『建物の基礎杭があれば、本当に安心出来るのだろうか??』
今、大騒ぎしている、傾いた横浜のマンンションの事件を、
私は、少しさめた目で見ています!
『基礎が完璧なら、傾かなかったのでしょうか??』
…ここで、『ハマッコ』なら、誰でも知って居るある土木工事の話をしたいと思います。
『私もハマッコなので、傾いたマンション報道があった時に、すぐに、アノ話を思い出しました!』
…今、横浜には、外国客船が停泊できる『大桟橋』があります。
この大桟橋から眺める『横浜の街』は、最高に趣きがあります。
『メッチャ、ヨコハマ ヤン!』
と言った感じがします。
実は、この『大桟橋』は、何回か壊れているんです!
『その理由は、やはり、地盤が弱い事です!』
…横浜と言う土地は、そもそも、地盤が非常に軟弱な土地です!
港にある、有名な赤煉瓦倉庫も、二棟ある内の一棟等は、関東大震災で、三分の一が崩壊しました。元々、二棟の倉庫は同じ規模の建物だったのです。
『大桟橋』も、関東大震災で、完全に海中に没してしまったのです!
『大桟橋』は、外国の最新土木技術を取り入れ、横浜の傾いたマンションと、ほぼ同じ基礎杭が、海底の岩盤まで打たれていました。
『これは、当時は木の杭しかなかった時代に、鉄製の杭を導入した、世界トップレベルの土木工事でした。』
…そんな、『大桟橋』が、関東大震災で、あっけなく海中に没してしまったのです。
人類の科学技術は、日進月歩です!
しかし、大震災が起きたら、そんな、人類の過信など吹き飛んでしまいます。
私が、横浜の傾斜したマンションを見て、最初に思ったのが…
『あんな、大きなマンションを建てる方が狂っている!』
と言う事です。
鉄の杭が、今回のマンションの支持層よりも、もっと強固な、『岩盤』に達していても、『大桟橋』は海中に沈みました。
やっぱり、マンションは怖いです!
『こんな、コンクリートの重たい、”縦横長屋”は、買ってはいけません!』