お手てはぬくいです(笑)

手が冷たい人は心が温かい・・一度はきいたことないですか?
私の手は、年中ホカホカです。

またも面接

2006年07月31日 18時40分43秒 | Weblog
今日は男性が面接にきた。

がば忙しかったので、面接にきた人を観察する余裕はなかったが
聞くだけで十分な人だった。

彼はひとつの質問にこたえるのに
平均1分かかる。

「あ~それはですねぇ。。。。」ではじまり
あいまいな答えをして、たっぷり1分。

「で、今はどこか仕事に行ってるの?」

これに対する答えが・・

「あ~それはですねぇ。
仕事?仕事ぉ・・・・・・
ま、派遣に登録しているんですけどぉ。
行ってるってゆうか・・
電話がきて頼まれたら手伝うというかぁ
そ、それはですねぇ。
行ってる?」

てな具合だ。

「君、兄弟は?」

こんなこと聞く社長も社長だが・・

「あ~それはですねぇ。。。
兄弟?兄弟はですねぇ・・・・
兄弟はいないですねぇ。。。」

「じゃあ、ひとりっこ?」

「あ~それはですねぇ。
ひとりっこ?あぁぁぁぁはいそうですねぇ。」

彼には何をきいても、こんな風に長くかかるが
ひとつだけはっきりこたえるキーワードがある。
それは「両親」だ。

「ボクの親はしっかりしてないんで。」

こちらからききもしないのに、彼はこの言葉を2回も使った。


親がしっかりしてないだとぉ?


てめぇ、何、いってやがんだ。


彼の話にいい加減、むかついていた社長が

「君もしっかりせないかんな。
29やろ。もっとしっかりせな。」

「あ~それはですねぇ。
29? そ、そう。そうですねぇ。」


だが、彼は採用された。
どうせ続かないだろうが、その場しのぎだ。

いいんだ、それで。
たった一日でも、他のメンバーが重たい荷物を運ばずにすむ。


彼が帰ってゆく姿を二階からみていた。
ちょうど12時になり、社員が昼休みに出てきた。

みんなにジロジロ見られるのに
彼はなかなか車に乗らなかった。
おどおどしながら、車の横にたっていた。

社員の波がとぎれると、やっと車に乗り込み
にたぁ~と笑ったのである。



きしょ~!!!!!!


彼が社長にクビを言い渡されて
刃物を持って暴れるシーンが浮かんだ。



こえぇ。


「病気だな。」

社長がつぶやいた。



そんなの雇うなよ、バカ野郎(涙)