金融危機以降、再び不動産の値動きが下降局面となり、土地価格は下落の状況である。90年代のバブル崩壊後、一向に上向かない土地は普通預金より悪い投資商品となった。
東京23区内の土地は全国の地方都市の土地に比べ格段上の価格で取引されているが、地震リスクの面からは危険な投資といえる。公道に接しているのが法規制の2mで奥行きが10mの袋路上の土地だったり、公道4mの狭い住宅密集地だったりと大地震時を考えたら危険はいっぱいの地域だ。
地名からも地震に強い土地かどうかがわかる。「谷」、「川」、「海」などの地形にちなんだ土地は危険だ。
最近、重要事項に地震に係る項目がやっと登場し、不動産も地震リスクに敏感となっている。駅に近く、南向きの土地だけでなく、地震に強い土地が注目される。
一生に一度の大きな買い物である不動産はあらゆる角度からみて購入前によく検討しておきたいものだ。