混沌なるおもちゃ箱

PCネタ時々家電、時折オカルトオーディオ批判?……最近は何でもあり。

そうか、石平さんって哲学出身なのか

2014-10-03 07:00:46 | とくていあぢあ
概ね似たような話ですけれど、中国における金回りの話として補足を付ける必要があるかな?

要するに、金融引締めで借金のリファイナンスが出来ない&過剰在庫を裁けないから@wedgeinfinity
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4255?page=1


中国の不動産バブル崩壊待ったなしだよと言うお話で、概ね正しいと思うんです。
ただ、補足説明として弱いかなぁ……たとえば、実質マイナス金利となっている銀行金利故に、預金するより投資して利殖に回すべきという時期もありましたし(現在の政策金利は……6%なのか)
あれ?インフレ率(世界経済のネタ帳より)からすると悪くないんじゃないかなと思ってしまうのですが、公式統計と実際の数字が合致するか分からん中国なので割り引いて考える必要があるんですよね。

また、中国の銀行融資は、基本的に共産党とのコネ&国営企業に有り……更に、国営企業なんかも与信枠を不動産開発に金融にと(金融商品の形を取り、地方政府の作った開発会社にぶち込む・シャドーバンキングに手を出す)放り込む事も当たり前だったわけです。
更に、理財商品の形を取って銀行の窓口で売り出す等々、こうした金の流れに一般市民も財布の中身を投じて今に至っているのです(で、焦げ付けば市民が押し寄せる)
そして、シャドーバンキングの規模がでかい……なかなか銀行が貸してくれないので、ちょっとした会社ですらシャドーバンキングから高金利で金を借りる事が常態化していますから、ここでパタパタと倒れに倒れたなら不動産関連だけでなく一般の会社も一緒に吹き飛んでしまうわけです。

GDPの四割を占めるシャドーバンキングが飛んでしまうと、「不動産とは異なる業種に至るまで一気にドミノ倒しになる可能性が高いのが更なる大問題!」という辺りを分かりやすく混ぜ込んで欲しかったかな。
まさに、上から下まで満遍なく破産の危機……そして、通常の貸し出しについても引き締め/貸し剥がしの横行によるお金の動脈硬化も引き起こして破綻するよと言うお話。

なんと言いましょうか、「動けと言っても動かないが、止まれと言っても止まらない牛」と中国の役人が農民を例えに言ったそうですが、色々な要因が重なる事で未だかつて無い規模のバブルが弾ける寸前なのが今の中国と……いかに中国国内に閉じ込めて弱らせつつ、ダメージが来ないように(あわよくば我が国のプラスになるように)舵取りをして行かねばならないのが今の状況なのでしょう。


PS.
うーむ、まとまりが悪いなぁ(汗
そういえば、中国政府も財政って慢性的な赤字体質じゃ無かったかなぁ。
コメント
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