し、五輪チームの編成は慎重にするよう要請すべきだ。このまま放置すれば、社会人野球の死活問題のもなりかねない。


 編集委員 玉置 通夫さん


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 ...このコラムを読んで私が思ったのは、「本気でメダルを獲り(勝ち)に行くのならプロ主体にしてプロ野球が全面協力するべきだし、社会人野球を守りたいのなら、勝負は度外視してプロは呼ばず、社会人と大学の選手で日本代表チームを編成するべき。」と言う事です。 今のオリンピックの状況から考えれば、アマチュア主体では勝てないと考えるからです...


 前回のシドニーオリンピックで何故日本が負けたのか考えましたが、セ・リーグのチームが主力選手を出さなかったのももちろんありますが、それだけで無く、プロ側がペナントレースを優先した為に、十分な用意をせずにオリンピック本番に入ったのが大きいと私は思っています...


 実際、パ・リーグからは松坂(L)、中村(Bu)などの錚々足る面々が参加したが、ペナントレースがあるので、代表チームへの合流はギリギリになり、全体練習もほとんどやらないまま、”ぶっつけ本番”同然でオリンピックに臨みましたが、実際の試合ではスターティングメンバーのほとんどはそのプロ選手で占められていた... やはり、ペナントレースを中断し、二週間前には選手を代表チームに合流させ、合同練習や調整などをさせるべきだったのかも知れない...


 一方でライバル国は完全なプロ主体で、アメリカも3Aでメジャーリーガーでこそ無いが、多くの3A出身の選手が日本などのリーグで活躍しているのを見ても分かる通り実力はあるし、また、マイナーリーグであるが故にリーグも中断し、十分な準備をして代表チームを仕上げて来た。 日本もこららに対抗するには中途半端では厳しいのではないでしょうか...?


 最後に、このコラムで言われている事には納得出来る事もありますが、多くの社会人野球の大会を主催している毎日新聞には言って欲しく無かったです。 ビジネスの一環として社会人野球大会を主催している側が、「社会人野球が廃れるからオリンピックは社会人主体で。」と言われても素直に聞く気にはなれないと私は思うのですが...







オールスター”ファン”投票
at 2002 05/11 01:07 編集


 オールスターゲームのファン投票、このホームページ『カープBOM!』でもトップページにリンクを貼ってあります。 皆様も是非投票して頂けたら嬉しいです。 ところで、そのオールスター戦ファン投票の中間発表が公開されたが、今シーズン好調のタイガースから何と8人が選ばれた。 ...確かにファンの熱心さはすごいけど...


 新聞にタイガース・星野監督のコメントが載っていたが、「確かにありがたいのだが、もうちょっと冷静になって欲しい。」みたいな事が書かれていた。 流石に星野監督は”外から来た人”だけに客観的な見方が出来るのだろう。 井川投手やバルデス投手、今岡選手など、文句無しの人選もありますが、故障で戦列を離れている赤星選手や矢野捕手、それにレギュラーとは言えない藤本選手を選ぶのは...


 オールスターチームと言うのは”リーグの代表”であり、”ファンの選ぶ夢のチーム”なのでは...? 贔屓チームの選手ばかりが良いのなら普段の試合で十分なのでは。 今のセ・リーグみたいに1、2チームの人気が突出している状況では、ちゃんとした”リーグの代表”なんて決められないのかも知れないな...






続・オールスター投票
at 2002 05/12 13:40 編集


 10年ほど前、広島ローカルのバラエティ番組の中に、アマチュアのバンドが腕を競い合うコーナーがあった。(当時一世を風靡した『イカすバンド天国のパロディだった) 当初人気があったこのコーナーはある事件を機に突然打ち切りになった。 その事件とは、下手だったがそれを逆手に取り、明らかにウケ狙いで笑いを取ってきたバンドがいて、それが他の実力で上回るバンドを押しのけて優勝した事で、TV局に視聴者から抗議が殺到したらしい...


 さて、昨日も取り上げたオールスター戦のファン投票の事ですが、昨日のスポーツ新聞でタイガースの星野監督は、遊撃手部門で自チームの藤本選手が一位になっている事に対し、「今年は井端(D)だろ。」みたいな発言をしたらしい。 確かに井端選手はドラゴンズ時代の星野監督の教え子だが、それだけでは無く、攻守にわたって抜群の成績でチームを引っ張る”リーグを代表するショート”だ。 だが、彼の事を知っている”野球ファン”がどの位いるのだろうか...


 アメリカ・メジャーリーグに行ったイチロー選手は「こっちのファンは野球を良く知っている。」と言った。 逆を言えば、”日本のファンは野球を良く知らない”とも取れるが、今回の様な事があると否定する気にもなれない。 日本では”球宴ジャック”と快挙みたいに言っているが、メジャーのオールスターでこんな事があれば”由々しき事態”だと受け取られるのでは?


 「自分の贔屓チームの選手をオールスター戦に出場させたい!」と言う思いは日本のファンもアメリカのファンも同じはず。 何でこんなにも違うのだろうか... 今の状況なら、「セ・リーグはファン投票無用、監督推薦で十分。」と言う事になりませんか? 何故なら、仮に今の順位のまま決まったとしても、オールスター戦のスターティングメンバーには半分ほどしか登場しないだろう。 じゃないと”オールスター”に見えないから。 でも、それはファン投票の結果を無視した事にならないでしょうか...?


 ところで、今回のオールスター第二戦は松山で開催される。 だが、ただ「オールスター戦を開催しました。」で終わらずに、「これを機に松山にもプロ球団を誘致しよう!」と言う機運が高まる事を願っています。 現に札幌市の球団誘致に応える球団はあったのだから。 来年以降も(球団の無い)東北や北陸でオールスター第二戦を開催してみるべきでは。 Jリーグの地方クラブの成功を見れば、必ずしも不可能では無いのではないでしょうか? それが、長い目で見れば今の状況を変える力になると思います。






歴史的な一日
at 2002 05/13 23:59 編集


 明日、台湾で『ホークス vs ブルーウェイブ戦』が行われる。 現地ではかなりの歓迎を受けているらしい。 日本野球の将来の為にも画期的で素晴らしい事だ。 収益上は大した事は無いらしいが、日本野球の発展の為には目先の収益以上の意味があると思います。 選手の皆さんにも頑張って素晴らしいプロのプレーを見せて欲しいです。






新鮮な気分で...
at 2002 05/14 23:21 編集


 今日はNHK衛生で放送された台北での『ホークス vs ブルーウェイブ戦』を見た。 試合が行われた天母球場は去年の野球W杯でも使われていたと記憶しているが私は初めて見た。 外野席が無い野球場は日本には無かったかな? とにかく珍しいデザインだ。 グラウンドの広さは特別感じないのだが、内外野、それにファールグラウンドにまで貼り巡らされた天然芝に、適度な明るさの照明が映えてとても美しく、目にも優しい色だった。 残念ながら日本でここに匹敵するスタジアムはグリーンスタジアム神戸と甲子園球場くらいではないだろうか...


 試合は前半から中盤は投手戦、終盤は一転して打ち合いになった。 でも台湾の方々には内容盛り沢山の面白い試合になったかも... 見ていると、プレー中はとても静かで鳴り物応援もトランペットの音がちょこっと聞こえる位だが、打球が飛ぶとスタンドから歓声が上がり、バットにボールが当たった時に乾いた音、ボールがキャッチャーミットに吸い込まれた音まで聞こえてとても良い感じだった。 私は去年の末くらいから、球場での応援による大音響が耳障りに感じている。


 そう言えば2年前だったが、ジャイアンツ・桑田投手の提案で『球音を楽しむ日』と称して鳴り物応援を自粛させた事があったが、残念ながらあまり普及していない。 プロ野球界も新規のファン獲得の為に週一日だけでもそんな日を設ける事は出来ないものだろうか...






パシフィック・リーグ
at 2002 05/15 23:58 編集


 今日の広島は朝から大雨。 「そう言えば台湾でのプロ野球がもう一試合あったけど、大丈夫かな...?」と思っていたが、テレビを見ると残念ながら雨模様だった。 こうしてみると、近い国だったのだと改めて思わされる。 滅多に見れない試合なので、この天気でも試合は決行されたみたいだ。 試合の方は昨日と違って序盤から打撃戦になったが、最後はブルーウェイブが逃げ切って連敗脱出。


 歴史的な試合から一夜明け、図書館で今日の新聞各紙をチェックしたが、現地での評判は上々だったみたいだ。 台湾には日本のプロ野球をチェックしている熱心なファンもいるらしい。 もしかしたら将来はアニメ、ゲームに続く”日本発の文化輸出”へと繋がるのかも知れない...


 この試みは引き続き来年も実施したい意向らしいが、パ・リーグには今後もこう言う企画を続けて”国際化”を進めて欲しいと思っています。 それと、地元ファンの方には申し訳無いが、関東、関西に集中するフランチャイズを分散させ、是非球団の無い地方にも”おらがチーム”を。 『1リーグ制』を唱え、パ・リーグの危機をあおる人達も多いが”国際化”と”地域密着”で独自性を出し、セ・リーグに対抗するのだ。


 将来的には、韓国と台湾のリーグと合流して『アジアリーグ』として、アメリカ・メジャーリーグに対抗し、世界に野球文化を発信するのだ。 現時点での私の構想は、日本のセ・パ両リーグと韓国、台湾の合計4リーグで構成し、それぞれのリーグで優勝争いをしながら、各リーグ間で交流試合を積極的に組んで行く。 そして優勝した4チームでくじ引きをして組み合わせを決めて(7試合)、そして勝ち残った2チームで『アジアシリーズ』を行うのだ。 いつかは韓国と台湾のレベルも追い付いて来て面白くなると思っている。






名前の由来
at 2002 05/16 23:50 編集


 今日は日記のネタが無いな... カープの試合も無いし、パ・リーグもお休みだ。 せっかく(珍しく毎日続いている)日記を休むのも面白く無いので、今日はこのホームページの名前の由来を書いてみます。


 広島で放送されている、よくある地元ローカルのカープ応援番組に『カープDON!』と言うのがあります。 もうお分かりの様に、このホームページのタイトル『カープBOM!』とはそのパロディで創った一字違いの名前です。 興味が有る方は、以下のHPへ...


http://www.home-tv.co.jp/carp/index.htm


 じゃあ、”Mark-Ⅱ”とは何なのかと言うと、私は元々”goo”でこのホームページ『カープBOM!』を運営していて、色々あってこの”nikkan”の方に移って来たのですが、ただ元通りの『カープBOM!』とするよりも”二代目、系譜を継ぐもの”と言う意味で”Mark-Ⅱ”と付けました。


 何故『カープBOM2』じゃ無くて『カープBOM Mark-Ⅱ』なのかと言いますと、これは私の好きなアニメ番組『重戦機エルガイム』(17年前の作品ですが...)の二代目主人公メカの名前から取ったものです。 興味の有る方は以下のHPへ...


http://www.l-gaim.net/


 私もこのアニメの主人公の様に夢を追い駆けて行きたいと言う願いを込めてこの名前を付けました。 そして今後とも頑張って行きたいと思っています。







オールスターゲーム投票(パ・リーグ編)
at 2002 05/17 23:58 編集


 ちょっと用事があって広島市内に行き、途中で広島市民球場に寄ると、社会人野球広島大会をやっていた。 道理でカープの今回のロードが長い訳だ。 ちなみに、カープの二軍もこの大会に出場したが、残念ながら初戦敗退だとか...


