読む日々

テーマばらばらの読書日記

ツナグ

2017-02-05 | 映画・ドラマ
映画「ツナグ」

辻村深月原作。松坂桃李主演。

しょうこおねえさんが原作を好きだと言っていたので前に買って読んでみたら、本当に素敵なお話で涙が止まらなかった。

死者と生者を繋ぐ役割を担ってきた一族。高校生の歩美は、祖母よりその力を引き継ぐことになり目下修行の身。

死者とコンタクトを取るのは祖母で、当日の仕切り等を任されている。

息子に、病気を本人に伝えなかったことを責められ、本人喪気にしていて亡き母に会う遠藤憲一。母役の八千草薫と共に自然な演技〜。

親友に演劇の主役を奪われ小さな殺意を抱く橋本愛。その親友が本当に亡くなってしまい、ツナグを頼んだら来たのが同級生の歩美でビックリ。歩美を好きだった親友は、自分の話していたことを自分の事のように橋本愛が歩美につたえていたことをしり、軽い仕返しを仕掛ける。

後悔先に立たずだけど若い頃はありがちな感情かな。

東京に出てきた日に転倒し、助けてくれた佐藤隆太と同棲、婚約したまま行方不明になる桐谷美玲。
実は偽名を使っていて、家出してきた実家に謝りに行く途中フェリー事故で亡くなっていた。これは本当に切ないストーリー。


そして最後に明かされる松坂桃李演じる歩美の両親の死の真相。や、真相じゃないか、歩美の想像か。けど真相だと思う。

泣き所満載、そして本当にツナグがいたら誰に会いたいか考えさせられる映画でした。