さて、スポーツ指導者のどこに問題点があるかをもう少し、述べておこう。まず、スポーツ指導者は、自分は上手く出来る。そして、生徒の運動のどこが良くないか、間違っているか、ということも、見抜いて指摘する能力もある。では、一体どこに問題があるのか。
それは。間違っている外見のフォームの、ある部分を指摘してして、それを直すよう注意してしまい、どういうことを意識して練習したら、間違っている外見のフォームが直るか、ということを教えられない(ので教えない)点にあるのである。つまり精神と関わらない見た目の外見の誤りは指摘できるが、どういう事を意識して練習すれば、フォームの欠点が直るか、という生徒が意識すべき精神を教えられない点にあるのである。
コーチは外見を直すよう注意する。では、それに従って外見をコーチの言うように心棒強くしていれば、フォームが直るか、というと、残念ながらならないのである。形を直そうという無駄なことに力を入れてしまい、またそういう無駄な事に意識が使われてしまうだげある。
スポーツ以外の事では、この方法で上手くいくことは、世の中にたくさんある。たとえば。精神を強くしたい場合。「強がる」という外見の行動を習慣づけていれば、内面の精神が強くなりえるのである。(逆に言うなら、私は弱い、私は弱い人間です、と人に言い続けていると本当に弱い人間になってしまうのである)
しかし、残念ながら、スポーツでは、その原理は当てはまらないのである。どんなスポーツでもそうだが、肩に力が入っている場合、「肩の力を抜きなさい」と指導したとする。そうすれは、肩の力が抜けた良いフォームになるか、といえば、ならないのである。もし空手の空突きで、初心者に、「もっと肩の力を抜け」と指導するとどうなるか。そんなことをしていれば、つまりは肩の力を抜いたコンニャク突き、をいくら練習しても、いつまでたっても上達しない、という悲劇となるだけである。初心者に肩の力が入ってしまうのは、仕方がないのである。そして、それでいいのである。つまり肩に力が入っていていいのである。反復する練習の中で、次第に肩の力が抜けた突きが出来るようになるのである。ただ、100%も全力で、あまりにも力を入れすぎている場合は、力の入れる度合いを80%にしなさい、と指導することは正しい。まあ、空手の突きを例にとったが、これはどんなスポーツでも共通しているのである。初心者のスイングで肩に力が入っている場合、「肩の力を抜きなさい」と指導して、生徒がそれを忠実に守ったらどうなるか。コンニャク打法、コンニャクスイングをいくら練習しても、いつまでたっても上達しないという悲劇となるだけである。コーチが教えるべき事は、どういう事を意識して練習すれば、フォームの欠点が直るかという精神的なことなのである。それが見抜けるコーチが有能なコーチなのである。個々人で異なる生徒に対して、その生徒にとって練習の過程で最も意識すべき一番、重要な精神的なワンポイントを教えられるコーチこそが有能なコーチなのである。
それは。間違っている外見のフォームの、ある部分を指摘してして、それを直すよう注意してしまい、どういうことを意識して練習したら、間違っている外見のフォームが直るか、ということを教えられない(ので教えない)点にあるのである。つまり精神と関わらない見た目の外見の誤りは指摘できるが、どういう事を意識して練習すれば、フォームの欠点が直るか、という生徒が意識すべき精神を教えられない点にあるのである。
コーチは外見を直すよう注意する。では、それに従って外見をコーチの言うように心棒強くしていれば、フォームが直るか、というと、残念ながらならないのである。形を直そうという無駄なことに力を入れてしまい、またそういう無駄な事に意識が使われてしまうだげある。
スポーツ以外の事では、この方法で上手くいくことは、世の中にたくさんある。たとえば。精神を強くしたい場合。「強がる」という外見の行動を習慣づけていれば、内面の精神が強くなりえるのである。(逆に言うなら、私は弱い、私は弱い人間です、と人に言い続けていると本当に弱い人間になってしまうのである)
しかし、残念ながら、スポーツでは、その原理は当てはまらないのである。どんなスポーツでもそうだが、肩に力が入っている場合、「肩の力を抜きなさい」と指導したとする。そうすれは、肩の力が抜けた良いフォームになるか、といえば、ならないのである。もし空手の空突きで、初心者に、「もっと肩の力を抜け」と指導するとどうなるか。そんなことをしていれば、つまりは肩の力を抜いたコンニャク突き、をいくら練習しても、いつまでたっても上達しない、という悲劇となるだけである。初心者に肩の力が入ってしまうのは、仕方がないのである。そして、それでいいのである。つまり肩に力が入っていていいのである。反復する練習の中で、次第に肩の力が抜けた突きが出来るようになるのである。ただ、100%も全力で、あまりにも力を入れすぎている場合は、力の入れる度合いを80%にしなさい、と指導することは正しい。まあ、空手の突きを例にとったが、これはどんなスポーツでも共通しているのである。初心者のスイングで肩に力が入っている場合、「肩の力を抜きなさい」と指導して、生徒がそれを忠実に守ったらどうなるか。コンニャク打法、コンニャクスイングをいくら練習しても、いつまでたっても上達しないという悲劇となるだけである。コーチが教えるべき事は、どういう事を意識して練習すれば、フォームの欠点が直るかという精神的なことなのである。それが見抜けるコーチが有能なコーチなのである。個々人で異なる生徒に対して、その生徒にとって練習の過程で最も意識すべき一番、重要な精神的なワンポイントを教えられるコーチこそが有能なコーチなのである。