 さて、球場に置いてあった投票用紙で今年のオールスターゲームの投票を行った。 私はカープファンだが、パ・リーグも好きなので、まずはパ・リーグから...


先発投手 松坂(L)
中継ぎ投手 吉田(修・H)
抑え投手 豊田(L)


捕手 城島(H)


一塁手 小笠原(F)
二塁手 井口(H)
三塁手 中村(紀・Bu)
遊撃手 松井(稼・L)


外野手 ローズ(Bu)、谷(Bw)、和田(L)


DH カブレラ(L)


 セ・リーグは明日書きます。






オールスターゲーム投票(セ・リーグ編)
at 2002 05/18 00:42 編集


 昨日、パ・リーグ代表の投票を書いたので、今日はもちろん”私のセ・リーグ代表”を書かせて頂きます。 ご存知の通り、私はカープファンですが、投票をカープの選手で固めるのは趣味では無いので、あまり多くは選んでいません。


先発投手 藤井(S)
中継ぎ投手 木塚(B)
抑え投手 小山田(C)


捕手 古田(S)


一塁手 ぺタジーニ(S)
二塁手 今岡(T)
三塁手 新井(C)
遊撃手 井端(D)


外野手 高橋(由・G)、真中(S)、桧山(T)


 カープファンの身贔屓で成長株の二人を選んでいます。 いつも選んでいた金本選手は今年ちょっと不振なので、あえて外しました。


 昨日はサッカーワールドカップの日本代表が発表された。 私はプロ野球ファンで、サッカーにはそれ程興味が無いのだが、それでも誰が選ばれるのか気になってしまった。 前にも書いたが、やっぱり”日本代表”って良い響きだ。 いつかは野球にも...






旅人たち
at 2002 05/19 23:55 編集


 今日はテレビで放送された盛岡での『カープ vs スワローズ戦』を見た。 昨日の秋田での試合は中止になっていたので、今日はどうかなと思っていたが、無事にできて良かった。 それにしても、今年は雨天中止が多い。 10月頃の過密日程が不安になるかな。


 ところで、試合を見ていると、外野の芝生席で旗を振り、トランペットや太鼓などの演奏をしている応援団がいた。 あの人たちは何処から来たのだろうか... ここは両チームの地元からは離れているので、先日の台湾の試合みたいに”静かな試合”を楽しんでもらいたかったけど... 国内では無理なのかねえ...






受け継ぎたいもの
at 2002 05/20 16:11 編集


 昨日は町のホビーショップに行き、プラモデルを見て来た。 かつて私はアニメファンであり、”ガンプラ少年”でもあった。 ...最近のアニメ系プラモデルは出来が良くてリアルだ。 私の頃ははっきり言って”おもちゃ”だったからな... 私は思わず一個買ってしまった。 今は作れないが、いつかは”プラモ道”に戻る日が来るかも知れないから... シリーズ第一作からもう20年以上。 ”親子二代のガンダムファン”もいるらしいとか...


 ところで、プロ野球ファンの方に「広島カープの良い所は何ですか?」と尋ねたらどんな答えが返って来るだろうか... 多分、「自前で選手を育てている事。」とか、「地方の広島で頑張っている事。」みたいな答えが返って来ると予想しますが、私はそれに「球団創立から50年、ずっと”広島(東洋)カープ”であり続けた事。」を付け加えると思います...


 広島市民球場の前には優勝記念碑が建っていて、過去5回のリーグ優勝と2度の日本一が記録されている。 また”カープ球団史”みたいな本には、ファンからの募金で存続の危機を乗り切った事も、初優勝の事も、最近の事まで書かれている。 それにファンだって親子二代どころか三代以上続くファンもいる。 応援する選手や着ているユニフォームのデザインは違っても... 当たり前の事でしょうか? 残念ながら日本のプロ野球ではそれが”当たり前の事”になっていないと思います...


 昨オフ、福岡ダイエーホークスの身売り騒動が勃発し、現状維持と言う形で一応の決着を見た。 一方で中内オーナーは将来、地元企業連合体に株を売っての”市民球団化”に含みを残した。 それに対するファンの声を見ると、「市民球団では資金面が心配...」と言うのが結構多かった。 確かに、”市民球団”広島カープの経営は楽では無い。 ...でも、球団が”企業の持ち物”である事の弊害もまた多いと思います...


 仮にホークスが他の企業に売られ、球団自体は熱心なファンの多い福岡に残り『福岡●●ホークス』として再スタートし、そして今年優勝したらどうなるでしょう...? 恐らく新聞には『福岡●●ホークス初優勝!』と書かれるでしょう。 福岡に移って来た頃の苦難も、ファンが歓喜した初優勝もリセットされて... 何故なら、”企業の持ち物であり、広告塔”である以上、”他の企業の持ち物であり、広告塔”であった時代の歴史は消されるか無視されるからです...


 今年好調のタイガースですが、低迷していた時には「強くなる為には身売りしか無い!」なんて言っていた過激なファンもいましたが、でも『阪神タイガース』が『佐川●便タイガース』や『サン●リータイガース』になっても今まで通り応援できるでしょうか? 第一、『六甲おろし』が歌えなくなりますし、それで優勝してもやっぱり”初優勝”なんて言われると思います。


 親会社と言えば、横浜ベイスターズのスポンサーは今年からTBSに変わった。 でも、『横浜ベイスターズ』と言う名前も、横浜市と言う本拠地も、ユニフォームのデザインも何も変わらずに継承された。 もちろん、今後リーグ優勝しても”初優勝”などと言われる事などありえない。 何故なら、横浜ベイスターズは独立採算性の市民球団だからです...


 私は親会社のリストラ策で球団が身売りされる事はここ数年の大企業の倒産劇を見ていると防げないものだと考える様になりました。 不況で有ろうと無かろうと、時代の流れに乗った企業が繁栄し、取り残された企業が淘汰される事は当然で、事実プロ野球球団の親会社の変遷も映画会社⇒鉄道会社⇒サービス業...と、時代の流れと一致している。


 私は多少の痛みは伴ってもホークスは独立採算性の市民球団・『福岡ホークス』への移行を目指すべきだし、ファイターズも本気で札幌に移転するなら、そう言う方向性を目指すべきだと思います。 ...地域に根ざした市民球団を作り、それを地域全体で守り、次の世代へと受け継いで行ければ... 日本のプロ野球は今以上の繁栄をすると私は信じています。









桧舞台
at 2002 05/21 23:55 編集


 先週の木曜日(5月16日)の『ジャイアンツ vs スワローズ戦』でちょっとした事故があった。 スワローズ・岩村選手のライトライナーがスライディングキャッチを試みたジャイアンツ・高橋(由)選手の股間に当たり、病院に運ばれたのだ。 報道によると内出血を起こしていたらしく、同性の私にも想像出来ない痛みだったのだろう。 既に試合には復帰しているので大事には至らなかったが、私としては後遺症が心配だ...え、生殖機能の事ではありません。 心の傷です...


 高橋選手はルーキー時代に”天才”と言われた打撃だけじゃ無く、守備の面でも強肩と打球に飛びこんで行くスピード感のあるプレーでファンを楽しませていたが、本拠地の東京ドームを始め4つの球場が人工芝。 その為か彼の”スピード感溢れる守備”も陰を潜めていたが、今シーズンは東京ドームの人工芝のクッション性が良くなった為か、打球に飛びこんで行くプレーが復活して来た印象があったのだが、今回の事故で打球への恐怖感が身体に染み付き、(守備面で)平凡な外野手になってしまうのでは...と危惧している。


 今回の事故での高橋選手のコメントは「捕球体制に入った時、ボールが揺れて来て、消えた。」だった。 これから想像すると、屋根の色とボールが重なったか、照明が眼に入ったかだと思うが、前から一部で言われていたボールを見失いやすいと言う東京ドームの構造的な欠陥ではないでしょうか...


 私は東京ドームに行った事は無いが、聞いた話ではフィールドの広さは広島市民球場や神宮球場と大差無いらしいし、それに加えて人工芝とボールが見えにくい白い屋根、とプロの優れた外野手がその能力をフルに発揮するのは向いていない球場なのだろう。 そして、日本で最も多くテレビ中継されるのがこの球場での試合なのだから...


 一方で、同じテレビからはメジャーリーグのイチロー選手や新庄選手らが広い天然芝フィールドを駆け回ってのスーパープレーが頻繁に流れてくるのでは、日本のプロ野球が”迫力不足”と言われるのも仕方が無いのだろう...同じ日本人がやっているのに。 読売も、巨人戦中継の人気を本当に回復したいのなら、思い切って東京ドームを捨てるべきだろう...


 今日、NHKの『プロジェクトX』で東京ドーム建設の苦労話みたいなのをやっていた。 苦難の末に日本初のエアードームを作り上げた方々には敬意を表さずにはいられないが、時代はプロ野球に新しい”舞台”を求めているのだ...






長者は去って
at 2002 05/22 16:44 編集


 昨日は図書館で新聞のバックナンバーを読んでいたのだが、その中に先週末発表された去年度の長者番付が載っていた。 今年のスポーツ部門は”プロ化”で収入が大幅にアップしたマラソンの高橋尚子選手の話題が中心になっていて、プロ野球選手に関する情報がほとんど無かった。 一行だけ「常連だったイチロー選手(シアトル・マリナーズ)はアメリカに移籍した為、抜けました。」みたいな記事があった。


 税金はアメリカの方に納めるのか... 当然と言えば当然だが。 向こうは累進課税制では無いので、税金の方はかなり少なくなったのではないだろうか。 そう言えば、チームメイトの佐々木投手は年棒10億円でマリナーズとの契約を延長したとか... 日本の球団では一選手の10億円も払っていては持たないだろう。 給料は高い、税金は安い...で、日本は金銭面ではアメリカ大リーグに到底太刀打ち出来ないのだな... 向こうで活躍出来る自信がある選手はみんなメジャーに行ってしまうと危惧してしまう。 これからはアメリカとは違う方向で魅力的な日本球界にならないといけないな...






野球人
at 2002 05/23 23:03 編集


 今年のセ・リーグはタイガースの快進撃で始まったが、5月に入ってその勢いも少々衰え、猛追して来たジャイアンツに首位の座を奪われた。 ジャイアンツは今回の直接対決でも勝ち越し、首位の座を守ったのだが、渡辺オーナーは「首位に立つのが早過ぎた。 独走するとテレビの視聴率に影響が出る。 独走するなとは言えないが。」みたいな発言をしたらしい。 グラウンドで頑張っている選手の気持ちを考えると...


