愛はスミレの花のように(PART 1 OF 3)
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デンマンさん。。。 どないなわけで あんさんは“愛はスミレの花のように”というタイトルにしやはったん?
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めれちゃん。。。 思い出せへんかァ~?
わたしが“愛はスミレの花のように”と どこぞに書いた、と あんさんは言わはるのォ~?
いや。。。 めれちゃんが そないな事をに書いたというわけやあらへん。。。 そやけど、何か心当たりがあるやろう?
遠まわしなことを言わんで 細木数子のようにズバリ!と言うたらどうやのォ~?
めれちゃんがそないに言うなら、まず次のリストを見て欲しいねん。
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■『拡大する』
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これはライブドアの わての『徒然ブログ』の12月1日から15日までの 約2週間の「リンク元URL」のリストやねん。。。 赤枠で囲んだ 30番に注目して欲しい。
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GOOGLEで検索しやはってぇ『愛はスミレの花のごとく』を読んだネット市民が3名居たということやねぇ~。。。
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■『実際の記事』
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そういうこっちゃがなァ~。。。 わてが2006年4月17日に投稿した記事を わざわざ GOOGLEで検索して 3名のネットサーファーが読んだということやんかァ~。。。
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それで今日の記事のタイトルを“愛はスミレの花のように”としやはったん?
あきまへんかァ~?
かまへんけど、他にもたくさん記事がリストアップされてるのに、どないなわけで30番の記事を選びやはったん?
9年以上も前に投稿した記事を ネット市民の皆様が読みはったということに わては感動したのやがなァ~。。。 しかも、タイトルが『愛はスミレの花のごとく』やんかァ~。。。 めれちゃんも改めて読んでみたくなったやろう?
それで、どないなことが書いてあるん?
めれちゃんの親友のレンゲさんと わては次のように対話していたのやがなァ~。。。
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もちろん、レンゲさんも頑張り屋ですよ。レンゲさんがホステス時代にナンバーワンになった事も定さんと良く似ています。
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レンゲさんには、間違いなく野心家の一面もある。だからこそブティック・フェニックスでも3ヶ月余りで、他の店長をゴボウ抜きに抜いてあなたは売り上げでトップの座を獲得した。クラブ・オアシスでもあなたは30人余り居るホステスの中でナンバーワンに躍り出た。これがその当時のレンゲさんの写真ですよね。若くてピチピチしていた。しかも素人っぽくって素朴な美しさがある。それでいて洗練されたところもある。そういうところがお客さんの関心を誘った。それに加えて、話題が豊富でお客を飽きさせない。あなたは頭のいい女の子なんですよ。自分をどう演出してよいかも、ちゃんと心得ている。だから、ナンバーワンになることも時間の問題だった。
。。。
あなたにとって大学生活は慢性的な空虚感と退屈さが伴っていたんですよね。少なくともホステスの生活の方が楽しかったんですよ。楽しいという言葉が適切でないなら、レンゲさんの求めているものは、大学生活よりもホステス生活の方にたくさん見出すことが出来たんですよ。
あたしの求めているもの?。。。それは何ですか?
“幼児的なふれあい”ですよ。
レンゲさんがホステス時代に“お客リスト”を作っていた。レンゲさんはクラブ・オアシスで働いていた30人の女性のうちでナンバーワンになったんですからね。レンゲさんがマジメに一生懸命ホステス業に励んでいたことが僕は理解できましたよ。どんな職業でもそうですが、トップになるためには、それなりの努力が必要ですよ。実際、“ちゃらちゃらして”いたら、ナンバーワンにはなれなかったと思いますよ。
『とこしえの愛って。。。 』より
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それにね、定さんはレンゲさんのように結構、本を読んでいるんですよね。
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そのようなことが書いてありました?
予審調書の中には出てこないけれど、『昭和史全記録』という本の中に出ている。それによると定さんは吉蔵さんを殺害したあとで、傷口の血を手指につけ、吉蔵さんの左大腿部に「定吉二人」という文字を書き、敷布にも「定吉二人キリ」という文字を書き残したんですよ。
どうしてそのようなことをしたのですか?
レンゲさんもそのように不思議に思うでしょう?実は、裁判でもそれが問題になって、裁判官が定さんに尋ねたそうだ。
定さんは何と言ったのですか?
