政府中央防災会議で示された「平成20年度防災対策の重点(案)」は以下の8項目から。国民の防災意識の向上が最重要課題だ。不断の地震に対する備えは地震発生後のライフライン停止にともなう水、電源、食料の確保に努力しがちであるが、地震時に被害が生じない、発生させない努力がまず必要だ。
1.大規模災害の被害軽減への戦略的取組
(1)首都直下地震を始めとする大規模地震への不断の備え
(2)大規模水害対策の推進
2.国民運動の展開等による社会防災力の向上
(1)日頃からの国民の防災意識の向上
(2)地域、企業等多様な主体の連携による防災への取組の促進
(3)災害時要援護者への支援
3.迅速・的確な防災情報の提供
(1)防災情報伝達体制の充実
(2)情報システム等防災科学技術の高度化
4.建築物の耐震化の促進
(1)住宅等の耐震化
(2)災害時の防災拠点となる公共施設等の耐震化
5.災害に強い社会基盤づくりの推進
6.災害応急対応力の増強
7.被災地の復旧・復興支援
8.国際防災協力の推進
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