 ジャイアンツのオーナーと言う立場で発言する以上、”読売新聞の社長”では無く、”野球界の人間”として発言して欲しいものだが。 せっかく勝っても「テレビの視聴率が落ちるから...」では、やる気が無くなると思うのだが... 渡辺氏は大相撲の横綱審議委員も務めているが、「大相撲のテレビ視聴率が落ちるから横綱が強過ぎるのは良くない。」なんて言わないはずだが... プロ野球はテレビの都合通りには進まないのだ。






今日の試合
at 2002 05/24 23:59 編集


 今日はカープの黒田投手が復活勝利を挙げた。 テレビで見たが、今シーズン一番の出来...と言うか、今シーズンで初めて彼本来のピッチングが出来たのではないだろうか。 彼を軸にカープも巻き返しを図って欲しいものだ。


 そう言えば、ホークスの寺原投手も2勝目を挙げたらしい。 今までの4回の先発登板の内、3回がチームの連敗中...と高校出ルーキーにしては厳しい試合で投げている気がする。 今のところ新人王の有力候補かも。






誕生日
at 2002 05/25 22:52 編集


 今日は私の誕生日だ。 もう3●回目だから嬉しくも無いけど。 ”自分で自分にプレゼント”では無いが、今日はお気に入りの店でケーキを買い、明日は広島市民球場へカープの試合を観に行く事にした。 今、ボストンバッグにメガホンやグローブを詰めている。 明日の試合はジャイアンツ戦で、ピッチャーは多分カープが長谷川で、ジャイアンツが高橋(尚)かな? 若いんだから中4日で投げて欲しいものだ。 天気はまず問題無いだろう...






球界の盟主
at 2002 05/26 05:24 編集


 5年ほど前、私は名古屋方面を旅行した。 名古屋を拠点に岐阜や伊勢方面に足を伸ばす旅でした。 2日目、伊勢神宮や戦国時代村を見て夜8時頃にJR名古屋駅に戻り、夕食がまだだったので『味噌カツ』を食べようと駅の地下街に入ったが...閉まってる。 ブティックや宝石屋が閉まっても不思議では無いが、食堂が8時で閉まるなんて予想出来なかったのだ。 駅の周辺を探しても何処も開いてない。 仕方無く、唯一開いていた居酒屋『銀座ラ●オン』で遅い夕食を食べた。 慣れない酒はクラクラするな...


 あの時は確かに驚いたが、この方が余程普通で健康的なのかも知れない。 だって人間は基本的に夜寝て朝起き日中に活動するものなのだから... 夜中まで開いている店や昼夜逆転した生活を送っている人は今でもまだ少数派なのかも知れない。 それにしても、あれから5年...名古屋の街は今でも夜が早いのだろうか...?


 ...昨日、図書館で古い新聞を読み返していたら、気になる記事を見掛けたので、コピーを取ってもらった。 皆さんにも読んで頂きたいが、探すのは面倒でしょうし、私が要約して誤解を与えてもいけないので、今回も記事を転載させて頂きます。


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 5月10日の日本経済新聞スポーツ欄より


 『G戦 消えた満員御礼』


 巨人戦の集客力に陰りが見えてきた。ナゴヤドームで一九九七年のオープン以来続いた満員御礼が今季、途切れるなど「出先」で客足が鈍っている。本拠地東京ドームまでこの現象が波及してはと、巨人は例年にない手厚いファンサービスを始めた。


 遠征先 集客力に陰


 四月二日からの中日ー巨人3連戦。ナゴヤドーム六年目で初めての出来事だった。観客は、3試合とも満員に五百人届かぬ四万人。
 動員数を一人の単位まで米大リーグに対し、日本では看板広告の売り上げに影響するといった営業政策上の観点などから、おおむね千人単位の概算で発表。「チケットは売れている」などとして、実際の入場者よりも多めに発表される傾向がある。
 このため、ナゴヤドームの「四万五百人」も厳密な数字とは考えられないが、ポイントは満員と発表するのがはばかられるまでに客の入りが落ち込んだこと。「空席がありすぎた。巨人戦の前売り券がさばききれないのは記憶にない」(中日・営業担当)
 東京ドームでの巨人主催試合に限れば、オープンした八八年から収容人員いっぱいの五万五千人(九四年までは五万六千人)の発表が続き、立ち見も出ている。
 だが、その神通力も他球団主催試合になると衰えつつある。今季(八日現在)、巨人戦1試合平均で観客を増やしているのは阪神だけで九千五百人増。ヤクルトの二千人減を筆頭に、横浜が千三百人、広島は千七百人も減らしている。
 巨人戦のテレビ視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)も、開幕戦こそ二八・二%をマークしたが、その後急落。五月に入り持ち直したものの、四月の平均視聴率は、昨年より0・八ポイント減の十六・六%。二年連続で最低を更新した。
 金券ショップでも巨人戦チケットの価格は下落している。業界大手のロータリーギフトによると「前年より二、三割は下がった。平日の試合では、当日券あります、と張り紙する」。
 こうなると気になるのが、東京ドームの満員御礼がいつまで続くか。実際、三階席の空席が気になる試合もある。特に五月末に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)期間中の前売り券の売れ行きを関係者は見守っていたが、「完売した」(読売新聞広報部)。日本代表の試合のある日の公式戦をやめ、試合数も減らすなど、球界全体での取り組みがまずは功を奏した形だ。
 「W杯の影響は受けないだろ」。一日、東京ドームで広島戦を観戦した渡辺恒雄オーナーは上機嫌だった。「でも、阪神に勝ってもらわないとプロ野球は盛り上がらない。巨人が阪神を1、2ゲーム差で追いかける展開が一番いいな。原監督には言えないけれど」(奈良部光則)


 来れ東京ドーム 巨人も対応躍起


 巨人は四月九日から三日間、東京ドーム内野席の先着一万人にユニホーム型のシャツを配った。二十七日には原監督の首振り人形を一万個。人形は今後も上原、阿部、清原、高橋由、松井と製作が決定。矢継ぎ早のプレゼント攻勢が続く。
 二軍では今月二十六日、約三百人の親子を神奈川県川崎市のファーム球場に招いて野球教室を開催する。「選手を身近に感じてもらいたい。野球ファン全体の拡大につながれば」と巨人軍・今井長八郎企画部長。
 原監督は今季から、東京ドームで勝敗にかかわらず試合後に着席式の記者会見をしている。日本球界では初。W杯や大リーグに新聞紙面上のスペースを侵食されていることへの焦燥感が、現場にも及んだのか。


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 ...各球団が入場者数を水増しして発表しているのは私も昔から聞いています。 実際、カープも”水増し分”が無ければ入場者数は100万人を割っていたでしょう。 私も今の状況を危惧し、去年からHP上で色々と広島球場での集客アップの策を考えて来ましたが、どうやら他の球場も厳しいみたいで...


 ところで、ちょっと気になったのは球団の”水増し入場者数”に対して広告主の企業がそれに応じた広告料を素直に払っている事だ。 私が経営者なら、正確な情報を集め、足元を見て値切るのだが... 日本の経営者は優しいのか、はたまた人が良いのか...


 私は思うのだが、巨人戦は他のカードに比べて集客上のハンディがあるのではないでしょうか。 まず全試合がナイターである事。 翌日に仕事や学校があれば夜の10時頃までのナイター観戦はキツイし、多少人気が衰えたと言っても、週末はデーゲームにすれば”満員御礼”になるはずだが...


 それに交通アクセスの問題もある。 地方でもJRは深夜12時前まで走っているが、バス等は深夜の便が悪い。 だからと言って球場近くに駐車場も無いし、ナイターが終わってから帰宅するのは一苦労だ...


 もう一つ、料金の問題もある。 最近は各球団もサービスの強化や値下げ等を始めたが、巨人戦だけ対象外のケースが多いし、それどころか未だに巨人戦特別料金を取っている所もあると聞くのだが...


 ナイターしかやらないのは、明らかにテレビの放送券料の問題だろう。 東京ドーム以外の球場でもナイターだと言う事は、カープなどの5球団も巨人戦のTV放送券料に依存していると言う事だろう。 集客を二の次にしてでも。 タイガースの星野監督が「巨人だけデーゲームが無いのは条件的に不公平だ。」みたいな発言をしていたが、お互いに球団自身が望んでやっているのだから世話は無い...


 時間が逆に進む事は決して無い... 巨人戦が昔の様に極端な”ドル箱カード”に戻る事はもう無いのではないでしょうか。 セ・リーグ各球団も”巨人”との関係を少しずつでも見直して行く時期に来ているのでは。 「セ・リーグに”ジャイアンツ”は必要だが”巨人”は必要無い。」と、私は思っています...







久々のカープ観戦
at 2002 05/27 13:18 編集


 昨日は久しぶりに広島市民球場でカープの試合を観た。 昼の3時頃に家を出て、まずはスーパーで総菜やスナック菓子を買った。 そしてバイクで広島市内に住む妹の所にバイクを停めて球場まで15分だ。 途中のスーパーでビール2本を買って準備OK。 球場に着くと、既に開門している様だ。 私はいつものライトスタンドへ向かう...


 スタンドに入ると、既にかなりの客が入っていた。 日曜なのでガラガラだと思っていたのだが、ライトスタンドは例外みたい。 席を探していると、広いスペースが開いているので座ろうとすると、何と応援団が席を取っているらしい。 その前に開きがあったので座ったが、応援団の前なので、うるさいのではないかと気が重い...


 グラウンドではジャイアンツがバッティング練習をしていた。 警備員が「打球の行方にご注意下さい!」と叫び、そして「来季からビン、缶の持ち込みを完全禁止します!」と言っていた。 こっちだって好きで持ち込んでいる訳では無い。 第一重いんだから。 もっと売店の飲食物を安くしないと持ち込みは減らないだろう。 それに、どうせなら”スタンド内禁煙”もやって欲しい。 禁止じゃ無いから周囲への遠慮無しに吸いまくって煙たくて仕方が無い。


 外野席の近くでジャイアンツの投手陣が練習していた。 そんな中、スタンドに飛び込んだボールを観客がグラウンドに投げて返し、そこに居た桑田投手がキャッチしていた。 スタンドとグラウンドが近いのは良い。 開門の時間を早めて、カープの練習も見せて欲しいものだ。


 試合開始も近くなった6時前、小学生の団体がやって来たが、席が無いので警備員に頼んで応援団が占拠している席に強引に入れて来た。 子供が詰めて座っているとは言え、1列で10人以上座れた。 その上の応援団が座っている席も合わせれば、大人でも10人以上軽く座れる席を、彼らは3~5人で占拠していたのか...


 平日ならともかく、日曜日の試合に20人以上の団体客を試合開始前に外野自由席に入れてくるこの引率者もふざけているが、立ち見客もいる中で10~15人分の席をわずか3~5人で占拠する応援団の連中もタチが悪い。 今度新しい球場を造るなら、ライトスタンドは全て指定席に出来る様にするべきだろう。 ガラガラの時は好きにさせれば良いが、混んでいる時には何らかの管理が必要だと思えて来る...


 スターティングメンバーが発表された。 先発投手は長谷川か。 予想通りか... 今、先発投手が少ないので、若い彼には中4日登板もこなしてもらいたいところだ。 打順の方だが、二番の福地選手はちょっと以外だった。 走る方はすごいのだが...


