不動産の価値がなくなり、不動産が売れない時代の真っただ中です。
ところが、散歩などしていると、近所の新築一戸建て住宅が売れている光景を目にします。
近所の、ずっと売れ残っていた新築一戸建てが、一気に、3軒も売れました。
コロナウィルスの感染拡大で、景気が悪いにもかかわらず、この現象はなに?と首を傾げるばかりです。
どうも、最近は、『借金』がしやすい状況であることが、要因のようです。
1、銀行から、住宅ローンとして借りる際、相変わらずの”低金利”で借りることができる
2、銀行が、融資を拡大している
3、銀行の審査が甘い → 万一の不良債権は保証協会や国へ投げることができるから、銀行は痛手を負わない。
まるでバブル期のように、銀行は「貸すこと」を美徳としているのです。
借り手(住宅の購入者)も、貸し手(銀行)も、気が狂ったのか、将来、返済ができなくなり、不良債権となって迷惑をかけても、「お構いなしよ」って感じです。
こんな危険なご時世の中で、住宅ローンを組むサラリーマン(労働者)は、今後も、自分はリストラやクビにならずに、永遠に安泰だと思っているようです。
何千万もする住宅のローンを、35年返済など、とてつもなく長い年月で借入をするなど、危なくて、怖いと思うのが通常の感覚です。
しかし、サラリーマン(労働者)は、この先も、難なく、返済できると思っているのです。
あるいは、返済できなくなったら、『破産』して逃げればいいと、安易に考えているのでしょう。
これでは、多くの借金のツケは、借金した本人ではなく、国へ回される、要するに「税金でまかなわれる事態」になっています。
過去、日本ではバブルがはじけた時も、国は、つぶれかけた金融機関に、莫大な税金を投入しましたね。
税を納める日本国民としては、その税金が、災害で家を失った人や、福祉や弱者のために、世の中の役に立つお金として使われるのであれば、とてもうれしいと思います。
大事な血税を、借金で首が回らなくなった人へ使ってもらいないなど、微塵も思っていません。
最も高額な買い物と言われる不動産(新築住宅)が売れている事態を見て、ますます、日本の先は、危ないと思いました。
今、日本は新しい総理大臣が誕生しましたが、またじゃぶじゃぶと、不公平に税金をばらまくのでしょうか。
もう不動産は資産ではありません。
高いお金を出して、わざわざ不動産を買うなんて、あほです。
不動産なんかより、現金や金(ゴールド)を持っている人が強いでしょうね。