欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『ツーバイフォー住宅は、日本の風土に合わず腐りやすい欠点!』

2015年10月13日 08時46分54秒 | デザイナーズ住宅の欠陥




『ツーバイフォー住宅は、気密性が高いが、それが、逆に欠点でもある。』



南極の昭和基地は、某有名住宅メーカーの『ツーバイフォー』で建築されました。

気密性抜群で、南極の様な厳しい気候には、最適な建物です。



南極の昭和基地は、当初、木造だった訳ですが、風雪の中でも、建物が腐る事は無かった

のです。



『材木が腐る条件は、次の3つが揃う事です!』

1.材木を腐らす『腐朽菌』が生育出来る温度環境であること。

2.『腐朽菌』は乾燥した場所を嫌うので、湿った場所。

3.『腐朽菌』は、酸素を必要とするので、酸素のある場所。



…もしも、この3つの条件の中で、一つでも欠けると、材木は腐りません。


『冷たい深海に沈んだ昔の木造船が腐らないのは、温度が低く、酸素も無いからです。』



…ここで、ツーバイフォー住宅が、腐りやすい話に戻ります。

『この住宅は、細めの角材をベニヤ板で固定させただけの構造で、柱が建物の荷重を支える従来工法とは異なり、壁全体で建物の荷重を支えます。』

『ですから、もし、建物を支える壁が腐ったら修理も容易ではないのです。』



建物は、壁体内結露と言う現象を、良く起こします!

『これは、壁の中に入り込んだ湿気が、壁の内部にたまり、壁内部がびしょびしょに濡れる現象です。』



…この様な現象を防ぐ為に、住宅メーカーでは、壁の中の通気を良くする工夫をしています。


…それでも、我々バスターズが、壁の内部を調査してみると、壁の内部が、黒カビで真っ黒になり、断熱材も湿っている事があります。

『この様な現象が、ツーバオフォー住宅では顕著に見られます!』



もし、共稼ぎで、昼間は家を閉めきりにし、換気も出来ない家は、ツーバイフォー住宅を建てるべきではありません。

『明らかに、ツーバイフォー住宅は、日本の風土には適しません。』


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