 試合の方は、長谷川投手が打たれ、一方打線はジャイアンツの先発・高橋(尚)投手に抑えられて劣勢だったが、中盤からカープが反撃して面白い展開になり、最後はジャイアンツが継投策で逃げ切った。 負けはしたが、中々に盛り上がったのでつまらなそうにしている客も少なかった様だ。 私も試合自体は楽しめたので気分良く帰れた。






プロ野球ファンだけど...
at 2002 05/28 23:47 編集


 先程、『ニュースステーション』で”アフガニスタンのサッカーの現在”みたいな特集をやっていた。 国内の状況は厳しく、戦争とかもあって今回のワールドカップ予選にも出られなかったそうだけど、次回ドイツ大会はは是非兆戦して国のみんなに希望を与えて欲しい。 日本もこう言う所にお金を使って欲しいです。


 明日は寺原(ホークス)、松坂(ライオンズ)両投手の対決が実現するらしい。 広島ではテレビで観られないかも知れないが楽しみです。 寺原投手は中4日だし、無理をせず、でも良いピッチングを見せて欲しいなあ...






全くの偶然だが
at 2002 05/29 00:37 編集


 先日、広島市民球場で『カープ vs ジャイアンツ戦』を観戦した。 私はライトスタンドに座った事もあって、練習から試合中にかけてジャイアンツの高橋(由)選手が気になっていた。 そう、守備中に打球を股間に受けた先日の事故からの回復具合に注目していたが、打撃の方は問題無いみたいだ。 守備の方でも機敏な動きは見せていたが、狭い市民球場なので、広い守備範囲を活かしたプレーは見られる訳も無い。


 6回、松井選手がバックスクリーンに豪快なホームランを打った。 ライトスタンドから見ると、ボールがバックスクリーンに当たって跳ね返るのが良く見えた。 これが私が直接見た最後の松井選手のホームランになるのだろうか... そう考えると切なくなる。


 広島市民球場から道路一本挟んだお向かいのビルに『ユン●ル黄帝液』の広告が数年前からずっとあるのだが、今年からそれが”イチローバージョン”になっている。 それがイチロー選手の顔のどアップ写真で、球場内の大抵の場所から見えてしまう。


 同じ絵や写真でも、見る人によって様々な意味に取る事が出来るが、私にはまるでイチロー選手が日本の野球を見下ろしている様に見えてしまう...”自虐的”かな。 グラウンドの選手達はどんな風な気持ちで見ているのだろうか...






群星
at 2002 05/30 23:55 編集


 昨日の『ホークス vs ライオンズ戦』での寺原(H)と松坂(L)の”甲子園の怪物対決”は面白かったらしい。 残念ながら広島ではテレビ放送してなかったが、深夜のスポーツニュースで堪能し、今日も図書館が開くのが待てなくてコンビニでスポーツ新聞買ってしまった。 松坂投手の故障がまだ回復してなかったみたいで、今日再び二軍で調整になったらしい。 ワールドカップで日程は楽だし、治療に専念して欲しいものだ。


 ワールドカップの間はスポーツの話題もサッカー中心になるが、オールスター明けの後半戦では故障で二軍にいる多くのスター選手達が復帰してパ・リーグを多いに盛り上げて欲しいなと思っている。 やっぱりプレーするのは選手だし、選手が目立ってこそ面白くなるのだと思うから...




広島では...
at 2002 05/31 00:52 編集


 ついにサッカーのワールドカップが始まるのか... 私は基本的にプロ野球のファンだから特別に関心がある訳では無いが、多分日本で開催されるのは私の一生に一度だけだろう。 それを考えると是非とも成功して欲しいものだな... 広島では会場の招致にも選手キャンプの招致にも失敗したので、特に盛り上がりは無い。 招致に成功したとしても私自身は行かないけど... 話題の映画『少林サッカー』でも観に行くかな。 とにかく、韓国と共同開催出来た事は両国の為にも、スポーツ界の為にも良かったなと思っている。



Jリーグ再開が再延期で

2020-04-03 22:22:22 | Weblog
 日本国内でのコロナウイルスの感染が拡大している事を受け今日、Jリーグは今月末よりJ3から段階的にリーグ戦を再開(J3はまだ開幕して無いが)する予定だったのを白紙に戻しました。 少なくとも1ヶ月以上は遅くなる見込みで梅雨入りの頃になるかも知れない訳ですね。 現状ではその時期でさえ怪しいかも... 東京オリンピックが来年に延期された事により、その期間のリーグ戦休止が無くなって7月と8月に延期した試合を組み込んだとしても幻となった5月初めでの再開でやっと全試合の消化が可能だったのでは。 ルヴァンカップをグループリーグ無しにして天皇杯の様な1試合制トーナメント方式にする事になると思いますが、それもリーグ戦の再開が今以上に遅くなればルヴァンカップ全試合中止にしてリーグ戦を空いた水曜日に組み込むしか。 何時までこんな我慢の時が...

 今日はマリーナホップに行って来て『ナップス広島』でバイク用品を見ていました。 バイクによる去年の鳥栖アウェー遠征では梅雨時だったので雨と、雨が上がった帰路には雨具しか無かったので半袖で走って後で日焼けに悩まされただけにバイクの収納力アップや上着としてライダースジャケットとかも気になるところです。 ところで夏に予定されていた鳥栖および大分へのアウェー遠征ですがリーグ戦の再開後にはアウェー応援の自粛などがあるかもらしく、今回の決定で7月の初めにある鳥栖戦は完全にその期間に入ってしまったので中止にするしか無くなりました。 9月に予定されている大分戦も中断期間が更に伸びればアウェー応援の自粛で行くのを中止する事になるかも知れませんし。 既に今年はJ2降格がありませんので鳥栖にしても大分にしても来年また行く機会はあると思いますし。

新年度

2020-04-01 22:22:22 | Weblog
開幕しました
at 2002 04/01 23:45 編集


 待ちに待ったプロ野球がついに開幕した。 私も広島市民球場の開幕戦に出掛けた。 朝の10時頃に家を出て、バイクを市内在住の妹の所に置いて徒歩で球場まで... 


 着いてみると思ったより客が多い。 正面入り口付近にはマスコミがやたらに多い。 いつもの地元TV局の中継車に加え、今日は東京からTBSの中継車が2台来ている。 そうか...今年からTBSがベイスターズのスポンサーになったんだっけ。


 私はいつもの様にライトスタンドに並んだのだが、もう一杯で当日券を求める列は大分先まで伸びている。 並んでいると、スポーツ新聞6紙によるプロ野球開幕記念の号外が配られた。 これは嬉しい。 開幕気分が盛り上がって来た。


 11時半に開門。 私が入れたのは12時頃だった。 もう客席は一杯だ。 私は何とかバックスクリーン近くの席に着けた。 もう最上段の通路では立ち見客が一杯だ。 しかし、内野の二階席はガラガラ。 前から思っているのだが、内野二階席の両翼を内野自由席料金に出来ないものだろうか... こうすれば家族連れ等のグループがこちらに流れそうなのに...


 13時15分、ついに開幕セレモニーが始まった。 私自身は初めての経験だ。 選手がマウンド付近に整列し、バックスクリーン上に陣取ったオーケストラ(アマチュアらしい)が演奏をして『君が代』斉唱が始まった。 私は”日本国国民”だが”天皇家の臣民”では無いので『君が代』は好きでは無いが、国歌である内は”試合参加”の為にもあえて歌った。


 試合はカープ・佐々岡とベイスターズ・三浦の両エース投手の投げ合いで息詰まる投手戦になった。 何かと言われていた”新ストライクゾーン”も使われている様だ。 結局、8回裏にカープ・新井選手のタイムリーヒットで勝った。 どちらが勝ってもおかしくない接戦だった...


 球場を出て、地下街に入るとすれ違う人の目線が気になる。 トイレで顔を見るともう真っ赤...しまった。 強い日差しで日焼けしたらしい。 デーゲーム観戦には帽子が必需品だった様で... 風呂に入ったら沁みるだろうな。


 これから、約半年間の長いシーズンが始まるのだな... 6月には注目のサッカーワールドカップもある。 果たして、今年はどんなプロ野球シーズンになるのやら...






映画の日
at 2002 04/02 23:48 編集


 昨日は月初めの『シネマ・デー』で映画が1000円だった。(4月1日のエイプリル・フールでもあるが...) 私は出先の広島市内でこの事に気付いたので、夕方から話題(?)の映画『ミスター・ルーキー』を観た。 広島はカープの地元だからか、集客は期待されてないらしく横幅3メートル程の小さい劇場での公開だった。 後ろの席だと横の壁が視界に入って狭く感じる(私は密かに”寄り目シアター”と揶揄しているが)ので、一番前の座席に着いた。 さて、カープファンの私が観ても面白いかな...


 ...この映画を観ていて、私は子供時代に『小学●年生』で読んだ野球漫画を思い出した。 確か、小学生がジャイアンツの投手になり、小学生とプロ野球選手の”二重生活”をしながらチームは優勝を目指す話だったと思うが、やはりプロ野球選手になってみたいと言う夢は野球好きなら一度は持ってしまうのかも知れないな...


 さて、映画の内容に関する感想は、まだ上映中でもあるし、いずれこのホームページの映画のコーナーで取り上げたいと思ってます。 ただ、一つ気になったのは劇中に登場する架空のチーム『東京ガリバーズ』だ。 既に、この映画の試写を観たスポーツライターの玉木正行氏のコラムで、読売ジャイアンツが自分達が負ける筋書きのこの映画に名称の使用を拒否した事を批判していたので、知ってはいたが、実際に見ると...やっぱり変だった。


 何せ、帽子(ヘルメット)のマークが”YG”から”G”に変えている以外は、ユニフォームから何からみんな同じで、選手役でジャイアンツOBでもある駒田徳広氏も出ていて、誰が見てもジャイアンツだと分かるだけに、ちゃんと実名で出て欲しかった。 他のチームは『巨人の星』など、多くの漫画や映画に実名で登場して協力して来たのだから...


 この映画を観て、ジャイアンツのファンはどう思ったのだろうか... 私でも広島カープ1チームだけが『広島カーズ』で出ていたら言い気分はしないだろうし...






フラッシュバック
at 2002 04/03 17:06 編集


 今日の新聞によると、選抜高校野球で昨日、福岡工大城東高校(福岡・以後城東と表記)が名徳義塾高校(高知)に破れたそうだ。 城東は前の試合で、ネット裏に陣取った関係者が相手投手の攻略法を書いてベンチに指示を送っていたと言う”不正行為”が露見し、出場辞退は免れたものの、試合に集中できる状態では無かった様だ。 そう言えば、勝った側の名徳義塾も昔、勝利至上主義の悲劇に見舞われた事があったのでは...


 十数年前の甲子園大会で、名徳義塾は高校球界屈指の強打者・松井秀喜(現ジャイアンツ)を擁して勝ち上がって来た星陵高校(石川)と対戦したが、名徳義塾は松井選手を5打席全て敬遠し、試合には勝ったものの、「高校生らしく無い!」とマスコミで騒がれ、次の試合には惨敗した。 今回の一件とは事情こそ違うが、勝利至上主義の悲劇と言う点では似ている。


 歴史は繰り返される... 良く言われる言葉だが、高校野球界に”勝利至上主義”がはびこっている以上、こんな事は続くのかも知れない。 他にも、同じ投手を連投させてしまう問題にしても、依然として解決の目処は立たないし...


