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ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

荒地の家族 - 佐藤厚志 (文藝春秋2023年3月号)

2023-02-27 05:35:00 | 読書メモ
「この世の喜びよ」の次に読んだのは同紙に掲載の「荒地の家族」。 東日本大震災(文中ではあえて「災厄」と表記)後の宮城県沿岸部が舞台です。震災によって奪われた命、震災によって変えられた生活のなかで、主人公の祐治の生きることへの真摯さと苦悩がリアルに描かれています。ここ最近読んだ芥川賞受賞作の中では、一番ではないかと思いました。 亘理や鳥の海、逢隈、岩沼など聞き慣れた地名がでてくるのにも、親近 . . . 本文を読む
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