読む日々

テーマばらばらの読書日記

ラストラン

2018-01-05 | 絵本
角野栄子「ラストラン」



バイク乗りの74歳が、5年ぶりにバイクに跨り、5歳で死に別れたバイク母親の実家を探しに岡山へ。

そこには何と、12歳時の、母、ふみ子の幽霊が!

母の幽霊に翻弄されつつ、共に過ごすうちに、母への喪失感を埋めていく主人公。

最後、ふーちゃんは娘を思い出すんだけど、当然目の前にいる長女と共に、赤ん坊だった次女も思い出す、その部分が、あぁ、母親だな、となぜか涙。

どんなに若くして亡くなった人も、そんな未来なんか知らない無邪気にいきていた時があるんだよね。

新年初投稿でしたね。明けましておめでとうございます。本年も訪問よろしくお願い致します。