 広島市の中心部にある地下街・シャレオの中に、今回の選抜大会にも出場している広陵学園の広告看板がある。 左側に制服姿の男女、真ん中に校舎&校庭の空中写真、そして右側には空から見た野球専用のグラウンドがあって、その上には「クラブ活動が充実しています。」みたいな文句が書いてある。


 少子化、それに不況の今、学校(特に私立)は生徒集めに苦労しているのだろう... 広陵高校だって、生徒を集める為に男子校から男女共学に変えた位だ。 そんな中で、クラブ活動の広告効果を期待する所は多いのでは? 特に全国にTV中継されて注目を集める甲子園大会を利用しようとする部分もあるのでは...


 それにしても、高校野球に人気の理由は何だろうか? 色々あるだろうが、その一つは、ほとんどの高校生にチャンスが与えられていて、身近に感じられる事では? 現に、町の小さな高校野球部が甲子園に出る事もあるし。 しかし、この状況は安泰とは言えない。 聞いた話では、出場したくても9人のメンバーすら集まらない学校もあると言うし、少子化の中、いずれは高校野球から”身近さ”が失われるのかも知れない...


 社会人野球では実業団チームだけでなく、地域のクラブチームの参加を認めて存続を図っている。 将来は高校野球も”地域のクラブチーム”の参加を認めてはどうだろうか? 町の野球好きな高校生を集めた”●●町高校野球クラブ”として... 更に朝鮮高級学校や他の外国人学校の参加も認めて国際化もし、実質上の”アンダー18野球大会”として衣替えするのだ。 少なくとも、今ほどの”勝利至上主義”は入り込めないと私は思っている。






コーラのビンに入った日本茶は...?
at 2002 04/04 23:45 編集


 今日の新聞記事によると、倉敷チボリ公園の去年の入場者数が減少したらしい。 言うまでも無く、大阪に出来たユニバーサル・スタジオ・ジャパンに県外の客(特に関西から)が流れたのが大きな要因だろう。 でも、それだけでは無く、リピーター獲得が上手く行っていないのもあるだろうし、そして、気軽に海外旅行に行ける今、外国を再現したテーマパークと言うコンセプト自体が問題なのかも知れない。


 その新聞のスポーツ欄に載っていた写真を見ていて気が付いたが、全ての選手の後ろ襟と帽子の後ろに”!”みたいなマークが付いている。 良く見ると、これはNPB(日本プロ野球)のマークだったな... 何か見覚えがあると思ったら、これはメジャーリーグがやっているのと同じだった...


 野球は元々アメリカから入って来たスポーツだし、アメリカの模倣も全て悪いとは言えないのだが、気のせいか今シーズンはそれが目立つ様に思える。 ちなみに、カープの新ビジター用ユニフォームもメジャーリーグ風のデザインだし。 ただ、目先の人気にこだわって表面だけの物真似をするのは止めて欲しいし、本当に取り入れるべき部分をちゃんと見極めて欲しいと私は思っている。


 先日、セ・リーグのオーナー会議でパ・リーグ側から提案されていた交流試合案を拒否すると決定がなされた。 アメリカでは選手会のストライキでファン離れが起こった時に、この交流試合で新しい対戦カードを創って人気の回復を目指した。 ユニフォームやTV中継の画面をメジャーリーグに似せるのでは無く、ファンの心を掴もうとする考え方こそ取り入れて欲しいのだ。


 日本テレビのプロ野球中継のタイトルが『劇空間プロ野球』から、何とかボールパーク(?)に変わったのには驚いた。 ファンは『劇空間プロ野球』がイヤだったのでは無く、ジャイアンツだけが一方的に強い事や、ジャイアンツ一方に肩入れする実況のやり方がキライだっただけだ。 以前、その名もズバリ『劇空間プロ野球』と言うプレイステーション2の野球ゲームがあったが、私もあの雰囲気自体は嫌いじゃ無かったのだが...


 私も含め、今でも「メジャーリーグも良いけど、やっぱり日本のプロ野球が好き!」と思っている人はいるはず。 良い意味での”日本野球らしさ”は守るべきだと思ってます。 日本プロ野球はメジャーリーグのイミテーションでは無いのだから...






タイガース好調に思う
at 2002 04/05 22:51 編集


 タイガースが絶好調だ。 開幕からの連勝はどこまで続くのやら。 来週は我らがカープが甲子園に乗り込んでタイガースとの三連戦を行う。 高校野球選抜大会があって、散々待たされた本拠地開幕戦だけに異様な雰囲気だろう。 ”アウェー”と言う言葉はこんな時の為にあるのかも知れないな。 楽しみにしておくか。


 新聞によるとタイガース好調のお陰で、関西ではいくつかの”経済効果”がでているらしいな... 親会社の阪神電鉄の株が上がっているらしいし。 阪神タイガースの好調で阪神電鉄の株が上がる... 何か違和感があるな。 野球と地域との関わりを考えている私には、何かスッキリしない物を感じてしまう...


 前にも書いたが、例えタイガースが優勝しても、路上で生活している人が屋根の下に住める訳では無く、綱渡りの苦しい経営をしている中小の企業や商店の人が楽になる訳では無い。 政治家や経済人の方は「阪神が優勝したら景気が良くなる。」なんて馬鹿な事は言わずに、みんなが本当に野球を楽しめる様な世の中になる為に”本業”を頑張って欲しい。






知らなかった...
at 2002 04/06 01:55 編集


 今日のカープは快勝だった。 その中でも、カープ・前田(智)選手の復活ホームランは印象に残った。 まさか二年ぶりだったなんて私も知らなかった。 開幕戦で観た時は、全然迫力が無いスイングで「大丈夫なんだろうか?」と思ったが、どうやら少しずつ良くなって来ているみたいで... 私も、もし一つだけ魔法が使えるのなら、前田選手の足を完全な状態に戻したいと思ってしまう位だし...


 それにしても、開幕から一週間経ち、今日の試合では各チームのエースが登板し、素晴らしいピッチングを見せてくれている。 スポーツニュースで観ただけだが、今日の藤井(S) vs 井川(T)の投げ合いなんて思わず熱くなったし... これからも楽しませてくれそうだ。






●●選手の野球場
at 2002 04/07 11:43 編集


 先日、広島の地元紙・中国新聞に「尾道に甲子園球場をモデルにした新球場が完成。」と言うニュースが載っていた。 写真で見ると、内外野のスタンドが”本家”より小ぶりな事や、外野が芝生席になっている等の違いはあるが、雰囲気は似ている。 この秋には、ここでカープ対ベイスターズの試合が開催されるらしい。 でも、何か不満を感じる...


 ...私が感じた違和感の正体は、この球場のデザインには何の個性も感じない... 言ってみれば”規格通り”に造られた野球場だと言う事だ。 まあ、今のご時世に野球専用のグラウンドが造れる事自体マシなのか... でも、私はTVのメジャーリーグ中継で見た個性的な”ボールパーク”や、去年行った『グリーンスタジアム神戸』の(内野にも芝が貼られ、ブルペンがファールグラウンド内にある)個性的なデザインを思えばやはり寂しくなる...


 今週の『週間現代』にスポーツライターの今宮清純氏と財政担当大臣の竹中平蔵氏の対談記事が載っていて、その中で「スワローズの古田選手が、将来は自分でボールパークを設計したいと言っていた。 現実に有名ゴルファーが設計したゴルフコースはあるのだし、実際にプレーした人が設計した球場があっても面白い。」とあったが、私も大いに納得させられた。 これからの球場は実際にグラウンドでプレーした人や、実際にスタンドで観戦した人が設計に参加すべきだと考えてます。


 現在、広島と横浜でプロ野球用の新球場建設の計画がある。 広島では元カープ監督の三村氏をアメリカに派遣して調査したらしいが、新球場のデザインに彼のアイデアは反映されるのだろうか? どうせ造るなら、”日本の何処にも無かった個性的な野球場”をデザインして欲しい。 それと、甲子園球場や東京駅駅舎(丸の内)の様な、古くなっても味がある建物に出来たらなおも良い。






外様...
at 2002 04/08 22:02 編集


 持っていた『青春18切符』の期限が10日に迫っていた為、週末が旅行三昧になってしまい、皆さんへの書きこみの返信が大幅に遅れています。 すいません... さて、私は旅行先の大阪で衝撃的なニュースを聞いた。 もうご存知の方も多いでしょうが、カープ・ロペス選手の前田選手への暴行事件です。


 旅先で詳しい情報も無く、帰宅してから調べた限りでは、6日のドラゴンズ戦で、ロペス選手がヒットを打ったが、二塁ランナーの前田選手が全力で走らなかった為、得点できず、打点によるインセンティブ(出来高)契約を球団と結んでいるロペス選手が不満を持ち、ベンチで前田選手に暴行を働いたと聞いたが...


 確かに、いくら腹が立っても暴力はいけないし、チームワークを乱して士気を下げてしまった事は厳罰に値すると私も思います。(現在、登録抹消され、球団から謹慎10日を言い渡されたそうです) でも、私はスポーツ新聞などにあった「自分勝手だ。」みたいな一方的な言い方には納得できない。 ...へそ曲がりな私は日本人&カープファンとしての”常識”を取り払い、逆の視点でこの事件を見てみます。


 ...去年の秋、カープ球団とロペス、ディアス両選手との契約交渉はモメに揉め、このまま退団も噂された。 シーズン中の好成績を材料に、代理人を通じて高額の契約を要求した両選手に対し、球団は今よりも好条件を提示する球団は無いと足元を見て、かなり抑えた条件で契約させた。 その中に”打点によるインセンティブ契約”があったのだろう...


 これ自体は仕方が無いだろう。 無い袖は振れないし、球団と代理人と言う”プロ”同士がお互いの出張をぶつけ合い、そして妥協した結果だから... 昔、当時マリーンズの小宮山投手が日本人選手初のインセンティブ契約を結んだ際に、わざと登板させない等のトラブルを危惧する声があったが、今の所何も無い。 でも将来、代理人交渉が本格化し、シビアに金銭を要求する様になれば、日本人選手でも今回の様なトラブルが起こる可能性は否定できない...


 もう一つは打順の問題です。 球団はロペス選手の二年間における”カープの5番打者”としての成績に不満があったのでしょうか? 私はカープファンで、前田選手ももちろん好きですが、彼はこの二年間、わずかしか試合に出ていません。 いくら”カープの至宝”とは言え、無競争で実績を残した選手に取って代わっていいのでしょうか?


 給料だって、それ程減らされておらず今でも年棒一億円台の後半だったはず。 辛い故障を克服して来た前田選手には酷ですけど、「ロペス、ディアス両選手から実力でクリーンアップの座を奪い返す!」みたいな言葉が聞けなかったのは残念です。 ”レギュラーとしての責任を果たす”事が最優先なのかも知れませんが...


