地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

超常現象と地震予知

2008-03-02 | 地震リスク
検索サイトで「地震」と入力したら、「川崎」が関連キーワードでトップにヒットした。「川崎」??何かあるのだろうかと記事を読んだら、ジュセリーノ(ジョセリーノ?)の予知夢による予言で2月15日から28日までの間に川崎でM6.3の地震が発生するとの情報だった。

幸いにも予知夢ははずれたようだ(本来この予言はしていないとの情報もあるが・・・)。月日まで特定する地震予知は現代の地震学では困難といわれ、このような超常現象は完全には信じられないが、ひとつの未知の期待として注目している。

本となってすでに2冊出版されているようだがまだ読んでいない。この3月に続編が出版されるようであるが、ネット上で話題となっている地震に関する情報では9月13日の東海地震説。本来は、フィリピン・台湾に大きな被害をもたらす巨大地震が発生し、香港、海南島等に30m級の大津波が襲うとの予知夢。その地域で起こらない場合には、名古屋を震源とした東海地震説だったようで、さらに起こらない場合には中国で巨大地震が起こるとの話だ。東海地震説からみた場合、9月13日に東海地震が起こらない場合には、10年後の2018年6月に東海地方で超巨大地震が起こるとのこと。

これから日本で起こる地震だけで4~5月に千葉県でM6級の地震、8月に東京でM6級の地震、9月にM8級の東海地震、1月に大阪でM8級の地震が起こるとの予知夢だそうだ。

これまで国が公表している各地震に対する評価として、東海地震は今後30年以内に87%の確率で発生するとされ、関連する東南海・南海地震と同時に起こる可能性も指摘している。20××年と今世紀前半に発生するとのことで2018年は少し現実味がある。また、関東地方をみると関東大地震が起きる百年前後は南関東でのM6~7級の地震が活発に数回発生するとされ、最大の確率では今後30年以内に70%となっている。大阪の活断層である上町断層地震、名古屋の活断層である猿投断層地震は断層の中でも今後発生する確率が高く、これらを考えた場合、ジュセリーノの予知夢は現実の悪夢となりかねない。

今年予知夢となっている川崎、千葉、東京のM6級の地震が起こったら、震源の深さにもよるが、最大でも震度6弱ではないだろうか。Mが1違うと32倍違うことからM7級のような巨大地震とはならないであろう。甚大な被害とまではいかないことを願う。長々と書いてしまった。