地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

マグニチュード7以上の巨大地震

2009-10-12 | 地震リスク

日本周辺のプレートにより引き起こされる海溝型地震をみるとある特徴がうかがえる。マグニチュード6クラス以下の地震は頻繁に発生しているが、M7クラス以上の巨大地震の発生頻度は低いという事実だ。

海溝型地震は周期性があるといわれ、南海トラフ沿いの東海・東南海・南海地震は平均86年~90年の間で繰り返し発生している。

前回の南海トラフ沿い地震は1944年東南海地震(M7.9)だったが、すでに65年が経過し、次の南海トラフ沿い地震に警戒する時期に突入した。

<地震調査研究推進本部 日本の地震活動 「日本列島とその周辺のM7以上の地震(1885年~1995年、深さ100km以浅)


巨大地震 日本列島が乗るプレート

2009-10-11 | 地震リスク

インドネシア、サモア、バヌアツで発生した巨大地震はプレートに関係した地震であるが、日本列島周辺は太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートが入り組んでいる。

太平洋プレートが日本列島の下に沈み込み、東海地震等の南海トラフ巨大地震を引き起こすフィリピン海プレートも日本列島の下に沈み込み、それぞれ陸側のユーラシアプレート、北米プレートと圧力がかかってその圧力が解放されて巨大地震が発生している構造だ。

<出所:地震調査研究推進本部「日本の地震活動」より>

<出所:気象庁 「地震と火山」より>

 


南太平洋の地震防災政策

2009-10-10 | 地震リスク

サモア政府、津波警報改善へ 「教会の鐘」機能せず(朝日新聞) - goo ニュース

先月29日、30日に発生したサモア沖、インドネシアの巨大地震。その後も8日にはバヌアツ沖で巨大地震が連続して発生した。

地震国は日本のみならず世界各国に存在する。インドネシアでは地震、噴火を引き起こすユーラシアプレート、オーストラリアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートの主要プレートが入り混じり活動が活発だ。インドネシアでは2004年12月のスマトラ沖大地震(M9.1)が発生し、超巨大津波により世界各国で多くの犠牲者を出した。インドネシア政府は2008年に国家防災庁を創設、防災のための国家計画を推進している。

南太平洋に位置するオーストラリア、ニュージーランド、米国領サモアは地震防災政策では大国であるが、南太平洋の小さい国々では防災政策が十分とはいえない。

<アジア防災センター メンバー国情報 インドネシア>

http://www.adrc.asia/nationinformation_j.php?NationCode=360&Lang=jp&NationNum=03

<アジア防災センター アドバイザリー国 オーストラリア、ニュージーランド、米国>

http://www.adrc.asia/nationinformation_j.php?NationCode=36&Lang=jp&NationNum=24

http://www.adrc.asia/nationinformation_j.php?NationCode=554&Lang=jp&NationNum=26

http://www.adrc.asia/nationinformation_j.php?NationCode=840&Lang=jp&NationNum=29

<出所:内閣府2009年防災白書>

 


南太平洋 巨大地震続く

2009-10-08 | 地震リスク

南太平洋バヌアツ沖でM8.1の地震、周辺地域に津波警報発令(トムソンロイター) - goo ニュース

南太平洋バヌアツ沖で日本時間午前7時3分にM7.8の巨大地震が発生した。その後もM7クラスの地震が連続して発生した。太平洋津波警報センターから津波警報が発出されたが被害はない模様。

 

<出所:USGS>

気象庁は9月30日に発生したサモアとスマトラ沖の2つの巨大地震についての分析を発表した。

http://www.jma.go.jp/jma/press/0910/07c/kaisetsu091007.html


日本の国際貢献 巨大地震への対応

2009-10-03 | 地震リスク

自衛隊に派遣準備指示=インドネシアの地震で防衛相(時事通信) - goo ニュース

今週相次いで起こった巨大地震は、サモア、スマトラで大きな被害となっており、スマトラではまだ多くの生き埋め者がいるとの報道だ。日本からも約60名の国際緊急援助隊がスマトラに派遣され救助・支援活動を展開している。

地震災害のみならず台風・水害等が続くアジア諸国。その一員である日本が、防災面での支援で何ができるのか。防災担当大臣を兼務した前原国土交通相の手腕に期待したい。

<首相官邸 官房長官記者会見>

http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2009/10/01_p.html

<内閣府 前原防災担当大臣 お見舞いメッセージ>

http://www.bousai.go.jp/oshirase/h21/091002kisya.pdf

<国際協力機構>

http://www.jica.go.jp/index.html