 
GWの頃の田植えにむかい田圃周りが忙しくなるのだが、水が十分でなければ苗代作りもままならない。主役のトラクターの出番もない。まして、機械にとってかわられた5尺何寸かの矮躯が田圃を駆け巡るわけにもいかん。スコップと鍬を持ち、畦根を整えるのが精いっぱい。畦を貫通する土竜の穴は田圃の水をなくしてしまうので、見つけ次第、土塊か石を押し込んでおく。こんな私でなく、AさんやYさんのような精農はちゃんと畦塗をされる。当地よりも山間部に入った村々の方々は畦塗に熱心なようだ。水の大切さがお分かりなのだろう。
さて、畦を回っていると数日前から鳥が煩い。騒いで畦にある卵から私の目をそらそうとする。時には田圃の中をヨボヨボと歩きだしたりする。当方も採って食べるものでもないし、踏みつけると可哀想だから、目印の棒きれを建ててある。毎年、畦に産卵していくのだが蛇の良い餌にでもなるのか巣立ちを見たことがない。今年は雛になれるかなぁ。一方、我が家にとどまろうとする燕のペア、ねぐらは軒先の出し桁の上に決めたようだ。こちらも産卵がまたれる。
| Trackback ( 0 )
|
|
|