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アイ、アイ、ツーアイズ(PART 1)

2020-02-10 04:49:32 | 食べ物・料理・食材
 

アイ、アイ、ツーアイズ(PART 1)

 


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デンマンさん。。。 今日はどういうわけでアイ、アイ、ツーアイズというタイトルにしたのですか?



真由美ちゃんは、アイ、アイ、ツーアイズというタイトルから何か思い当たりませんか?

そうですわねぇ~。。。 目が2つということですかァ~?

実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

 



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英語といえば、勝新太郎さん本人から聞いた面白い逸話があります。

海外のレストランで目玉焼きを注文しようとした時、英語でなんて言うかがわからない。

 

それで自分の目玉を指して「アイ! アイ! ツーアイズ!」

めちゃくちゃです。

それでもきちんと目玉焼きが2つ出てきたそうです。

 

5人の仲間で外国の喫茶店に行った話も秀逸でした。

些細なことで喧嘩になり、頭にきた勝新が、いつもなら奢るところを割り勘だと言い出したらしい。

 

そこで自分でウェーターを呼んで、日本語で「ここはここ! ここはここ! ここはここ……」と支払いは別々だということを懸命にアピールした。

ウェーターは「OK」と言って奥へ引っ込んで、しばらくしたらココアが5つ出てきたそうです。(略)

 

『ライスカレー』でバンクーバーの寿司屋の板前役をやったガッツ石松も面白かった。

 


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あの役にもモデルがいて、当時、カナダには『前略おふくろ様』を見て板前になった人が結構いたんです。

あまりに面白いキャラクターだったので、この役はガッツしかいない、とすぐにイメージしました。

 

実際、世話好きで賭博好きという役柄はガッツにぴったりでした。

彼は、僕がバンクーバーまで迎えに行くと、「バンクーバーってのは先生、ハンバーガーが生まれたところですか?」と真面目に聞いてきたんです。

この男にして良かったとあらためて思いました。

 



 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




147-148ページ 『テレビの国から』
著者: 倉本聰
2019年8月1日 第1刷発行
発行所: 株式会社 産経新聞出版


 



あらっ。。。 「アイ! アイ! ツーアイズ!」というのは目玉焼きのことですか。。。 私も英語では苦労しましたけれど、目玉焼きぐらいの英語は知っていましたわァ~。。。



英語を意識して勉強している人なら、常識として知っているでしょうね。。。 ところで、真由美ちゃんは調理師の免許も持ってるし、コミュニティ・カレッジでパン職人・ベーグル職人の勉強・実習をしたから「卵焼きの種類 (Types of fried eggs)」は知ってますよねぇ~。。。

はい、一応勉強しました。。。 カナダやアメリカで卵を料理すると言ってもいろいろあるのですわァ~。。。

 



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1. ハードボイルド (Hard Boiled)

 

完全に火が通った固茹で卵です。

卵を注意深く落とし、10〜12分間放置するとできあがり。

簡単に皮をむくには、沸騰後すぐに卵を氷水に入れ、軽くたたいてカウンターの上で転がします。

殻をほぐすのを助けるために沸騰したお湯に小さじ1杯の重曹を加えることもあります。





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2. ソフトボイルド (Soft Boiled)

 

ゆでる時間の加減により、黄身に火が半分通った半熟卵です。

推奨される方法は「6分卵」です。

時々、半熟卵は小さな卵カップに立てて食べる人もいます。

スプーンで卵の上部を巧みにタップし、中をすくい出して食べます。

トーストには最高で、塩、コショウ、ホットソースを振りかけて食べます。





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3. ハードスクランブル (Hard Scrambled)

 

スクランブルとは、技術的には、白と卵黄が壊れて混合されることを意味します。

固いスクランブルエッグは火を十分に通して作ります。

ほとんどのレストランでのスクランブルエッグは、この固いスクランブルエッグです。





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4. ソフトスクランブル (Soft Scrambled)

 

時々「ぬれた(wet)」と呼ばれる柔らかいスクランブルエッグです。

スクランブルエッグとソフトスクランブルエッグの違いは、当然のことながら調理時間です。

柔らかいスクランブルエッグが必要な場合は、その場から離れずに、注意して調理する必要があります。





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5. パーフェクトスクランブルエッグ

   (Perfect Scrambled Eggs)


 

超クリーミーで柔らかいスクランブルエッグのことです。

卵を中強火で鍋に落とし、各卵に薄いバターを加えます。

その後、ヘラでかき混ぜ始めます。

卵黄を砕き、バターと白と混ぜます。

そして、攪拌し続けます。

フライパンが熱くなりすぎた場合は、軽く火から離します。

そして、攪拌し続けます。

卵が一緒に来るまで、約4〜5分間これを行います。

火を消す直前に、少量のミルク、サワークリーム、またはクリームフレッシュを加えます。

それをかき混ぜてから、トーストに卵をとり、ハーブ(ニラ、ディル、ネギ)または塩とコショウを振りかけます。

その結果、今まで味わった中で最もクリーミーで柔らかい卵ができあがります。





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6. オムレツとフリッタータ

   (Omelets & Frittatas)


