梅雨の窓口無職としるす吾が名の上 沖田佐久子 「冬の虹」より
吸入の湯気甘し今無一文
鶏屠りし両掌を東風にもみさます
湿った涸れ葭藪のなかにミツバツチグリの群生↑ここも一つの楽園であります♪
綺麗事や妄想事を詠むばかりが俳句ではない、と私は思う。ギリギリの現実を詠む事も俳句にあって必然。自らの救済のために詠むべし、と。
伊藤若冲の画にもそれを感じる。彼は自らの魂の救済のために、あの精緻で華麗な画を描き続けたのではないか、と。
こちらは有毒のキンポウゲ↑ウマノアシガタです。同じ黄色の小花ですが、ミツバツチグリは薔薇科キジムシロの仲間ですね。
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