745年6月5日、岐阜美濃で最大級の内陸直下地震が発生したとされる。この地震がマグニチュード7.9の天平大地震だ。
時は710年の平城遷都から、一時都を難波京に移したが、745年に再び平城京に遷都した奈良時代の出来事である。
この地震の震源は活断層である養老断層とする説があり、その841年後にはこの養老断層で同じく1586年に天正大地震(M7.8)が発生したとされる。
岐阜県の地震被害想定によると、関ヶ原-養老断層系の地震が発生した場合、最大震度は7、岐阜県の建物全壊は3万2,000棟、死者は2,200人、避難者は18万人と推定している。
今後30年以内の発生確率は、ほぼ0%~0.7%と日本の活断層の中ではやや高いグループに位置する。
<地震調査研究推進本部 養老ー桑名ー四日市断層の評価>
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/01nov_yoro/index.htm
<岐阜県 地震情報>
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11117/jisin/index.htm
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11117/saigai_siryo/1585tensyo/tensyoujishin.htm