小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

三島由紀夫の文化防衛論2

2016-08-29 18:06:24 | 考察文
三島由紀夫が、「文化防衛論」、と題した動画で、(その9)、で、早稲田の学生と、「人間性とは何か?」、ということを、話している。

「人間性は、変えられるのか?」ということを、論じている。

僕は、この問題は、おおげさな問題ではなく、簡単な問題だと思っている。

僕は、「人間性は変わらない」と、思っている。

人間が、教育によって、洗脳されてしまう、というのも、僕は、「人間性」、の、特性の中の一つ、だと思うからだ。

歴史は、繰り返すし、時代が進んでも、人間は、大昔と、同じ、過ちを繰り返している。

そして、紀元前の、賢者の、発言、や、書いたものの、思考力の高さに、驚かされる。

確かに、共産主義国家や、北朝鮮のように、教育によって、一生、それに影響され続けて、死んでいった人もいるだろう。

しかし、僕は。

人間とは、空気で膨らまされた風船のようなもの、だと思っている。

風船の一ヶ所を、強い力で、押しつづければ、その部分は、凹む。

押し続けている限り、凹んだ状態は、続く。

しかし、押すのを、やめれば、風船は、元の形にもどる。

人間性も、それと同じだと思うのである。



しかし、風船、という、言い方は、必ずしも正しくない。

風船、というと、なにか、固定的で、変化しないような、ニュアンスが、あるが、それとも、少し違う。

一部の人間には、自分で、自分の、「人間性」、変えていける能力もある。

しかし、それも、また、「人間性」、の一部だと思うのである。

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チャンネル桜のバカさ

2016-08-29 14:47:17 | 政治
思わず笑ってしまうほどの、チャンネル桜のバカさ。

チャンネル桜の、水島聡氏は、H28年7月15日の、「直言極限」、で、天皇陛下の生前退位を、どの新聞も、一面で、報じた、全ての、新聞を、徹底的に、不謹慎だと、言い放った。

陛下の御心を、勝手に憶測した宮内庁も、不謹慎、極まりない、と、怒り狂った。

You-Tubeに、その動画がある。

しかし、H28年8月8日に、天皇陛下、自ら、健康のため、公務を果たせないため、生前退位の御意向を述べられた。

「天皇陛下の生前退位」が、不謹慎、極まりない考えである、というのなら、天皇陛下は、不謹慎、極まりないことを考えてる人間だ、ということに、なる。

陛下ご自身が、皇室典範にはない事を、公式発言したのだから、チャンネル桜としては、この問題は、多くの有識者を、集めて、真っ先に、ディスカッションすべき問題であるはずだ。

それなのに、それは、全くしない。

自分に都合の悪いことは、チャンネル桜は、頬被りする。

全く、いい加減である。

そもそも、記者クラブに、どっぷり浸かっているマスコミに、ニュースソースを、リークする権力側は、政治とか、警察とか検察とかは、デタラメを平気でリークして、大手新聞も、そのリークを、そのまま、記事にする。

しかし、宮内庁だけは、別である。

皇室に関することは、大手新聞は、信頼性が、不十分な、いい加減なことは、書かない。

大手新聞といえども、皇室に関することは、慎重の上にも慎重を期す。

私は、チャンネル桜の、「直言極限」、なんて、バカバカしいので、ろくに見ていないので、たまたま、今日、見てみたら、あまりにも、滑稽だったので、笑ってしまった。



それと。国民の、ほとんどは、天皇陛下の生前退位を、望んでいない、とも、言っていたが、世論調査では、95%の、国民は、天皇陛下の生前退位に賛成してる、という結果が出た。

もっとも、これは、天皇陛下が、自ら、生前退位の、意向を述べられた、H28年8月8日、以後の、世論調査であるから、H28年7月15日の時点での、国民の考えは、わからない。だから、この点は、何とも言えない。



それと、水島聡氏は、チャンネル桜を、ブログなどで、誹謗する人間は、外国の、なにかの団体などから、金をもらっているヤツだ、と言っているが、私は、どこの団体からも、一円も、金なんか、もらっていない。

私は、自分の考えを、正直に述べているだけである。

ただ、水島聡氏も、無償で、日本のことを、真剣に考えている点は、評価している。

世の中は、多様な意見があるべきだし、あった方がいいのだ。

世の中が、一つの、意見だけになってしまった時こそが、こわい。

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天才脳外科医、福島孝徳先生に対する思いやり

2016-08-29 00:00:37 | 考察文
天才脳外科医、福島孝徳先生に対する思いやり。

患者は、誰だって、一番、優れた、技術を持つ医者に、最高の治療を受けたいと思っている。

そのため、脳腫瘍の患者は、みんな、福島孝徳先生に、手術をして欲しいと、思って、手紙を送る。

それで、福島孝徳先生は、それを、引き受けて、世界を駆け巡って、一年に、600以上もの、脳手術をしている。

福島孝徳先生は、他の医者では、出来ない、自分しか出来ない、脳手術なのだから、と、いって、患者の頼みを、引き受けている。

福島孝徳先生も、自分が手術しなければ、一生、寝たきり、か、死んでしまう、患者を、救えるのは、自分だけしかいない、という、使命感から、休みというものを、全くとらず、年間、膨大な数の手術をしている。

しかも、手術時間は、7時間とか、それ以上とか、長時間である。

福島孝徳先生としては、人の命を、救えることに、無上の、生きがいと、喜びをを感じているから、手術の激務は、福島孝徳先生には、良い、善玉ストレスとなっている。

しかし、そうはいっても、いくらなんでも、激務すぎる。

それは、他の人間が、大変そうだなと、想像することだから、福島孝徳先生の、疲労の度合いは、どのくらいなのかを、本当に知っているのは、福島孝徳先生自身しかいない。

しかし、年間、600以上もの、脳手術、しかも、一回の手術時間は、7時間を、超えるような、毎日を、送っていれば、いくら、やりがい、が、あるとはいえ、過労になりかねない、のは、可能性としては、十分、考えられることだ。

そこで、福島孝徳先生に対する、思いやりとして。

脳腫瘍が、できたなら、最善の、手術が出来る、福島孝徳先生に、「手術して下さい」、と、手紙を出すのではなく、福島孝徳先生でなくても、出来る、手術なら、他の脳外科医に手術を、お願いする、ということを、考えることだと思う。

本当に、福島孝徳先生いがいの脳外科医には、出来ない、困難な、症例の患者だけは、福島孝徳先生に、手紙をだしても、いいと、思うが。

福島孝徳先生のストレスは、あまりにも、多くの患者からの、「助けて下さい」、という、無限の、患者からの、手紙の依頼の山である。

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