お手てはぬくいです(笑)

手が冷たい人は心が温かい・・一度はきいたことないですか?
私の手は、年中ホカホカです。

保留にされた土地

2006年06月03日 21時53分33秒 | 近況
我が家が狙っている土地の隣はたまねぎ畑で
その反対側には、小さい小屋づくりの飲み屋さんがあります。

なんでこんな田んぼの、しかも山のふもとの誰もこない土地に
飲み屋さんができたのか、わかりません。

私の友達と同じく、やってみたかったから
親の土地に飲み屋を作ったのでしょうか。

どうも讃岐の40代は、考えが甘くていけませんや。


さて、家の図面もでき、すっかり買う気マンマンの温家。
ただ気がかりなのは、リビングの位置。
下手をすると飲み屋さんの真横になりそう・・

ということで、メジャーを持って
友達と測りに行くことにしました。

友達の都合で夕方になった為、運の悪いことに飲み屋さんは開店準備をはじめていました。

店の中からずっと、私の車を伺っています。

10分程待ちましたが、仕方がないので
車を降り、はかりはじめました。

すると、その小屋の中から
店主とおぼしき人がころがり出るようにして
こちらに向かって突進してきます。


「こ、こえぇよ。」と友達にいうと友達も

「うん。恐いね。」


その人の姿は一言でいうと、ちっちゃい小林旭でした。

フーテンの寅さんがきているような上下に
中は粋筋なシャツ。
足元ははだしに雪駄。


ど、どどどどどどうみてもカタギにはみえません。


「ちょっと、アンタ。
ここの土地、買うんはアンタ?」

「あ・・い、いえ。
私は頼まれて、測りにきただけで・・」

「な、なんぼで話をすすめてるん?」

「い、いえ。私は全然詳しい話は知らなくて・・」

「ここな、オレの土地やねん。
先月で担保期限切れててな、オレの土地になってん。
そやから、ハヨ売りたいねん。
なんぼでもエエから、早よこうて!」

「あ・・あのここは佐藤さんの土地だとききましたが
佐藤さんですか?」

「お、オレ?
オレは中村。せやから、担保が切れたゆうてるやん。
はよこうて!」

・・・・・。

結局、お茶を濁ごして帰ってきたのですが
その徒労感たるや、ものすごかったですね。

一緒にいった友達に

「ごめんね。変なことになってしもて。
びっくりしたな。ホンマ、疲れたな。
とてもやないけど、カタギには見えなんだな。」

「う、うん。なんか・・う~ん・・でも・・・」

友達はずっと同じ言葉の繰り返しです。


結局、田舎のお百姓さんから買うのだと思っていた土地は
高利貸しだか、その人の娘婿だかの持ち物になっており
その娘婿はカタギではないという噂で
どこかの誰かが道楽でやっていると思っていた飲み屋は
その粋筋さんがやっていたと

こういう結末でんな。


あのね。
うちが引越したいのは、今の隣から逃げ出したいからなのね。

三回も結婚して、二度目の奥様は犯罪者で
そのお子様も犯罪者で、その子から嫌がらせをされている
そんな物騒な環境から逃げ出したいからなのね。

放火でもされたら、アウトなんスよ。


もう犯罪に関係するお方の、近くには住みたくないのね。


だもんで、保留。


いや~よその家は簡単に建つが
温さん家はなかなか建ちませんな。


旦那と離婚して一人でマンションに住む選択の方が
よほど現実味をおびてきました。


私だって、幸せになりたいんだ。