  
今週火曜日くらいにでも中干しようくらいののんびりした休日 のはずだった。うちの田圃のとなり、篤農のYサンの田は既に中干が効きだして完全に乾いた部分ができている。T君は2日ほど前にかかったようで、樋掘りがあけてある。トイホリで亡父はトヨボリと言っていた、乾きにくい田圃の中干では必須の仕事。田が深くなりやすい土手下あるいは畦際に鍬でぐるっと溝をほることで、湿地に凹み部分をつくると乾きやすくなる のと同じかな。
例によって遅い午前に軽トラで田圃観察に行くと、このような中干の田があちこちに。こうなると、右へ倣え が鉄則の百姓根性が疼きだす。やるべし、トヨボリ開け(明けか明けか空けか?はシラン)。ただし、低い場所にある3反マチ1枚だけを空ければよい。あとの3枚田は水戸尻を開けて田の水を排水してやれば中干となる。田植え長靴で身ごしらえし、慣れない鍬を持ち、Mさんの高い田の畔下100m長辺と道路下の30m短辺を連続して開削する。単調に鍬で浚えるだけなら疲れも少ないが、草が蔓延った(特にアシカキと紀州スズメノヒエ)畦際作業ははかどらない。昨日も記したとおり、今秋は除草剤を散布するぞ。終わったのは12:30ころ~フゥ。上3枚の田の水戸を開けて排水を開始して昼飯に帰る。
午後、TVの前でごろついて居ると、ふと、山へ登りたくなった。昨日、愛車の車検持ち込みでM自動車さんへうかがうと、山肌が緑と青一杯になった入道が岳がすぐそばから招いてくれた所為かな。入道は無理でも、近場の明星あるいは鈴鹿峠からの高畑山なら、夕刻になってからでも行けるかな と、急に畑に枝豆とエンツァイとを撒いてアセアセする。が、(百姓とはよく言ったもので)あちこちにやるべきことが転がる。軒下に積み重ねてあるタマネギを揃えたり縛ったりしていたら、ズンと陽が傾いて山行きは飛んで行ってしまった。タマネギ作業を一緒した働き者の妻は先日採取した小梅を塩梅して漬ける作業を始める。南高梅などの大ぶりの梅も採取したのだが、少し早すぎるようで次の休日にでも採取し直そう。
と、のんびり書いておる横の台所で、妻は小梅との格闘を続けておる。
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