 一方のロペス選手らは、”渋い査定”こそ日本人選手と同じだが、それに加えて”不安定な地位”と”過酷なインセンティブ契約”の三拍子揃っている。 何で同じチームでこんなにも違うのでしょうか? これで本当にチームワークが発揮されるのでしょうか? 理解できないのは私が部外者だからかな... 私には外国人選手達が”企業に使い捨てにされるパート労働者”とダブって見えてしまう...






旅先で思った事
at 2002 04/09 23:57 編集


 週末の三日間、大阪から下関までJRで旅して来た。 中国地方を東西に横断した事になるのか... 車窓から見ていて思うのは、田舎ではJRの重要性が高いと言う事です。 ローカル線はともかく、本線なら便数もそれなりに多いし... 何とか田舎の駅に駐車場を造って車社会と上手く結び付けられれば...


 車窓から広島新球場予定地の旧貨物ヤード跡地を見たが、やっぱりここに造った方がJRが利用できて良いのかな... どんなに素晴らしい野球場も客が来なければ意味が無いし。 開幕したばかりなのに今一つ客の入りが少ない市民球場の事を思うと、私の考えも揺らいで来る...


 それにしても気になったのは、広島県内の駅や車内でカープの試合開催のPRをほとんど見かけなかった事だ。 確かJRみどりの窓口でチケットが買えるはず。 少なくとも岩国~三原までは”商圏”になるはずなんだけど...


 カープが優勝してもスポンサー企業の株が上がる訳では無いし、公共性の高い存在なんだから、もっと広い業界から支援を求めてはどうだろうか... もちろん、”支援”とはお金以外の事も含みますが...






中国新聞のスポーツ欄で...
at 2002 04/10 23:44 編集


 昨日はカープがタイガースに敗れた事もあって、さすがの広島でもタイガースに関する記事が多くなった。 そんな中、カープ・金本選手のコメント「これだけ多くの人が騒いでくれて、阪神の選手が羨ましく感じる。」を聞いて悲しくなる。 何せ開幕したばかりなのに、市民球場ではもう観客1万人を切る試合が出ている始末だし... もっと球場に来て下さい、と言うのは簡単だが、やはり球団側も観客増の為に何らかの手を打たなくては...


 それと、タイガースはキャンプ地を今までの安芸(高知県)一本から前半は沖縄、後半は安芸。 秋季キャンプは倉敷(岡山県)に変更する予定らしいな。 南国だと思っていたが、高知の冬は以外に寒かったのか... 知らなかった。 それにしてもタイガースはここに来て強気の戦略に出てきたのかな...?






札幌に球団を...
at 2002 04/11 23:17 編集


 昨日のパ・リーグ運営会議で、ファイターズの札幌移転が話し合われたが、結局ライオンズの反対で物別れに終わったみたいだ。 でも、多くの人が言っている様に、人口180万人以上(広島の倍近い...)を誇る札幌に球団が無いのはおかしいのだから、やっぱりちゃんとしたフランチャイズ球団を置くべきでは。


 ところで、チームの移転で揉めているが、球団を新設する事は出来ないのだろうか? 社会人野球も存続の危機にあるし、思いきってエキスパンション(拡張)してみるのも手ではないだろうか... これだけ野球が盛んな国なんだから、24チーム位あっても不思議ではないのだから...






お酒は20歳から
at 2002 04/12 23:47 編集


 スポーツ新聞によると、ホークスの新人・寺原投手がオープン戦の関東遠征の際、先輩投手達と東京で飲み歩いていたのを写真週刊誌に撮られ、今週発売の雑誌に掲載されたそうで、未成年の飲酒と言う事になり、球団から注意されたそうだ。


 ...こう言うのを”有名税”と言うのだろうな。 だって、今の日本では18歳での飲酒なんて珍しく無いし、寺原投手自身も酒を飲んだ経験は既にあったはず。 もちろん、罪の意識も無いでしょう。 たまたま、有名になったので騒がれてしまうだけで...


 私の場合は、始めてお酒を飲んだのは確か15歳くらいの時で、でも、あまり好きな方では無く、すると親や親類のオッちゃん達は「男が酒くらい飲めなくてどうする。」と、まだ高校生だった私に言った位で...


 30過ぎた今はちょっとは酒を楽しめる様になった。 少年の日、苦くて嫌いだったビールも今では何とか飲める様になり、野球場に行ったら気分を盛り上げる為にちょこっと飲んでいる。 今では野球場が”私のビアガーデン”かな...






TV観戦...
at 2002 04/13 23:59 編集


 今日の昼過ぎ、地元ローカル放送の『カープ vs スワローズ戦』中継を見た。 今日もスワローズのキャッチャーは小野捕手だ。 やはり古田捕手のフル出場は無理なのか... 一方のカープも西山捕手はお休みで木村(一)捕手が出ている。 正捕手が大ベテランのチームは控え捕手の力量も重要らしい...


 ...試合の方は、カープ選手のホームランが飛び交うワンサイドゲームになった。 カープ選手のホームランの度にガックリしている小野捕手が印象的だった。 これも”良い経験”になるのだろうか...? 明日もデーゲームだし、多分小野捕手が出てくるだろう。 頑張ろうね。 カープファンとしては複雑だが。


 夜、TVでは『ジャイアンツ vs ドラゴンズ戦』を放送している。 私はストレスが溜まる(?)ので、巨人戦は観ない主義だが、今日は特別な感傷を持って観てしまった。 そう、ジャイアンツ・松井選手が今日の試合でフリーエージェントの権利を取得するのだ。 とうとうこの日が来たのか...


 松井選手は日本球界に残るのか?それともメジャーリーグへ移籍するのか? 彼は今のところ明言を避けている... 引き留めは厳しいかも知れないな。 「天然芝の球場を造って欲しい。」と言えば『ハイテク人工芝』を導入し、”プロ野球の危機”を叫びながら、ロクな改革もせず「タイガースが強くてプロ野球が盛り上がっている。」などと言っている様では... 後は、松井選手の”ファンへの想い”次第かな...







ドリーマーズ
at 2002 04/14 23:58 編集


 昨日、NHKで放送された『にんげんドキュメント』でブルーウェイブの”契約金ゼロ円選手”を取り上げていた。 今年で導入2年目になる契約金ゼロ円選手だが、今回の番組で取り上げられた面々も多士済々だ。 元中学校の先生とか、廃部になった実業団チームの選手、アメリカの独立リーグ出身など、彼らの多彩な経歴に驚いてしまった...


 2年前、契約金ゼロ円選手が導入された時、私は最初、単に人件費をケチっているのかと思っていたのだが、この番組を見て本当の意義を知った。 契約金と言う”リスク”をあえて取り除き、それまでのシステムではプロ野球に入れなかった人達にチャンスを与えた訳だ...


 毎年、秋になるとどの球団も一般人対象の入団テストを行うが、これによって入団したと言う話をほとんど聞かなかった。 私は「プロのテストで合格する様な選手なら、とっくにスカウトが見つけているはずだから...」なんて思っていたが、確かにその時点では高い契約金を払うに値しなかった選手でも、もし入団したら、後に1億円プレーヤーにまで成長したかも知れない素材だったのかも知れなかったのだ。


 そう言う意味で、隠れた人材を探す為にも”契約金ゼロ円選手”は大きな意義があるのかも知れない。 考えてみても、今までの”野球エリート”の集合体であるだけよりも、本当の意味での”雑草魂”を持った非エリートも含めた多くの”夢追い人”の集まる野球界だったら、多くの野球ファンが夢を重ねられるのではないだろうか...


 ...もっとも、夢ばかり語っても居られない。 現にこの番組でも、「契約金ゼロ円選手は、契約金を多くもらっている選手よりも、解雇され易い。 一年で結果を出さないといけない。」みたいな事を言っていたが、野球に専念できる環境で無く、”プロの身体”が出来ていない選手にとって、一年で結果を出すのは容易では無い...


 私も前から言ってますが、現在の『支配下選手70人枠』を廃止して、無制限に選手を集めて行く事は出来ないだろうか? そして、ファームチームの数も増やし、一軍チームの傘下と言う形にするのだ。 もちろん、一軍自体は”狭き門”にすれば、一軍チームも本当の競争意識が働いてレベルアップできるのではないでしょうか。 その為には”ファームの独立採算化”が不可欠ですけど...


 広島カープも、現在のファーム本拠地・由宇町(山口県)では、交通アクセスも問題から、採算が取れる程の集客は厳しいし、また”広島カープの二軍”では、本当の意味で地元に溶け込む事は出来ないし、球団グッズ販売なども出来ないだろう... 私の持論だが、思いきって倉敷市(岡山県)に移り、チーム名も変えて岡山の地元チームとしてはどうだろうか?


 私の構想では、一軍チームの傘下に複数の(地元密着、独立採算性の)ファームチームを抱え、そこから排出する優れた選手によって、競争意識を高め、レベルアップし、また、プロ野球のファンを増やしていく事を理想としている。


 もっとも、そこまで行くのは簡単では無い。 それなら、とりあえずこんな手はどうでしょうか? カープが傘下チームとして以前、都市対抗で活躍した『松山フェニックス』の様な地域クラブチームを造る...と言うのは。


 例えば、松江市にカープ、松江市、島根県、地元住民、地元企業の出資で社会人クラブチーム『松江レイカーズ』(宍道湖から取った名前です)を設立して、ここで選手の育成をするのだ。 ”70人選手枠”があるから、ドラフトで指名されないと、プロでのプレーは出来ないですが、その代わり都市対抗などの社会人の大会に出れますし、プロとの交流試合で鍛えれば良いのでは? 社会人野球の危機を救う為にもプロ球界の協力が必要なのでは...






またまたTV観戦
at 2002 04/15 03:57 編集


 昨日の昼、テレビでカープ対スワローズの試合を観た。 時間の都合が良い日があったら、また球場で観てみたいものだ。 ...さて、今日は日曜日のデーゲームなので客の入りは比較的良い。 相変わらず外野スタンドは賑わっているが、ライト側には立ち見の客も居るみたいだ。 ...2時間以上も立ち見するなんて苦痛ではないでしょうか?


 一方で内野スタンドは一塁側も空席が多い。 思い切った値下げをして外野席に人が集中する状況を打開するべきではないでしょうか? 貴重な休日を裂いて来たのに、2時間も立ち見させられて、彼らはまた懲りずに球場へ足を運ぶのだろうか...


 午後3時... まだ6回にも関わらずテレビ中継は終了した。 正直言って不満は残るが、最初から最後まで観たい人は球場に行くなり、スカパーやCATVに加入するなりするべきだろう... 誰も彼もが野球ファンな訳が無いのだから...






ダブルスタンダード
at 2002 04/16 21:26 編集


 今日、ホークス期待のルーキー・寺原投手が東京ドームでのファイターズ戦でプロ初(先発)登板し、NHK衛星放送でやっていたので私も観ました。 結果は6回途中で3失点。 現在ファイターズがリードしているので、このまま行けば敗戦投手になるな...とは言え、高校出のルーキーの初登板としてはなかなかの結果かな? 今後は、二軍の試合に登板しながら身体作りをするのだろうが、とにかく今後が楽しみな選手だな...


