『最近、アトリエ系設計事務所の建築家には仕事がない!』
ある、設計事務所の社長さんが、私にこう言いました…
「あのな、全然仕事がないんだ。」「昔は鉄骨のビルの設計もあったのに。」
「仕方ないから、つまらん耐震補強工事をして何とか会社をやってるよ。」
今、特におしゃれな家を設計する「建築家」に、全くと言って良いほど
仕事がないんです。
そんな「建築家」の所に、たまに仕事が舞い込むと、その「建築家」は、
「数少ないクライアント」から出来るだけ多くの金を取ろうと企むのです。
「設計料」なども、業界で決めた料金は無いのですが…
「え~、今は工事金額の15%と業界で決められていまして…」みたいに、
少しでも多くの金をクライアントから取ろうとする訳です。
それでも、クライアントが高すぎると文句を言うと…
「では、特別にディスカウント致しまして、工事金額の8%と言う事で
如何でしょうか?」
…だいたい、そんな調子です。
最初から安くできるのに、クライアントの顔色をうかがって、代金を決
めるのは、「商人」としてあまりにも「不誠実」です。
建築家、特に若手の「アトリエ系建築家」に仕事がないのは、世の「不況」
も一因ではありますが、皆さんから「嫌われている」事もあるんです。
実際に街の人に「若いアトリエ系建築家」の印象を聞いてみると…
「メガネをかけていて、神経質そう。」
「見た目が暗そう。」
「オタクっぽくて、気持ち悪い。」
「偉そうにしていて、腹がたつ。」
…等と、大変評判が悪いです。
でも、この評価は当たっていると思います。実際に「礼儀正しく陰険」
な建築家が多いと思います。
また、彼らは一種の「特権意識」みたいなものがあって、周囲を見下す
嫌な面を持っている場合さえあります。
…その事が原因だとまでは言いませんが…
IQの高い彼らは、実に巧妙に、建物の欠陥を隠す手段まで知っています。
「お前達は、バカだから、俺のやった手抜きは、絶対に分からないだろ
う。」みたいに、考えているのかもしれません。
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