読む日々

テーマばらばらの読書日記

金正日は日本人だった

2018-05-16 | 
佐藤守「金正日は日本人だった」



いろいろな調査を踏まえての推測。
なかなか衝撃的だった。

北朝鮮は大日本帝国の残置国家だと。
金日成というのは、英雄の総称で、各時代に、少なくとも4人いたと。
最後の金日成の長男とされている金正日だが、実は金策という、金日成のブレーン?の息子ではないかと。
そして、金策は、日本人で残置牒者である。畑中理という人らしい。
金策の目的は、朝鮮半島統一、そしてそこを赤化させないためだったと。

さまざまな文献をあたり、事実と繋げて色々推測してある。
日本人拉致を金正日が認めたのは、日本に助けを求めるためだったのでは?と。

拉致の黒幕はアメリカだ、とまで。

小説みたいなややこしさ、かつ、小説と違ってゴールもないし、筆者は推測でしか書けないので読んでて少しストレスを感じた。

荒唐無稽なようでいて、金正日が意外に日本好きなのは事実のようで、うーん、どうなんでしょ。

ただ、若い頃の金日成の顔と金正日、金正恩、確かに全く似てないかもなぁ。

いつか真実がわかる日が来るのか?

アメリカ黒幕説ってところは少し信じられるかも。

満足度は番外。

啼かない鳥は空に溺れる

2018-05-11 | 小説・現代
唯川恵「啼かない鳥は空に溺れる」




2組の母と娘の物語。

千遥。地方で育った。父は不動産会社を経営。幼い頃から母の言葉の虐待に遭って育った。実際中々のキャラクター。

亜沙子。中学生で父を亡くし東京で母と2人寄り添って生きてきた。

どちらも、結婚話をきっかけに母との異常な関係が変化して行く。

千遥の婚約者の功太郎と亜沙子が知り合い、千遥は偶然亜沙子の母のブログを読んでいて微妙にシンクロしてる。

どっちの娘も心理的に母に縛り付けられている。

千遥なんて物理的に離れて東京で暮らしているのに。常に母の眼を意識して生きている。

辛いだろうなぁ。

ウチの母も縛り付け気味の母だけどσ^_^;
私は早くに家を出て、なるたけ影響受けずに来た。独身の頃の一人暮らしは経済的に厳しかったけど、こういうの読むと、自立してよかったんだなぁと思う。

親子な別な人間なので、成長したら一旦は独立した方がいいよね。
その後結婚してどちらかの親と同居するのはアリだと思うけど、とにかく一度は出た方がいい、と言うのが私の持論。

満足度80


事件事故

2018-05-08 | 雑感
新潟市内の小学生2人のニュース。
1人は残酷な目に遭ってしまった。
信じられない目に。

こんな身近な場所で低学年の女の子が殺されて線路に遺棄されるだなんて。

猟奇的な犯行をする人物が今も市内にいる、と思うと恐ろしい。

どうか市内の小学生は皆んな、犯人捕まるまで、ううん、本当はずっと毎日、大人が付き添った集団登下校または保護者の送迎で通ってほしい。
集団下校、うちもそうだったけど地域の中で一番遠い子は最後1人になってしまう。各方面にボランティアか教師が付き添って最後の子がお家に入るまで見届けて欲しい。

もし、地域でそんな募集があったら、応募したい。各地域でそんな大人が20名いたら、一ヶ月に一度くらいで役に立てる。


そして、お父さんと五頭で行方不明になってる男の子、どうか無事でいてくれますように。

子供や若者の悲しいニュースは本当に聞きたくない。大人も勿論いやだけど。けど、やはり若ければ若いほどいたましい・・・。

波のそこにも

2018-05-04 | 絵本
「波のそこにも」末吉暁子作 佐竹美保絵




水の底の国。賄い役の少女が、ある日地上から落ちて来た子供を拾う。それはなんと安徳帝!!

水の底の大王のひいひいひ孫の姫、少女の仲良しの異形の男性、安徳帝と共に草薙の剣を探しに旅に出る。

そこにはまた、龍王の秘密も隠されていて。

物凄く面白い冒険譚!
舞台やドラマにもいい気がする。主人公の少女は、歌が上手いので、ミュージカルもいいかもー。