 さて、寺原投手と言えば、前に先輩選手と東京で酒を飲んでいた所を写真週刊誌に撮られた事件があり、私も先日この日記で取り上げましたが、もうちょっと書かせて下さい。 現在は新入学&就職の季節だが、新人の歓迎会では酒が付き物になっている。 現に私もそうだったし、今回の記事を書いた記者本人もそうなのでは... だから私も”有名税”と言う言葉を使った訳です。


 私の住む町を横切る国道2号線(宮島街道)沿いに大きなカラオケボックスがある。 見ると「生ビール半額キャンペーン期間中!」と広告が出ている。 ここは若い子の溜まり場みたいになっているが、ちゃんと年齢をチェックしてから飲ませているのだろうか? 外から見る限りだが、「未成年にはお酒を出せません。」とは書いていない...


 それと、この店には駐車場があり、客の大半は車で来店しているが、飲酒運転の問題は無いのだろうか? 広島にはこの店以外にも”駐車場のある酒場”は珍しく無い。 何のチェックも無しに酒を飲ませ、事故が起これば全部ドライバーの責任ですか? 少なくとも私には納得出来ない...


 今回の寺原投手の事件も、”酒に甘い日本社会”に何の警笛も鳴らす事も無く、すぐに忘れ去られるだろう。 先日、飲酒運転の罰則が少し強化されたが、交通事故や飲酒強要によるアルコール中毒などの悲劇が無くなり、みんなが”楽しい酒”が飲める様な世の中にな様、政治化や役人、一般の人も真面目に考えて欲しいものだ...






コーラで晩酌?
at 2002 04/17 22:31 編集


 2週間前から始まったペプシコーラのオマケのイチローフィギュアを私も集めている。 現在、バッティングフォーム(ホーム)6種類の内、②を除く5種類、バッティングフォーム(オルタネイト)の①~③までの3種類。 それとマリナーズ・ミニヘルメットを何故か市民球場で観戦中に拾って持っている。 まだまだコレクションは完璧じゃ無いな。 大阪で買って来たひな壇型のショーケース(?)を使って飾っている。


 このフィギュアは、ペプシコーラのオマケなので、必然的に何本もコーラを飲まないといけない。 現在は毎晩夕食にコーラ飲んでいる。 さすがにもう飽きてきた... 後何本コーラ飲めば良いのやら。 気分転換の為、今日はシリアス路線(?)はお休み...かな。






第三の”公”
at 2002 04/18 22:47 編集


 4月12日、金曜日。 この日カープは地元でスワローズと試合した。 テレビ中継をしたのはNHK(総合)で、21時以降も中継は延長された。 そして、21時15分頃に試合は終了し、ヒーローインタビューと試合のハイライトが流れる中、画面隅に「今夜放送予定だった『お美弥』は19日、20時から放送いたします。」と、テロップが流れた。 このドラマを毎週見ていた私の母は不満だった様で...


 地元を除き、民放がジャイアンツの試合しか中継してくれない中、パ・リーグを始めとする多彩なカードを放送してくれ、しかもCM無しで試合終了まで中継してくれるNHK(総合&BS)は私にとってありがたい存在だ。 しかし、前にも書いたがやっぱり20時51分で放送終了し、他の番組への影響を防いだ方が良いのではないだろうか...


 私は思うのだが、これからの日本スポーツ界の発展の為にNHKの存在は重要ではないだろうか? そう言うと、小泉首相じゃないが「民間に出来る事は民間で。」が信条の私には矛盾があるが、それでも商業主義に走り過ぎの今の民放は当てにならない。 プロ野球はジャイアンツ戦しか放送しないし、サッカーも日本代表の試合は放送するがJリーグの試合は放送しないのだから...


 だからこそNHKがジャイアンツ以外のプロ野球、Jリーグ、また各アマチュアスポーツを大会を主催したり、全国テレビ中継したりして積極的に育成してはどうだろうか? もっとも、スポーツ以外の番組もあるし、そんなに放送する時間枠は無いが... それなら、もう一つ創ってはどうだろうか? ...何をですか? 局です。 NHK総合、教育に続く第三の局、『NHKスポーツ』です。


 現在、史上空前の不況&空洞化に悩まされている日本だが、”スポーツ文化”は漫画やアニメ、ゲーム同様、まだまだ日本が国際競争力を持つ分野ではないだろうか? それならば、これらを”国策”として育成してみてはどうかなと私は思っています。 もっとも、本来なら民間が担うべきなのではありますが...






後日談...
at 2002 04/19 16:11 編集


 暴力事件で謹慎していたカープ・ロペス選手の謹慎が明け、ファームに合流したらしい。 これからしばらく様子を見て一軍に復帰させるかどうか決めるそうなのだが... 何とか早期に復帰させてもらいたいものだ。 このまま戦力外&退団なんて事になったら、こちらも後味の悪い思いをする事になるし。 今回の事件の原因は首脳陣がロペス選手に前田選手の怪我の具合を説明したなかった事みたいだし、ロペス選手のチームへの功績を考えたら、こんな形で退団させるのは悲し過ぎるから。


 前にこの日記で「前田選手はチームが地位を保証してくれるのに甘えず、自力でレギュラー&クリーンアップの地位を奪い返すべきだ。」みたいな事を書いたが、現在彼はカープの5番打者に恥じない活躍をしている。 足はまだ痛いはずなのに... 私もただ脱帽するばかりです。


 私は今から広島造幣局の『花の回り道』に行って八重桜を見てきます。 例に漏れずここの桜の開花も(例年より)早く、先日の大雨でかなり散ってしまったな...






やっぱり駐車場が...
at 2002 04/20 21:50 編集


 昨日、広島造幣局のイベント『花の回り道』へ行って来た。 今年はここの八重桜も例年より開花が早く、満開の時期とイベント期間がずれてしまった様で、葉桜が多かったのが残念だった。 それでも結構楽しめたが... それよりももっと残念だったのは、駐車場が無いと分かっているはず(造幣局なんだから観光地や商業施設では無いので)なのに車で来て、周囲の無関係な店や病院などに無断駐車した馬鹿の為に苦情が殺到して来年のイベント開催が危ぶまれている事だ...


 人の迷惑を考えない不心得者は確かに悪いのだが、交通の便が悪い広島ではやっぱり車が頼りだ。 離れていても良いから臨時駐車場を造る事は出来なかったのだろうか...? 駐車場と言えば、広島カープも観客動員に苦労している原因の半分は”車で行けない事”だろう。 広島市中心部には駐車場が少なく、しかも料金が高い。 バスの最終便が早いので、ナイターの途中で帰る羽目になりがちだ。


 私が知っている限り、広島で駐車場を確保せずに安定した客を集めている施設は少ない。 例え離れていても良いから広い駐車場を確保して、そこからバスの臨時便でも出してもらえれば、ナイターの集客アップに繋がると思うのだが...


 地方の市民球団である広島カープの成功は、現在地元球団が無い地方(北海道、東北、北陸、四国)に”おらがチーム”を造る為のモデルケースにもなり得ると、私は思ってます。 日本プロ野球界の為にも観客を集め、親会社がいなくてもやって行ける事を証明して欲しいものです...






市民球場ビアガーデン作戦
at 2002 04/21 22:06 編集


 今日もいつもの図書館で新聞を読む。 昨日付の地元紙・中国新聞によると、広島市民球場の内野二階席に新サービスが登場したとか。 5人で行けば、同じ料金で5人前の特大ピザと、選手のサイン色紙5枚が付いてくるらしい。 リピーターを掴めるかと考えると疑問だが、面白いのではないかと思う。 色々と何でも試してみて、その経験を新球場の設計に反映させて欲しいものです...




の後、町のスーパーへ行った。 店内をふらふらしていて見つけたのは、中山美穂さんのCMでお馴染みの『温玉、燻玉』(紀文食品)だった。 私は早速買ってみた。 味見して美味しかったら、今度野球観戦のお供にしようかな...


 更に店内をフラフラしていると、ビールの試飲に出会った。 私も何となく立ち寄って飲んでみた。 売り子さん(派遣のコンパニオンらしい)と話していて乗せられ、結局ビールを衝動買いしてしまった。 発泡酒しか買わない主義だったのだが... でも、これはちょっと面白いかも。


 前から野球場のビールは高いと思っていたが、一般の居酒屋とかと比べて高い理由の大半は”場所代”だと思うのだが、それを無くす、もしくは減らす方法を考えてみた。 それはビール会社に株を売り、球団のスポンサーに加わってもらう事だ。 何故なら”スポンサー様”から”ショバ代”を取る訳には行かないからだ...


 そして、試合がある日には球場に社員やコンパニオン等を派遣してアンテナショップを開設するのだ。 ここで自社製品を売り込んだり、新製品を宣伝したりするのだ。 更に、他の会社とタイアップして、ビールに合う食べ物を売っても面白い。 そう、外部業者への”丸投げ”を止め、活気のある売店を作ってみてはどうだろうか...


 また、広島駅に行けば色々と凝った駅弁が売られているが、これらの弁当業者と組み、パ・リーグの球場みたいに選手のキャラクター弁当を作れないだろうか? 『金本弁当』とか『新井弁当』とかあったら楽しいと思うのだが。 新球場よりも、まず今の球場に賑わいを取り戻さなくては...






オールスターファン投票
at 2002 04/22 04:46 編集


 プロ野球が開幕して一月も経ってないのに、もうオールスター戦のファン投票が始まったらしい。 早いなあ... 今年のプロ野球は今の所明暗が分かれている所も多いので、正直迷ってます。 一月位様子を見て決めたいと考えてます。


 例えば、我がカープの金本選手ですが、開幕からの大スランプで、現状ではいくらカープファンの私でも投票がためらわれてます。 他に迷っているのは、両リーグの中継ぎに文句無しの大活躍をしている選手が見当たらないので、ちょっと決めかねています。 


 もっと迷っているのが抑えで、パ・リーグでは豊田(L)、小林(雅・M)が双璧で、今後の活躍次第では大久保(Bw)も候補に入ってます。 セ・リーグはどのチームのストッパーも安定した活躍をしているだけに難しいです。 どうしても決まらなかったら、カープファンとして小山田投手に入れますが... あと1ヶ月、真面目に考えるか。






マッチメイク
at 2002 04/23 21:53 編集


 今日の広島は朝から雨模様の天気だった。 カープの試合も中止だろうと思っていたが、7時過ぎに図書館から帰ってテレビを見ると、何と試合やっている。 確かに大雨って程では無いが平日の、しかもこんな天気にやっても客の入りも期待出来ないと思うが、日曜日も雨で流れたし、明日、明後日の天気予報も良くないので、仕方が無いのか... TV画面で見ただけでもグラウンドの状態は悪い。 両チームの選手共、怪我をしない様に祈りたい気分だ。


 話は変わるが、あるアンチ巨人系のHPで気になる記事を見掛けた。 4月12日、スワローズは広島でカープと対戦したが、スワローズは前の日、東京ドームで延長12回の熱戦の末に負けたばかりで、移動日無しで広島。 一方のジャイアンツはお休み。 スワローズは足が万全では無い古田捕手を休ませなくてはならず、結果的に4連敗した。 要するにジャイアンツに有利(楽)な日程が組まれていると言いたい様だ...