昭和11年5月5日に明治座で“つや物語”を見たというんだ。これは泉鏡花が書いた新派の名作「通夜物語」のことですよ。この原作品を読んでいたと言う。
どういうお話なんですの?
小きんと言う芸者が出刃庖丁で可愛いい男の田之助を殺して、その血で襖に字を書くのだけれど、定さんは、そこにとても感動したと言うんだ。
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明治の新派全盛時代に書かれた名作狂言。
原作は泉鏡花が明治32年(1899)9月、「大阪毎日新聞」に発表した小説。
明治39年(1906)8月大阪朝日座にて、岩崎舜花の脚色で初めて演じられた。
配役は、花魁・丁山に河合武雄、貧乏な画家・清に秋月桂太郎が扮した。
昭和11年(1936)5月明治座にて、昭和新派のエース川口松太郎の新脚色で「新版つや物語」として上演された。
配役は丁山にあたる芸者小今に花柳章太郎、清に柳永二郎が扮した。
演者、脚色者とも若い世代で、古くなった新派の定番狂言をリニューアルしようとした。
しかし、当時まだ原作者の泉鏡花が影響力を持っていたことから失敗した。評判もあがらなかった。
丁山が出刃包丁で宿敵ともいうべき笹山を倒し、自分の乳房をえぐった血で恋人・清に襖に絵を描かせ、息絶えていく血まみれの凄惨な場面が見ものだった。
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あたしには、そういう気持ちが分かりませんけれど。。。
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でも、定さんは、その凄惨な場面に感動を覚えたと言う。「定吉二人キリ」の血書のヒントは、この泉鏡花の原作品から得たそうだ。定さんも芸術的に感化を受けやすい性格なんだと思いますよ。
デンマンさんは、あたしもそうだとおっしゃるのですか?
そうですよ。レンゲさんも次のように書いていましたからね。
そこまで人を駆り立てる物って何なんだろう?
2005 01/08 01:28
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(yapuh1.gif)
わたしは「家畜人ヤプー」の
沼 正三氏を思い出す。
彼の思い描いた壮大なユートピア。
イマジネーションとリビドーが
彼を書かずにはおかせなかったのだろう。
彼は夜な夜な
そのイメージの世界へと旅立ち、
恍惚の笑みを浮かべ、
自分が創り出した女神たちに奉仕し、
虐げられていたのだろう。
表の顔とのギャップが大きいほど、
秘められた場所での彼の悦びも、強く、
刺激的になり、
仮想ユートピアも、あざやかに、
現実のものとなっただろう。
それは、彼の知性が高かったために、
そのような壮大な世界を
得ることができたのであって、
凡人ならば、実際に血の通った“女神”を必要とするのだ。
ユートピアといえば、トマス・モアを思い出すが、
彼は自分のおかれている現実にたいして多くの不満を持ち、
そのうち想像と妄想を結実させ、あの作品を書いた。
人の欲望、不平、不満は、時に妄言などを生み出し、
何らかの「アンチ」な行動に向かわせる。それが社会を動かす力となるか、
ただの変人呼ばわりで終わるかは、本人の死後、評価が決まるかもしれない。
by renge
『たれてるお尻ってなかなか直りませんよね?』より
この本を読んでみたい人は次のリンクをクリックすると紹介サイトへアクセスできます。
『「家畜人ヤプー」紹介ページ』
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(renge015.gif)
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レンゲさんには定さんが感じた上の凄惨な場面にはエロチシズムが湧かないのかもしれない。でも、レンゲさんの中に住んでいる“黒いパンティーをはいたサディスト”は「家畜人ヤプー」を読んで共感していますからね。
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デンマンさんは、またこの写真を持ち出すのですかぁ~。
いけませんか?
あたしはこの写真が好きではありません。
でも、河内弁をまくし立てて僕をこき下ろす時のレンゲさんのイメージは、こういう姿をしているんですよ。
分かりましたわ。あたしがなんと言おうとデンマンさんは、何でもこうして作ってしまうんですから。。。それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?
定さんは、レンゲさんと同じように感受性が豊かで、知的で、素直で正直で、結構、人に好感を与えるような人柄なんですよ。しかも頑張り屋なんですね。
それで。。。?