 

オムレツまたはフリッタータは、スクランブルエッグを作る要領で、安定してトッピングができるようになるまで調理します。

チーズ、肉、野菜などをトッピングします。

フリッタータは通常、オープンフェイスで、折り畳みません。

一方、オムレツはトッピングの上に半分に折り畳みます。





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7. サニーサイドアップ (Sunny Side Up)

 

サニーサイドアップとは、卵黄が明るい朝の太陽のように見えることから名づけられました。

油を塗ったフライパンに卵を直接割る。

次に、端が茶色になるまで揚げます。





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8. オーバーイージー (Over Easy)

 

端が茶色になったら卵をひっくり返します。

卵黄の上にフィルムを作るのに十分な時間だけ調理します。

それで、できあがり。





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9. ミディアムオーバー (Over Medium)

 

ミディアムオーバーは中身が半熟になるように仕上げます。

そして端をわずかに茶色にしまう。





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10. オーバーハード (Over Hard)

 

オーバーイージーと同じように調理しますが、

中身に火が十分に通るようにします。





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11. ポーチドエッグ (Poached)

 

固まらせるために酢を入れた湯の中に卵の中身のみを落として加熱したもの。

ゆで卵に比べ、調理時間が圧倒的に短く、湯の量にもよるが、黄身が食べごろの半熟となるまで数十秒程度で済む。

マフィンの上に乗せて、エッグベネディクトにされることが多い。

また、トーストしたパンにのせたり、サラダやスープに入れたりもする。





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12. ベイクドまたはシャーリング

    (Baked or Shirred)


 

小型の耐熱皿にバターなどを塗り、鶏卵を割り入れてオーブンで焼き上げる。

この食器はフランス語でココット、英語ではシャーラーと呼ばれており、料理名の由来となっている。

主として朝食に提供され、アメリカのレストランでは、目玉焼きやスクランブルエッグなどと並ぶ卵料理の選択肢の一つです。

チーズやパン粉を乗せて焼いたり、ハーブや野菜類、ベーコンやソーセージを加えることもある。

またランチやディナーの一品として魚などを加えたり、ライスの上に載せたりといったアレンジもある。





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13. バステッド (Basted)

 

一般的には、液体または蒸気を使用して、卵白をひっくり返すことなく完全に調理します。

例えば、バターで卵を揚げている間、卵の上に余分なバターを繰り返しすくって注ぎます。

これにより、卵黄とトップホワイトを、強制的に裏返すことなく調理します。





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14. スペイン風目玉焼き

    (Spanish fried eggs)


 

スペイン風目玉焼きはフランスで人気があります。

オリーブオイルで高温で揚げ、卵の上に熱いオイルをスプーンでかけます。

飛び散る危険がありますから注意が必要です。

サクサクしたエッジ、クリーミーな白、そして水っぽい卵黄。

好みのフレーバーを楽しむために、さまざまなオリーブオイルを試してください。



 



あれっ。。。 一口に卵の料理と言っても、いろいろとあるのですねぇ~。。。



デンマンさんは、卵をいつもどうやって食べるのですか?

僕は毎朝、起きると ちょっぴり醤油を落として生卵を飲むのですよ。。。 それが習慣になってます。。。

 



 



あらっ。。。 カナダ人もアメリカ人も生卵を飲む人はまずいませんよねぇ~。。。



そうですよ。。。 僕もカナダ人で生卵を飲む人を知りません。。。 食中毒を起こすのではないか?。。。と心配するようです。。。 とにかく、生ものは、欧米人はあまり口に入れません。。。 ところで、真由美ちゃんはハンバーガーがどこで生まれたか知ってますよねぇ~。。。

もちろん知ってますわ。。。 ドイツのハンブルクで船乗りらに売られていた料理"Hamburger Rundstück (ハンブルクの丸いもの)"がアメリカに伝わり、マクドナルドがマックバーガーを販売するようになって世界中に広まったということですわ。。。

でも、ドイツのバーガーはどこから来たと思う?

あらっ。。。 ハンブルグのハンバーガーはオリジナルではないのですか?

あのねぇ~、そもそもハンバーガーの元祖は、モンゴル高原に住んでいたタタール人らしいですよ。。。 遠征の際、馬を食料とした遊牧民のタタール人が、筋張った肉を食べる時に、食べ易く工夫したのがバーガーの始まりだと言われているのですよ。。。 このタルタルステーキが民族大移動でドイツ地方に伝わったらしい。。。

 


(tartarstake.jpg)

 



このタルタルステーキを焼いてパンにはさんだのがハンブルグのハンバーガーの始まりですよ。。。



そこまでは知りませんでしたわ。。。 勉強になりました。。。



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 (すぐ下のページへ続く)










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