 アンチ巨人系HPだから話半分で聞かないといけないが、言われてみれば納得してしまう部分もある。 私の思い過ごしだとは思うが、カープファンから見れば、今年はジャイアンツ戦がなかなか無いな...と思って日程表を調べたら、先週広島でのジャイアンツ戦は開幕6カード目だった。 前評判の高かったカープが6カード目、去年優勝のスワローズが5カード目か...


 偶然だとは思うが、強豪チームとの対戦カードが後回しになっていると、ジャイアンツのスタートダッシュ成功の為か?などと勘ぐる人も居るのでは... 審判がジャイアンツ寄りだと言われる問題と同じく、つまらない事を考える余地の無い様にしてもらいたいものだ。 審判はともかく、日程なら何とでも調整できたはずだから...


 今日の広島ではカープ vs タイガース戦(広島・巨人戦から差し替え)と、衛星放送でホークス vs ライオンズ戦(福岡)が観られた。 今日の杉内投手(H) vs 松坂投手(L)のライバル対決の実現は偶然の産物かな? ザッピングしながら観ていたが、ついつい気になってホークス戦を観る時間の方が長くなる。 両球団の”思惑通り”だとしても、この対決は今後何度も見られそうで嬉しくなるな...






お荷物?
at 2002 04/24 20:19 編集


 今日(24日)の毎日新聞に「カープのピンチ」と題した小さなコラムが載った。 プロ野球が開幕したものの、カープとマリーンズの観客動員が低迷している。 マリーンズの場合はチームが低迷している為、今後チームと共に上昇傾向に移るかも知れないが、カープの場合はチームも上位で優勝争いをしているのに、これでは... 広島と言う街自体が冷めているのではないか? 交流試合に反対するより先にやる事があるはず。 広島のファンも、もっと球場へ行きましょう... みたいな内容だったが、本当に耳の痛い話だ。


 カープ自身の集客努力も必要だが、広島市や広島県、それに地元企業などの支援も必要なのではないだろうか。 都市としての魅力を考えると”文化”は非常に重要だ。 広島市も中四国の中心都市だと自負するのなら、カープやサンフィレッチェと言う”地域のチーム”を何としても守らなくては未来は無いと思うが...


 この事に関しては近々もう一度取り上げます。






言葉の重さ
at 2002 04/25 17:11 編集


 1600年の秋、豊臣秀吉死後の覇権を巡って”決戦”が行われた。 世に言う『関ヶ原の合戦』です。 この戦いに勝利した徳川家康は日本の実質上の支配者となり、江戸に幕府を開き、300年間に及ぶ徳川時代の礎を築いた。


 ...約400年後の2002年の春、東京・神宮の杜でセ・リーグ3位のジャイアンツと4位のスワローズによる”神宮決戦”が行われ、接戦の末にジャイアンツが勝利し、カープを抜いて2位に浮上した。


 ...とまあ、のっけから馬鹿な事を書いてしまったが、昨日の『すぽると』を見ていると、そんな皮肉の一つも言いたくなった。 シーズンが開幕して1月も経ってないこの時期で、しかも3位と4位の対戦に”決戦”と呼ぶ程の意味があるのだろうか... うるさ型のセンセイ達に”日本語の乱れ”を指摘されそうだ。


 一方、広島と福岡ではセ・パ両リーグの”首位攻防戦”が行われていた...と、言いたい所だが、まだ”首位攻防”などと言うのは早過ぎる気もするが... それにしてもタイガース、強くなったものだ。 巨人戦の後で力が抜けているかと思っていたが、どうしてどうして本気でぶつかって来る気迫を感じる。 市民球場のカープファンも、押し寄せて来たタイガースファンに押されている気がする。 もっと球場に足を運んで欲しいものだ...






電車にて...
at 2002 04/26 23:57 編集


 さっき呉への小旅行から帰って来た所です。 JRの車内を見たが、やっぱりカープのチケット販売の宙吊り広告はある。 みどりの窓口でチケットを買えるのだから、宣伝しても不思議では無いけど... あれ、内野指定席B(二階席)が無い。 もしかして... 帰りに市民球場に寄ってみるか。(明日に続く)






宣伝付きの日記
at 2002 04/27 15:15 編集


 昨日、呉に行って来たのだが、JRの車中でカープ戦チケット販売の広告を見つけ、気になって帰りは広島駅で下車した。 広島駅から広電(広島電鉄・路面電車)に乗って市民球場へ向かう。 球場に着いて周囲を一周してみた。 残念ながら内野の二階席は2500円のままらしい。 何とかここを安くして外野席に集中している客を分散させて欲しいのだが...


 それよりも気になったのは、球場の周囲がシーズンオフとほとんど何も変わらない程地味だった事だ。 開幕時にあった大きな宣伝幕も撤去されて、知らない人にはここがカープの本拠地だとさえ気づかないかも知れない。 せっかく街の中心部にあるのだから、もっと派手に宣伝して盛り上げるべきだと思うのですが...


 ついでに市内中心部を散策したのだが、残念ながら”カープ(野球)の匂い”を感じられる物は少ない。 しかし、もう夜9時過ぎなのに若者やサラリーマン達で、人手はかなり多かった。 彼らには何らかの”足”があるのだろう。 それを考えると”球場に来ないファン”だけでなく、”PRが足りない球団”にも問題はないだろうか... もう一つ、市民球場の前を一日何度も通る広電の車内にカープ戦の広告が無いのは残念だ。 シーズン中は大勢の客を提供しているのだから、宣伝くらいしてもバチは当たらないのでは...


 最後に、ちょっと広告を...


 関西のタイガースファンの皆様、5月の連休は広島でタイガースを応援しませんか! 甲子園球場では見られないビジター用のユニフォームが見られます。 カープの試合以外にも、広島フラワーフェスティバル(5月3~5日)、岩国アメリカ軍基地一般開放(5月5日)と言うイベントがありますし、広島平和公園や安芸の宮島もあります。 如何なものでしょう。 お礼参りではありませんが、6月には私も関西に参ります。 ...と、こんな物かな。






歴史的TV中継
at 2002 04/28 00:55 編集


 昨日の夜、久しぶりにテレビの巨人戦中継を見た。 そう、昨日は史上初(?)のNHKによる巨人戦中継だったからだ。 普段はジャイアンツ贔屓の実況と、試合自体に関係無いクイズを入れたりして、対カープ戦でさえ見る気がしないからだ。 ナベツネ殿は「最後まで中継しないのが悪い!」と言っているが、オールスターチーム並の突出した戦力と、見るに耐えない放送が視聴率低下の理由だと分からない様では救いが無いな...


 さて、NHK巨人戦中継の感想は... まあ、日本テレビのよりはマシと言う位か。 それにしても長嶋さんは良く喋るなあ... 実況のアナウンサーと、解説者の大野さんが居て、長嶋さんはゲストと言う事になっているのだが、何か長嶋さんのワンマンショーみたいだった。 それと、俳優の唐沢寿明さんを呼んで来て大河ドラマのCMをすると言う”民放まがい”な真似は止めて欲しかった...


 結論を言えば、NHKは巨人戦を放送するよりも、民放が放送してくれないパ・リーグの試合を中継し、プロ野球全体の人気を底上げして欲しいものだ。 それと、前にも書きましたがサンデースポーツみたいな本格的スポーツニュースを毎日やってくれないものでしょうか? ”本物のスポーツニュース”が見たい視聴者は多いはずですから...


 ところで、私はこの試合とBSのファイターズ戦を含めて東京ドームの試合を見たのは3度目ですが、新人工芝・フィールドターフで野球は変わったのでしょうか? 確かに、球足の速い”人工芝ヒット”は無いけど、私の注目していた外野守備、メジャーばりのスピード感があるプレーは今の所見られない。 やはり、人工は人工、天然芝には到底及ばないらしい...






昨日夜のテレビ番組
at 2002 04/29 23:47 編集


 昨日のホークス・寺原投手のプロ初勝利には正直驚いた。 プロデビューとなった前回の登板の時は、それ程すごいと言う投球内容では無く、三振も一つだった。 それでも、高校を出たばかりでこれだけ投げられれば上出来だと私は思っていたが、昨日の夜のニュースで勝ったと聞き、スポーツニュースをハシゴして見たのだが、プロで何年かやって来た投手みたいだった。 この一週間ちょっとの間に何が...


 今日になって新聞を読んだり、ネットで見たり、図書館が休みなのでコンビニでスポーツ新聞を買って調べたが、寺原投手は身体作りの為の食事とか摂生、トレーニングなどを既にやっているらしい。 それに、今回の試合で決め球として使っていたチェンジアップも、前回登板時には使えなかったのを試合で使えるまでにした来たとは... 只者では無いのかも知れないな。


 昨日と言えば、スワローズの高津投手の通産200セーブにも驚いた。 今までコツコツと頑張って来た成果なのだろう... 本当にすごい記録です。 ところで、そのスワローズ・若松監督が「名球界入りの条件に200セーブも加えるべきだ。」と訴えていたはずだが、あれはどうなったのだろうか? 確かに、何でも時代に合わせるのは”ロマンが無くなる”のかも知れないが、200セーブは200勝に匹敵するだけの価値があると思うのだが...


 話は変わるが、昨日の晩、スポーツニュースの後でやっていた『EZ!TV』の中で、巨大温泉旅館の再建に取り組む女将さんの奮闘記をやっていて、思わず見入ってしまった。 時代の流れに合わせ、”団体客&宴会”(企業の社員旅行)に依存する巨大旅館を”小人数&リピーター”(家族とか友達同士)中心に切り替えようとするのだが、何十年も続くそれまでのやり方を変えられないベテラン従業員との反目など、簡単では無いらしい...


 プロ野球にとっても、人事では無いと思うのだが... 今まで上手く行っていたやり方が通用しないからこそ、現在の観客減やテレビ視聴率低下に至ったのでしょうから... もちろん、プロ野球球団は巨大温泉旅館以上に図体が大きく、しかも関係する業界も多いから、改革にはそれ相応の苦労がありそうだ...






カープが負けると...
at 2002 04/30 03:40 編集


 昨日は深夜のスポーツニュースをあえて見なかった。 ”勝敗は兵家の常”だからカープが負けた事は仕方が無い。 工藤投手(G)の出来も良かったし... ただ、ジャイアンツとタイガースが共に勝つと言う”マスコミにとって都合の良い展開”の日のスポーツニュースは精神衛生上、見ない方が身の為かも...


 ただ、今日の『すぽると』の次回予告を見ると、明日は白血病から生還したブルーウェイブの岩下投手の特集らしいから、例えカープが負けていても見てみるか...


 ところで、一つ気になるのは、最近よくピッチャーに打球が当たると言う事だ。 昨日もカープ・長谷川投手の足に打球が当たったが、続投した所を見ると軽傷だったのか...? でも、一昨日のドラゴンズ・朝倉投手は試合開始わずか4球目が足に当たって降板に追い込まれたし、先週見たファイターズの試合ではミラバル投手(F)が打球が当たって降板したはず。 センター返しは打撃の基本とは言え、たった一月の間に似た様な場面が多過ぎる気もする。 私の気のせいかな...

 ...以上、私の旧ブログ『カープBOM!』の記事バックアップより。