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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

がんばれ工藤

2007-01-20 11:50:55 | 日々の雑感
珍しく野球の話題。

今朝の新聞で、工藤公康投手の横浜入団に関する記事があった。
工藤は、FAで読売入りした門倉の人的保障として、横浜から指名された。
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200701/bt2007010802.html

人的保障というのは、誰でも彼でも指名できるわけではなく、読売の方で「この子は渡さん」という花いちもんめのようなプロテクト選手を指定できる。当然、上原や阿部などはプロテクト選手に入っている。

横浜が工藤を指名したと聞いたときにもびっくりした。なんで工藤がプロテクトされないのだと。
昨年の成績こそ3勝2敗だったが、通産215勝、現役で唯一の200勝投手である。読売だけではくプロ野球にとっても大きな功労者だ。FAの見返りで球団を去るような扱いを受けるべき選手ではない。

そんな選手を「若返りのため」と言いながら、プロテクトリストから外す読売。こういう不遜な態度はいつものことだが、33歳の小笠原や門倉をFAで獲得して工藤を外すなんて、若返りというのはとってつけた理由にしか聞こえない。

そして、今朝びっくりしたのは、横浜での工藤の年棒。2億9000万から2億円減。プロ野球史上最高の減額らしい。
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200701/bt2007010901.html

読売も横浜も、これだけの功績のある選手に対してもっと敬意をもった対応をして欲しいものだ。

しかし、こんな重い気持ちをとっぱらってくれたのが、工藤の態度。
恨み辛みのコメントは一切なし、実にさわやか、前向き。
まさにスポーツマンの鑑だ。

これまで工藤は特に好きでも嫌いでもなかったのだが、この一件でこの選手が好きになった。

工藤を初めて見たのは1985年。阪神と西武の日本シリーズの第一戦で、バースにレフトスタンドに放り込まれたときに、工藤は天を仰いでいた。わたしはその時、三塁側スタンドで狂喜乱舞。2歳年下の工藤に対して、心の中で♪阪神に勝つなんで10年早いんだよ、おとといおいで~♪、なんて叫んでた。いま思うと工藤には悪かったと思う、ごめんなさい。

しかし、あの頃は私も若かった。そして、私がオヤジになってメタボリックシンドロームに苦しむ現在でも工藤は相変わらず第一線で投げている、これは凄いことだろう。
来シーズンは、阪神戦以外には全部勝って、最多勝を取ってもらいたい。
応援しよう、一度横浜スタジアムに足を運んでみようかな。

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