不動産と建築の世界では、ずっと、『南向き』の家が良く、価格も高かったです。
今も、不動産のサイトを見ると、南向きの物件は、強調して、いかにも優良物件ぶいて、売ってます。
一方、陽当りの悪い『北向き』は、湿気たりするので、評価が低かったのです。
ところが、2023年の夏は、北海道から九州まで、日本中40度に迫る高温となりました。
もうここまで気温が高いと、体がしんどいです。
スマホやパソコン、テレビなど機械類も、高温でやられてしまいます。
木造の家も、屋根や壁が熱くなり、部屋の温度が高温になります。
特に、2階の部屋は、暑くてたまりません。
コンクリート造りの建物も熱がたまり、クーラーが効きにくい状況になります。
夏、どっか涼しいところへいきたいなぁ。
東京や大阪など都市部は、アスファルトとビルのコンクリートの熱が蓄積され、夜になっても、気温が落ちません。
最低気温が高いと、人間の体に堪えます。よく眠れなくなります。
エアコンをつけたまま寝ることになり、翌朝、体がだるかったりします。
これから先も日本の夏は、まだまだ、暑さは進化していくでしょう。
今年は、気温35度が当たり前になりました。
来年以降、40度でも驚かなくなるでしょう。
東京にいた知人などが、涼しい他府県、または海外への移住を検討し始めています。
東京は、最低気温が高い‼
朝晩は涼しくならず、気温、30度近くあります。
24時間クーラーをつけたままでないと、暑くてたまらん状態です。
窓が大きくて、数も多い窓だらけタワマンなんて、夏は灼熱地獄です。
こんな温室みたいな暑い家に、よく頑張って住みますね。感心。
『耐震性』『夏の暑さ』『冬の寒さ』を考慮すると、本当は窓はない方が良いんですね。
窓は、明かり取りと、景色見るだけのものです。
ただ、建築基準法に、窓を設置しろとあるので、窓がつけてあるのです。
この先、光熱費が安くなりことはないので、東京にいると、お金がどんどん無くなって、このままだと老後、貧乏に陥ってしまうと、東京脱出を目論んでいる知人がいます。
確かに、涼しい場所へ移住したいほど、日本は住みにくくなりました。
最後の一縷の望みをかけて、暑い日本の夏を乗り越えるための、東西南北の評価をしてみたいと思います。
私の経験からの独自の評価です。
1.『南向きの家』
長所・陽当りが良く、明るい
・冬、少しだけ暖かい(冬の陽射しは弱いので、ちょっとだけ暖かいだけ)
短所・家具や部屋の壁などが、陽で日焼けする
・夏、陽当り良すぎて、暑すぎる
2.『西向きの家』
長所・美しい夕陽が見れる
・冬、日暮れが遅い(部屋が暗くなるのが遅い)
短所・夏、夕方に強烈な陽射し暑い
3.『東向きの家』
長所・毎日、日の出が拝める
短所・夏は朝から暑い(午前中から、クーラーガンガン)
・朝日で、家具や壁が日焼けする
4.『北向き家』
長所・夏、涼しい
短所・暗い
・湿気が多い
・冬、冷える
鎌倉時代末に、吉田兼好という歌人がいました。“徒然草”が有名です。
吉田兼好が言いました。
「家は、暑い夏を意識して、夏仕様で建てるべき」
「冬は寒くても、火を焚けば、何とかしのげるが、夏の暑さは、どうにもならん」
ということです。
その通り。
夏対策としての家ならば、『北向き』が良いのです。
新築一戸建て、タワマン、マンションなどで、南向きや東向きが重宝されますが、夏、暑くて最悪です。
電力会社の従業員を食わすために、高いエアコン代払うようなものです。
バカ高い電気代を払うのは、損です。
夏、少しでも涼しい家に住もう!
そして真っ逆さまに堕ちていく日本経済に備え、各自、少しでもお金を貯めておこう!