欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『コンクリートコアが真っ二つに割れても欠陥とは断定出来ない!』

2015年10月22日 08時59分09秒 | デザイナーズ住宅の欠陥





『コンクリートには、必ず境目が出来るもの!』




よく、何処かのブログで、ビルの基礎付近から採取したとされる『コンクリートコア』がぱっくり割れている写真をみます。

『これは、何処の建物でもあることなのです!』



コンクリートで基礎をつくったり、コンクリートで建物をつくる場合、どうしても、コンクリートに境目が出来ます!

『この境目を狙って、コンクリートコアのサンプリングをすれば、そのコアは、真っ二つに割れます!』



そして…

『これは、欠陥だ! …騒ぐのです!』



実は、境目が割れること、これは普通です!



『この前等は、木造二階建て住宅の、ベタ基礎工事において、あるインスペクターを名乗る問題建築士が、コンクリートコアのサンプリングをして、割れたと騒いでいました。』



実は、この問題建築士が、コンクリートコアのサンプリングをした場所は、ベタ基礎において、最初にコンクリートを流し、コンクリートが固まった後で、その上に造る布部分との境目だったのです!




そして…

このコンクリートコアを、ハンマーで叩くと、ぱっくり二つに割れました。



そこで…

この問題建築士は、得意そうに、『やっぱり、欠陥だ!』と言いました。



でも…

『これ、境目が割れるのは当たり前の事で、欠陥ではありません!』



世の中には…

わざと割れやすい境目の場所を狙う……

こんなインチキで満ちあふれています!』

 


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