だから、定さんがあのような事件を起こしていなかったら、幸せな結婚生活を続けていたかもしれないですよね。ところが、新聞記者が定さんの居所を突き止めてしまった。終戦後、定さんと夫が平和に暮らしているところに、その新聞記者が取材で訪れた。夫は妻が世間を騒がせた定さんであることを知り、それまで平和であった暮らしが崩壊してしまった。。。レンゲさん、僕が何を言おうとしているか?。。。分かりますか?
あたしには、デンマンさんがおっしゃろうとしていることがまだ良く分かりませんが。。。
レンゲさんも、定さんに劣らずすばらしい女性なんですよ。。。僕はマジですよ。定さん以上にすばらしい人だと僕は思っているんですよ。
デンマンさんは、あたしをそのように持ち上げていますけれど、また何か、あたしをガッカリさせるような事をおっしゃるのでしょう?
分かりますか?
分かりますわ。。。デンマンさんとも長いお付き合いになりますから。。。それで、今日はどのような事を言ってあたしをコケにするつもりですか?
僕はレンゲさんを馬鹿にするつもりはありませんよ。
分かりましたわ。とにかく、はっきりおっしゃってくださいな。
おとといも言ったけれど、レンゲさんと清水君のような20代のカップルにも、最近、セックスレスが多くなったと言うではないですか。でも、レンゲさんと清水君は毎日愛し合っている。だから、僕は、それだけでも充分だと思いますよ。それなのに、さらにファンディーをはいてパンツの中でつながったままドライブして荒川の堤へ夜桜見物に出かけたんですよ。
その通りです。でも、デンマンさんはおっしゃったじゃありませんか。“車の中から夜桜を眺め、それから花咲く桜の木の下でシコシコと愛し合うなんてなかなか風流だ。うらやましい限りだよ” こう、おっしゃったんですよ。
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(yozakura3.jpg)
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確かに、そう言いました。 実際、僕は今でも、うらやましいと思っていますよ。でもね、高速道路に出て80キロで走行中に愛し合うことは、どう考えたって無謀ですよ。危険です。遅かれ早かれ事故を起こしますよ。それで二人が昇天したら、号外にはならないけれど、笑い者になってしまいますよ。
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(fundiesy.gif)
“パンツの中でつながったまま、
カップルが80キロで走行中に
エッチに夢中になって
ガードレールに激突、
そのまま昇天!”
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こんな事になったら目も当てられませんよ!
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あたしと洋ちゃんは、そういうことにはなりませんてばああああ~~。
誰も、事故を起こしたくって事故を起こすのではないですよ。でも、事故を起こす可能性は充分にあるんですよ。問題は、レンゲさんは運のいい人だから、清水君はあの世に行ってしまうかも知れないけれど、レンゲさんは生き残る可能性があるんですよ。
そうでしょうか?
僕は、レンゲさんには生きて寿命を全(まっと)うして欲しいんですよ。でもね、命拾いした事で、新たな幸運がめぐって来てレンゲさんが結婚したとする。でも、その相手が、レンゲさんと清水君の事故の様子を知ったら、おそらく、定さんのように結婚生活が破綻しますよ。僕はその事を言いたかったんですよ。
デンマンさんは、そうやって、またあたしを馬鹿にするのですわ。
僕は自制心の事を言っているんですよ。レンゲさんを馬鹿にしているのではありません。ファンディーはいてドライブしている最中に愛し合う事だけはやめてくださいよね。
それって、絶対にあたしをコケにしていますわ。。。あたしは、またこの記事の中で可笑しな女にされていますってばああああああああ~~
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ここだけの話しですけれどね、
今日もダメだったですね。。。
格調高く終わらせようとしたのですけれど。。。
へへへへ。。。
でもね、レンゲさんの話の続きは、
ますます面白くなりますよ。
どうか期待して待っていてくださいね。
『愛はスミレの花のごとく』より
(2006年4月17日)
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あんさんは、どないなわけで こないな話を わたしに読ませはるのォ~?
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そやかてレンゲさんは めれちゃんの親友やんかァ~。。。 めれちゃんは誰よりもレンゲさんの影響を受けてるねん。
その証拠でもあるのォ~?
もちろんやァ~。。。 2006年に、めれちゃんは次のような愛の短歌を読んでいたのやでぇ~。。。
(すぐ下のページへ続く)