デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

あなたは個人投資家ですか?

2005-06-28 11:09:38 | 個人投資・資産運用・不動産・マイホーム

あなたは個人投資家ですか?



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田中さんは、どうしてノーベル賞がもらえたか?

2005-06-28 11:08:04 | 健全な批判
田中さんは、どうしてノーベル賞がもらえたか?



知っていますか?
田中さんは「あなたは間違っている」、と言えたからです。
あなたには言えますか?

ええっ?別にノーベル賞をもらいたいとは思わない?
でもね、人間として「あなたは間違っている」と、時にははっきりと言うことはとても大切なことですよ!
そう思いませんか?

ところで、あなたはノーベル賞を貰った田中さんのことをどう評価していますか?
結論を言えば、日本史にとって、たいへん意味の深いことを残してくれました。田中さんという人は、非常に謙虚で、どちらかと言えば言葉少なく、人柄も丸みがある感じです。

しかし、この人には『棘(とげ)』があります。
ここのところ、あなたは気づいていますか?
もちろん、この棘はすばらしいトゲなんですよ!

田中さんが偉かったのは業績ではありませんよ!
もちろん業績がくだらないと言っているのではありません。
田中さんが、他の多くの日本人と違っているのは、私が言うところの『棘』を持っていることです。

田中さんが国際的に認められるようになったきっかけを皆さんご存知ですか?
ずいぶんと日本でも報道されたでしょうから、このエピソードについて耳にしたことがあるかもしれません。ある国際発表会にMITの教授が見えて発表したのです。それを聞いた田中さんが、彼の発表した内容に間違いがあることに気がついたわけです。

彼のところへ行って、何と言ったと思いますか?

“You are wrong!”

と言ったのです。
日本で、しかも、公式の場でこんなことを言える人は、ほとんど居ないでしょう! もちろん、これだけのことを言うには、相当な自信がなければ言えません。その自信を田中さんは研究と実験によって持っていたのです。要するに裏づけのある自信だったのです。

田中さんは、当時全く名前の知られていない、しがない会社員でしかなかった。博士号さえ持っていなかったのです。しかし、偉いのは田中さんだけじゃなかった。この相手のMITの教授も偉かった。田中さんの言うことを聞いて、自分の研究室に戻ってから研究内容を確かめて、初めて田中さんの言ったことが確かに正しいということが分かったのです。

日本人どうしでは、このようなことは端(はな)から起こりようがありません。断定すべきではないかもしれません!でも、まず起こらないでしょう!
大学教授と一介の会社員、全く釣り合いが取れません。 この辺の大学の権威、政府の権威については、松本清張さんが口をすっぱくするほど書いていますから、あなたも知っているだろうと思います。 松本さんは、あまりにも日本の権威にタテついたので、死ぬまで文化勲章をもらえませんでした。

日本の権威というのは批判を素直に受け容れません。
この辺のところは、アメリカやカナダとはすごく違っています。

要するに、飛躍して言えば、民主主義というものはそのようなものです。
権威であろうが何であろうが、自信を持って言えることは、相手が誰であろうと自信を持って言う。言うべきものなのです。
。。。と思いますね。

しかし、このことが日本では、なかなか出来ない!
出来ない雰囲気というものが厳然としてある!と、今でも、私には感じられるのでーーす。私は、これまでの海外放浪の経験から、このことは、つくづく勉強させられました。 もちろん、当初、反発を食らう場合もあります。アメリカ、カナダではこのことは当たり前、しかし、ほとんどの場合、誠意を持って相手にしてくれます。これが民主主義であって、しかも表現の自由であって、言論の自由であるわけです。これがないところに技術の進歩はないし、文化と芸術の生まれるはずもない!!

私の言う田中さんの『棘』とは、このようなものです。そしてこれを実行できたがために、田中さんはアメリカ人に認められ、これがノーベル賞をもらえるきっかけになったのです。 国際感覚を身に着けるというのはこういうことなんだと私は信じています。

日本の政府の権威や、大学の権威というのは、このように実に『もろい』ものなのです。 アメリカや、ヨーロッパの『権威』が、ああだ、こうだ、と言うと耳を貸しますが、しがない会社員が言っても、ちっとも相手にしないということが、日本の風土になっています。不審に思う人が居たら、松本清張さんの本を読むことをお勧めします。日本の権威がいかに欺瞞に満ちているものか、ということを理解することが出来ます。

田中さんが日本人の間だけで発表をしたり聞いたりしていたら、一生しがない会社員で終わっていたでしょう。

アメリカも、カナダも、文明的には下り坂です。
つまり、250年の壮年期を終えようとしています。
日本は明治が終わる頃、壮年期を終えました。
司馬遼太郎さんがそう言ってましたが、私も賛成です。

しかし、田中さんのエピソードからも分かるように、まだまだ、アメリカ、カナダには、文化的な活気があって、人間の頭も心も新鮮です。

つまり、くだらない『権威』というものにこだわらずに、ずけずけとものを言うという風土があります。このことを私は言いたいがために、田中さんのエピソードを持ち出しました。

長いこと読んでもらってありがとう!
批判するにはどうしたらよいのか?
もう少し面白おかしく読みたいのならば次のリンクをクリックしてくださいね。

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コメント (1)
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